現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツにおける4スタンス理論について解説します。
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4スタンス理論って何?
ダーツでの4スタンス理論を使い方は?
4スタンス理論は胡散臭くない?
これらの疑問に答えます。
テレビでも取り上げられることが増えた「4スタンス理論」。
ダーツをやっていると名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
4スタンス理論は正しく理解することで、ダーツの上達を大きく助ける武器になります。
ダーツのセンスがない人も、センスがある人と同じ土俵に立てることが大きな魅力だと感じています。
本記事では、ダーツにおける4スタンス理論を徹底的に解説しました。
タイプ別のオススメの投げ方や、4スタンス理論の根幹の知識が学べるよう書いています。
![真なよダーツ。管理人「なよ」](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon.jpg)
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詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
![レッシュ4スタンス理論のコーチ級トレーナーの認定書](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/07/4stance-coach.jpg)
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筆者は、4スタンス理論の本流である「廣戸道場」で4スタンス理論を学びました。
4スタンス理論の公認ライセンスを取得しており、現在も定期的に廣戸道場へ通って勉強を続けています。
ちなみに、コーチ級トレーナーは、講習を受けて試験に合格しなければ取得することができません。
そのため、4スタンス理論を少しかじった人よりも信頼できる情報がお届けできると自負しています。
ぜひ、この記事を通して、4スタンス理論の正しい知識を身につけてくださいね。
4スタンス理論とは?
![ダーツにおける4スタンス理論の概要を解説](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-base.jpg)
![ダーツにおける4スタンス理論の概要を解説](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-base.jpg)
4スタンス理論は、身体理論家かつ施術家である「廣戸 聡一(ひろと そういち)」氏が考案した体の使い方の理論です。
簡単に言うと、体の動作は人それぞれ違い、4パターンに分けることができると言う理論です。
このパターンは骨格由来の先天的なものであり、努力や練習によって変えることはできません。
人はそれぞれ理想の動作が違うと言う画期的な考え方として世の中に広がりました。
ダーツと4スタンス理論
4スタンス理論はさまざまなスポーツで応用されています。
野球やゴルフ、ウエイトトレーニング、バレー、サッカー…数えきれないほどのスポーツをカバーしています。
ダーツも、4スタンス理論が活躍しているスポーツの一つです。
日本のダーツは、シンプルな競技だからこそ、長らく理論が確立してきませんでした。
そんな中で4スタンス理論は、昨今のダーツスローの基礎的な考え方を作ったと言っても過言ではありません。
実際に、現在ダーツを教えているダーツ教室は4スタンス理論を元に教えているケースが非常に多いです。
ダーツで4スタンス理論を学ぶメリット
ダーツで4スタンス理論を学ぶメリットは、自分にとっての「80点のスロー」を早く見つけることができる点です。
「ダーツの投げ方に正解はない!」とよく言われますが、これは半分正解で半分不正解です。
確かに、万人に対して正解のスローはありませんが、各人の正解のスローはあるからです。
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ダーツの練習は100点のスローに近づけることが大きな目標です!
4スタンス理論を使えば、80点のスローを誰でも素早く完成させることができます。
今までは、経験と勘を頼りに、手探りで練習していたので、時間と労力がかかっていました。
しかし、80点まで一気に底上げできる点が4スタンス理論のメリットです。
ダーツのセンスがある人とない人の違い
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自分よりも練習していない人の方がダーツが上手い…
最近始めたばかりの人に負けた…
ダーツをやっていると、このようなことがありませんか?
