現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、トリニダードのバレル「バークレー」をレビューします。
バークレーは発売が2016年と、7年以上の歴史があるベストセラーバレルです。
僕も2018年に購入して、今でもよく使っています。
5年以上使ってきたからこそ分かる、詳しいレビューをお届けします。
バークレーは当ブログの「2024年おすすめダーツバレル」にノミネートされました。
その他の厳選バレルはこちらからチェックしてみてください。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
トリニダード「バークレー」のスペック
バレル名 | TRiNiDAD Xシリーズ BARKLEY(バークレー) |
---|---|
形状 | トルピード |
材質 | 90%タングステン |
重量 | 18.2g |
カット | リングカット オクタゴンカット 多面カット 縦カット |
重心 | 中心(センター) |
長さ | 32.0mm |
最大径 | 8.0mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | トリニダード |
販売価格(税込) | 8,800円 |
販売サイト | ダーツショップ「ダーツハイブ」 |
バークレーの名前の由来は謎です。
調べてみても、地名だったり、人物名だったり、かつてのタバコのブランドだったりでした。
バークレーが向いている人
重量:18.2g
バークレーのバレル単体重量は18.2gです。
最近のバレルとしては軽めです。
ただし、短いので18gとは思えないずっしりとした重みを感じます。
カット:複数のカット
バークレーのカットは、以下のカットの組み合わせです。
- リングカット
- オクタゴンカット
- 多面カット
- 縦カット
1番の特徴は、多面カットでしょう。
多面カットのおかげで、見た目からは想像できないフィット感があります。
カットについては後ほど詳しく解説します。
重心:中心
バークレーの重心位置は、中心(センター)です。
中央のカットが施されていない部分が、重心になります。
長さ:32.0mm
バークレーと言ったら、32mmという圧倒的な短さ!
最近のバレルは40〜50mm程度が一般的な長さになりつつあります。
比較すると圧倒的に短いですね。
この短さが、ハマる人にはハマります。
太さ・最大径:8.0mm
最大径は8.0mm。
中央部分が一番太く作られています。
最近のバレルとしては太め。
短く太いので、まるで鉄の玉を投げている感覚になりますよ。
ちなみに、バークレーのグリップエリアの太さは7.3mm程度です。
バークレーの特徴と強み
バークレーの特徴は以下の通りです。
- 実用的な超ショートバレル
- 後方の多面カットが最高
- 前方はシンプルな形状で指の収まりが良い
- 8000円台のコスパの良さ
それぞれ詳しく解説します。
実用的な超ショートバレル
バークレーは実用的な超ショートバレルです。
超ショートバレルの厳格な基準があるわけではありません。
ただ、35mm以下のバレルはショートバレルと分類されることが多いです。
32mmのバークレーはショートバレルの中でも短いと言えるでしょう。
もちろん、バークレーよりも短い30mm以下のバレルは存在します。
エスフォーの「セカンドインパクト」は、超ショートバレルとして一世を風靡しました。
しかし、30mm以下の超ショートバレルは、実戦で使えないわけではありませんが、ネタ要素が強い気がします。
その点、バークレーは十分に実践でも使えるレベルに仕上がっています。
投げやすくて驚かれます
実際にバークレーを色々な人に投げてもらいました。
すると、投げやすさに驚く人が多かったです。
バレル貸して。
どうぞ。
何これ、短い!
こんなの使っているの!?
いいから投げてみ。
なにこれ!
投げやすッ!
ふふふ。
こんなやりとりが何度もありました。
完成度はかなり高いと感じています。
イップスの改善に使える
僕がバークレーを信用しているのは、イップスの治療に大きく貢献したからです。
僕は一度イップスになり、ダーツが思うように投げられなくなった時期がありました。
そんな時に、大活躍したのがバークレーでした。
バークレーは超ショートバレルなので、玉をつまんで投げるイメージが強いです。
そのため、イップス状態でも、自然に投げることができ、イップス克服に一役買ってくれました。
イップスで悩んでいる人は、バークレーで自然なスローを取り戻してみてください。
後方の多面カットが最高
バークレーは後方の多面カットが良い仕事をします。
多面カットとは、面で作られたカットのこと。
鉛筆のようなイメージと言えば分かりやすいでしょうか。
多面カットは指との設置面積が増える特徴があります。
そのため、バークレーの小さなボディーでもバレルをグリップしている感覚が強いです。
超ショートバレルと多面カットの組み合わせは、よく考えられた良い相性だと言えます。
多面カットは、通常のカットよりも長く使える点も大きなメリットです。
前方はシンプルな形状で指の収まりが良い
バークレーは、超ショートバレルなので、どうしても指がバレルからはみ出しがち。
しかし、前方がシンプルな形状のため、チップと上手く馴染みます。
また、グリップエリアは後方なので、超ショートなのに指の収まりが良いです。
ショートバレルはグリップが心配…。
という人も一度投げてみると、意外と投げられるかも。
8000円台のコスパの良さ
バークレーは「トリニダードXシリーズ」です。
日本ブランド「トリニダード」の中で、リーズナブルな価格が特徴のXシリーズ。
通常価格は8800円。10000円以下で買うことができます。
リーズナブルなのは、プロモデルではないから。
しかし、タングステン90%なので、品質はダーツプロが使っても問題がないレベルです。
また、Xシリーズにはそれぞれに、しっかりとしたコンセプトがあるのも気に入っています。
それぞれのバレルで投げ方の最適解を見つけた時が快感!
まとめ:トリニダードのバークレー
以上、今回はトリニダードのバレル「バークレー」のレビューを行いました。
決してネタではない、実用的な「超ショートバレル」。
考え抜かれたカット構造により、想像以上に投げやすいバレルに仕上がっています。
また、僕はバークレーにイップスから救ってもらった恩義があります。
普段はロングバレルを使っている人も、一度は手に取ってもらいたい魅力が詰まったバレルです。
ぜひ一度チェックしてみてくださいね!
当ブログでは、バークレーの他に実際に投げて厳選した最新版のおすすめダーツバレルを紹介しています。
ストレート・トルピードの2つの形状に分けて紹介しているのでぜひご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!