夢のない一言で終わらせてしまうと「センス」です。
ダーツは直感的でシンプルな競技なので、センスが入り込む余地が高いと感じています。
センスがある人は80点スローを見つけるのが早い
ダーツセンスがある人は、自分にとっての80点スローを見つけるのが早いです。
そもそもダーツを初めて投げた時点でスローの完成度が高いんですよね。
そして、たった数ヶ月足らずでで80点のスローを見つけます。
あとは20点を詰めていく作業だけなので、上達がものすごく早いのです。
センスがない人は80点スローを見つけるのが遅い
センスがない人は、自分の正解を見つけるのに時間がかかります。
そもそも、スタートの時点でスローの完成度が低く20点程度。
そこから一生懸命に練習をして、1年かけてやっと60点という人もザラにいます。
しかも、センスがない人は、自分のスローに自信がありません。
そのため、せっかく自分に合ったスローを見つけても、投げ方をガラッと変えて最初に逆戻りなんてこともあります。
4スタンス理論を学べば80点スローが手に入る
4スタンス理論は、各々にとっての正しい体の使い方を見極める理論です。
そのため、自分にとっての80点スローを早く見つけることができます。
これは、凡人がセンスのある人に追いつける数少ない方法と言えるでしょう。
4スタンス理論のタイプを解説
![4スタンス理論の足の裏イメージ図解](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-image.jpg)
![4スタンス理論の足の裏イメージ図解](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-image.jpg)
4スタンス理論には、以下の4つのタイプがあります。
- A1タイプ
- A2タイプ
- B1タイプ
- B2タイプ
それぞれの特徴をざっくりと紹介します。
また、それぞれのタイプをダーツスローに応用した場合のヒントも記載しています。
- 絶対にこれが正しいスローと言うわけではありません
- 4スタンス理論に基づいて、タイプごとに行いやすい動作をまとめています
- 自分のスローと違っても無理に修正する必要はありません
A1タイプ
![4スタンス理論のA1タイプの特徴](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/a1-type.jpg)
![4スタンス理論のA1タイプの特徴](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/a1-type.jpg)
A1タイプ | |
---|---|
軸 | みぞおち(内)、膝(内)、土踏まず |
可動部位 | 首付け根、肩、股関節、手首 |
キーワード | 前足軸、曲線的な体幹回転、上昇、人差し指、閉じ、胸側、クロス |
A1タイプはしなやかな動作が特徴です。
動作に一連の流れをもち、伸び上がるような動作が得意です。
A1タイプをダーツに活かす
![4スタンス理論A1タイプ代表選手の柴田豊和](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/s1-shibata.jpg)
![4スタンス理論A1タイプ代表選手の柴田豊和](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/s1-shibata.jpg)
A1タイプのダーツ | |
---|---|
スタンス | スタンダードスタンス(後ろ足を後方に) |
グリップ | 指先グリップ(手首は寝かせ気味) |
狙い方 | ターゲットへ放物線で狙うイメージ |
テイクバック | 浅め・ダーツを顔に引くイメージ |
リリース | 腕を振って投げるスイングのイメージ |
フォロースルー | 手の甲が天井を向く |
A1タイプのダーツスローの特徴を表にまとめました。
日本で考えられるダーツの王道の動作がしやすいタイプですが、若干の癖があります。
癖があることを知ってダーツのフォームを考える必要があります。
- 柴田豊和
- 野毛駿平
- 赤松大輔
A2タイプ
![4スタンス理論のA2タイプの特徴](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/a2-type.jpg)
![4スタンス理論のA2タイプの特徴](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/a2-type.jpg)
A2タイプ | |
---|---|
軸 | みぞおち(外)、膝(外)、土踏まず |
可動部位 | 首付け根、肩、股関節、手首 |
キーワード | 前足軸、曲線的な体幹回転、上昇、薬指、開き、背中側、パラレル |
A2タイプもしなやかな動作が特徴です。
瞬発的な素早い動きをすることも得意なタイプです。
A2タイプをダーツに活かす
![4スタンス理論のA2タイプ代表選手の村松治樹選手](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/A2-muramatu.jpg)
![4スタンス理論のA2タイプ代表選手の村松治樹選手](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/A2-muramatu.jpg)
A2タイプのダーツ | |
---|---|
スタンス | クローズドスタンス(両足平行) |
グリップ | 指先グリップ(手首は立て気味) |
狙い方 | ターゲットへ放物線で狙うイメージ |
テイクバック | 深め・ダーツを顔に引くイメージ |
リリース | 腕を振って投げるスイングのイメージ |
フォロースルー | 手の甲が右斜め天井を向く |
A2タイプのダーツスローの特徴を表にまとめました。
日本で考えられている王道のダーツ動作と相性ぴったりのタイプといえます。
実際にA2タイプの選手は昔から日本で活躍していました。
実際に、「綺麗なスロー」をしている選手が多いですね。
- 村松治樹
- 小野恵太
- 藤原徹也
B1タイプ
![4スタンス理論のB1タイプの特徴](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/b1-type.jpg)
![4スタンス理論のB1タイプの特徴](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/b1-type.jpg)
B1タイプ | |
---|---|
軸 | 首の付け根(外)、股関節(外)、土踏まず |
可動部位 | みぞおち、肘、膝 |
キーワード | 後足軸、直線的な体幹回転、下降、人差し指、閉じ、背中側、パラレル |
B1タイプは豪快な動作が特徴です。
力強さと素早さを兼ね備えたタイプで、大きな力を瞬発的に出すことができます。
B1タイプをダーツに活かす
![4スタンス理論のB1タイプ代表選手のフィルテイラー](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/b1-phil.jpg)
![4スタンス理論のB1タイプ代表選手のフィルテイラー](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/b1-phil.jpg)
B1タイプのダーツ | |
---|---|
スタンス | スタンダードスタンス(両足平行) |
グリップ | 深めグリップ(手首は立て気味) |
狙い方 | ターゲットから直線的に狙うイメージ |
テイクバック | 深め・手首を肩に近づけるイメージ |
リリース | ダーツを押し出して投げるプッシュのイメージ |
フォロースルー | 手の甲が左斜め天井を向く |
B1タイプのダーツスローの特徴を表にまとめました。
力に翻弄されずに、しっかりとフォロースルーまで意識を持つことでダーツが安定します。
腕の動きの特性から、ものを投げるイメージと近い動作をしやすい特徴があります。
ダーツを感覚的に投げやすいタイプとも言えるでしょう。
また、B1タイプは後ろ重心タイプです。
スタンスを作る前に、後ろ足に重心を載せてから前足に重心を移動させた方が投げやすい特徴があります。
- フィルテイラー
- 知野真澄
- 坂口優希恵
B2タイプ
![4スタンス理論のB2タイプの特徴](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/b2-type.jpg)
![4スタンス理論のB2タイプの特徴](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/b2-type.jpg)
B2タイプ | |
---|---|
軸 | 首の付け根(内)、股関節(内)、土踏まず |
可動部位 | みぞおち、肘、膝 |
キーワード | 後足軸、直線的な体幹回転、下降、薬指、開き、胸側、クロス |
B2タイプは豪快な動作が特徴です。
力をためて放出する動作が得意です。
力をためる分、力まないことが他のタイプよりも重要になります。
B2タイプをダーツに活かす
![4スタンス理論のB2タイプの大城正樹選手](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/b2-oshiro.jpg)
![4スタンス理論のB2タイプの大城正樹選手](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/b2-oshiro.jpg)
B2タイプのダーツ | |
---|---|
スタンス | クローズドスタンス(後ろ足を後方に) |
グリップ | 深めグリップ(手首は寝かせ気味) |
狙い方 | ターゲットから直線的に狙うイメージ |
テイクバック | 浅め・手首を肩に近づけるイメージ |
リリース | ダーツを押し出して投げるプッシュのイメージ |
フォロースルー | 手の甲が天井と垂直を向く |
B1タイプのダーツスローの特徴を表にまとめました。
日本で考えられる理想のダーツスローが最も苦手なタイプです。
実際に、10年くらい前にはB2タイプで活躍している選手は多くありませんでした。
しかし、現在では、自分の癖や個性を理解したB2タイプのプロプレーヤーが多く活躍しています。
また、B2タイプは、後ろ重心タイプです。
スタンスを作る前に後ろ足に重心を載せてから前足に重心を移動させた方が投げやすい特徴があります。
- 大城正樹
- 大和久明彦
- 金子憲太
4スタンス理論のタイプチェック方法
![4スタンス理論のタイプチェック方法を解説](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-diagnosis.jpg)
![4スタンス理論のタイプチェック方法を解説](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-diagnosis.jpg)
4スタンス理論のセルフチェック方法は検索をすれば、色々と出てきます。
4スタンス理論の公認の方法から、素人が考えた方法まで玉石混合の状態です。
また、後述しますが、4スタンス理論のセルフチェックは難易度が高く、おすすめはできません。
ヘタをすると、自分と異なったタイプと診断して、4スタンス理論が猛毒になる可能性があるからです。
そのため、あくまでもセルフチェックは「自分は〇〇タイプかもしれないな」程度にとどめておいてください。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
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廣戸道場でタイプチェック方法を学びましたが、正直かなり難しいです。
素人が真似して正しい結果を導くのは難しいのが現実です…。
この章では、セルフタイプチェックの中でも、精度が高めのチェック方法を紹介します。
Youtubeの公式チャンネルのチェック方法
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/channels4_banner.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/channels4_banner.jpg)
4スタンス理論を管理している「レッシュプロジェクト」には、Youtubeの公式チャンネルがあります。
創設者の監修が入っているので、精度は高めです。
音声をしっかりと聞いて、言われた通りに実践すれば、高い精度でセルフチェックを行えるでしょう。
Aタイプ・Bタイプのチェック方法
1タイプ・2タイプのチェック方法
クロスタイプ・パラレルタイプのチェック方法
書籍のチェック方法
4スタンス理論の書籍を読むのもオススメです。
廣戸氏が執筆した書籍であれば、セルフチェック方法は大抵の本に記載されています。
その中でも「はじめての4スタンス理論」がオススメ。
この書籍では、丁寧にセルフタイプチェック方法がまとめられています。
また、後ほど解説する4スタンス理論よりも大切な「5ポイント理論」も手厚く解説されていますよ。
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4スタンス理論の基礎固めに最適の本です!
「5ポイント理論」4スタンス理論よりも大切!
![4スタンス理論よりも大切な5ポイント理論の解説](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/5point.jpg)
![4スタンス理論よりも大切な5ポイント理論の解説](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/5point.jpg)
ここまで、4スタンス理論について解説してきました。
しかし、ぶっちゃけるとダーツで4スタンス理論は二の次で良いです。
実際には4スタンス理論の前に「5ポイント理論」と言う基礎理論があります。
この基礎理論を知らないと、4スタンス理論は全く意味がありません。
残念ながら4スタンス理論が有名になりすぎて、5ポイント理論が疎かになっているのが現状です。
僕も廣戸道場で学ぶまでは、5ポイント理論の大切さを全く理解できていませんでした。
この章では、5ポイント理論について解説します。
5ポイント理論の概要
![5ポイント理論の5つのポイントを解説](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/5point-point.jpg)
![5ポイント理論の5つのポイントを解説](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/5point-point.jpg)
5ポイント理論とは、体を安定させるための軸となる関節(ポイント)が5つ存在するという考え方です。
5つのポイントとは、以下の通りです。
- 首
- みぞおち
- 股関節
- 膝
- 足裏
人間は、この5つのポイントを動かしながら動作の軸を作り動いています。
そして、人によって、固定するポイントと動かすポイントが異なります。
この違いこそが4スタンス理論の根幹になっているのです。
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5ポイント理論があってこその、4スタンス理論です。
5ポイント理論は随意・4スタンス理論は不随意
5ポイント理論 | 4スタンス理論 |
---|---|
・随意の動作 ・意識すべき動作 | ・全体定理・不随意の動作 ・意識しなくて良い動作 | ・個体定理
5ポイント理論と4スタンス理論の違いを上記の表でまとめました。
簡単に言えば、5ポイント理論の動作は「意識すべき土台」です。
土台がしっかりしていれば、4スタンス理論の動作は無意識でできると言うことです。
これが4スタンス理論の根幹の考え方なのです。
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実は、4スタンス理論の動作は意識をして行うべきではありません!
だからこそ、4スタンス理論の活用は意外と難しい。
正しく投げていれば、勝手に先ほど紹介したタイプごとの動作になっているので、意識する必要はないのです。
5ポイント理論の正しい姿勢で投げれば、勝手に自分に適したスローになるとだけ覚えてください。
5ポイント理論の正しい立位姿勢が重要
5ポイント理論の最も大切なポイントは「正しい立位姿勢」と「軸」です。
正しく立てば、動作に「軸」が生まれて、勝手に自分に適したスローになります。
この正しい立位姿勢は4スタンスのタイプチェックでも非常に重要です。
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セルフタイプチェックの精度が下がるのは、正しい立位姿勢が疎かになっていることも大きいです。
正しい立位姿勢のポイント
5ポイント理論の正しい立位姿勢のポイントを解説します。
ダーツを投げる前に正しい立位姿勢を作るだけで、格段にダーツが投げやすくなるはずです。
ぜひ、体のリセットだと思って実践してみてくださいね。
正しい立位姿勢のポイントは以下の3点です。
- 土踏まずで地面を踏み締める
- 骨盤を垂直に立てる
- 肩甲骨を垂直に立てる
それぞれ解説します。
土踏まずで地面を踏み締める
5ポイント理論では、足の「土踏まず」が最重要ポイントです。
人間は土踏まずのおかげで安定して立つことができるからです。
指2本分(2〜3cmほど)足の親指と親指の間を開けて、土踏まずを意識しながらしっかりと地面を踏みしめましょう。
骨盤を垂直に立てる
腰の骨である、骨盤を垂直に立てるイメージを持ちましょう。
土踏まずの上に、骨盤、頭が一直線になっていることが重要です。
肩甲骨を垂直に立てる
肩の骨である肩甲骨も垂直に立てるイメージを持ちます。
肩甲骨を垂直に立てれば、胸が自然と真正面を向きます。
無理に姿勢を良くすると考える必要はありません。
自然に立つことを意識してみてくださいね。
以上が、5ポイント理論を用いた、正しい立位姿勢です。
日常生活で取り入れたり、ダーツを投げる前のルーティンとして覚えておくと良いでしょう。
4スタンス理論のよくある質問
![ダーツにおける4スタンス理論のよくある質問に回答](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-question.jpg)
![ダーツにおける4スタンス理論のよくある質問に回答](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-question.jpg)
- 4スタンス理論は胡散臭くないの?
-
人間の骨格は4種類に分類できることは、論文として出ています。
その骨格から動作を考えているので、根拠のある理論と言えます。
- 4スタンス理論は古いと聞いたけど…
-
4スタンス理論は、10年ほど前にダーツ業界で4スタンス理論は大流行しました。
そのため4スタンス理論は時代遅れと考える人もいます。
しかし、体の正しい使い方を学べる4スタンス理論は、今後も長く使える理論だと言えます。
- ダーツ初心者だけど4スタンス理論を学ぶべき?
-
ダーツ初心者にこそ4スタンス理論を活用してほしいです。
自分のタイプを知っていれば、素早く上達することができるでしょう。
ダーツフォームが固まっていない初心者の段階で、正しいフォームを見つけられる点は魅力的です。
- 中上級者は4スタンス理論を学ぶメリットがある?
-
中上級者は自然と自分の理想の動作でダーツを投げているかと思います。
4スタンス理論を学んでも、「もうやっているよ!」と思うことも多いでしょう。
しかし、そんな中上級者以上の人も4スタンス理論を知っておくことは非常に有効です。
自分のスローに理論が裏付けされれば、より自信を持ってダーツを投げることができますよ。
4スタンス理論を学びたい人へオススメの書籍
![4スタンス理論を学ぶのにオススメな書籍の紹介](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-book.jpg)
![4スタンス理論を学ぶのにオススメな書籍の紹介](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-book.jpg)
4スタンス理論をもっと詳しく学びたい人は書籍を読んでみるのもオススメです。
4スタンス理論は、基礎的な知識があってこそ、初めて役立ちます。
オススメの本は以下の3冊です。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
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実際に全ての本を熟読しています!
はじめての4スタンス理論
まずは「はじめての4スタンス理論」がオススメです。
4スタンス理論の根幹を学ぶことができます。
独学なら、この本1冊だけで十分かもしれません。
正しい姿勢づくりや、スローが楽になるコツが分かります。
4スタンス理論バイブル
4スタンス理論が体系的に学べる1冊。
さらに詳しく4スタンス理論を学びたい人にオススメです。
内容がやや難しいのと、基礎的な知識が言葉足らずになっているところもあります。
そのため、いきなりこの本を読むのはお勧めしません。
「はじめての4スタンス理論」を読んでからの本としてオススメです。
廣戸聡一ブレインノート
4スタンス理論から見た、廣戸氏が52種類のスポーツを解説しています。
ページは少ないですが、ダーツについての記載もあります。
単純に読み物として非常に面白い一冊。
ただ、基礎固めとしては微妙なので、本気で内容を活かすなら、前述の2冊を読んだ人向けです。
まとめ:ダーツと4スタンス理論
![ダーツと4スタンス理論の解説まとめ](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-summary.jpg)
![ダーツと4スタンス理論の解説まとめ](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/10/4stance-summary.jpg)
以上、今回はダーツにおける4スタンス理論を解説しました。
4スタンス理論を活用すれば、自分にとっての80点の投げ方を素早く作ることができます。
そして、ダーツ上達のスピードを圧倒的に早めることができるでしょう。
ダーツを本気で上達したい人や、上達に限界を感じている人は、学ぶ価値のある理論ですよ。
最後に今回の内容をまとめます。
- 4スタンス理論は人間の動作パターンを4つに分ける考え方
- ダーツ初心者にこそ4スタンス理論は効果的
- セルフ診断は難しいので、プロにお願いするのがオススメ
- 4スタンス理論よりも5ポイント理論が大切
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!
4スタンス理論はブログでは書ききれないほど奥が深いです。
この記事は、なるべく簡単に正確な情報を書きましたが、ブログや書籍で独学で学ぶだけは、限界があります。
僕も書籍やブログなどで徹底的に勉強しましたが、実際にプロのセミナーを受けて認識の甘さを痛感した過去があります。
当ブログでは、4スタンス理論を学んだ筆者が作った「Aフライト育成講座」を販売しています。
オンライン相談も付属しているので、4スタンス理論についてもお答えできます。
興味があれば、ぜひチェックしてみてください。