現役ダーツプロ&元ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ハローズのバレル「アサシン」をレビューします。
アサシンと言えば、ダーツバレルの超々々王道!
全世界で累計販売数200万以上の記録を持つモンスター級のバレルです。
僕も実際に何度も購入して、ダーツ初心者によく配っています。
本記事では、改めてアサシンを徹底レビューしました。
![真なよダーツ。管理人「なよ」](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon.jpg)
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
アサシンは当ブログの「2024年おすすめダーツバレル」にノミネートされました。
その他の厳選バレルは、こちらからチェックしてみてください。
ハローズ「アサシン」のスペック
![ダーツバレルのアサシンのボックス](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-boc.jpg)
バレル名 | ASSASSIN 18gR |
---|---|
形状 | トルピード |
材質 | 85%タングステン |
重量 | 16.2g |
カット | リングカット |
重心 | 中心(センター) |
長さ | 40.0mm |
最大径 | 7.3mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | ハローズ |
販売価格(税込) | 6,380円(市場価格は4,000〜5,000円) |
販売サイト | ダーツハイブ |
アサシンはいくつものタイプがあります。
しかし、一般的にはアサシンと言えば「スタイルA」を指すことが多いです。
実際に、日本のショップで見かけるアサシンは「スタイルA」ばかりです。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
この記事では、アサシン=スタイルAとします。
アサシンが向いている人
重量:16.2g
アサシンのバレル単体重量は16.2gです。
18gという記載がありますが、これはあくまでもセッティング状態の合計重量。
16.2gは最近のバレルとしては、かなり軽めです。
ハウスダーツからスムーズに移行することができます。
カット:シンプルなリングカット
![ダーツバレルのアサシンのリングカットの拡大写真](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-cut.jpg)
![ダーツバレルのアサシンのリングカットの拡大写真](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-cut.jpg)
アサシンのカットは、シンプルなリングカットのみです。
リングカットの幅は広く、カットは弱め。
指抜けの良さが特徴的です。
乾燥肌の人はやや注意?
アサシンはカットが弱いので、乾燥肌の人は滑ってしまうかもしれません。
強いグリップ感が欲しい人にも微妙かも。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
僕は冬に指先が乾燥するタイプです。
アサシンで投げるなら、滑り止めを用意したいところ。
重心:中心
アサシンの重心は、わずかに前重心ですが、ほぼ中心です。
膨らみ始める部分が重心です。
長さ:40mm
アサシンの長さは40mm。
トルピードバレルとしては、一般的な長さです。
最近の流行から見ると、少しだけ短いかな?という印象です。
太さ・最大径:7.3mm
前方の膨らみ部分が最も太く設計されています。
膨らみよりも後方をグリップするので、意外と細く感じます。
タングステン85%:プロでも使える
アサシンは、ダーツプロも使う素材「タングステン」を85%配合しています。
最近の主流はタングステン90%のバレルが多いです。
ただ、個人的には80%以上タングステンが配合されていれば問題ないと感じています。
そのため、アサシンはダーツプロも使えるクオリティーのバレルと言えます。
アサシンの歴史
せっかくなので、アサシンの歴史についても紹介します。
なんと言っても、歴史のあるバレルですからね。
アサシンの最初の発売は1987年!40年近い歴史を持つバレルです。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
ハローズの設立が1973年なので、ブランド設立初期から作られています!
最初はハードダーツとして販売され、1994年に今のソフトダーツモデルが登場しました。
ソフトダーツモデルが発売されてからも、30年の長い歴史があります。
そして、シリーズ累計販売数200万セット以上の、化け物バレルです。
世界で最も売れたダーツバレルと言えるでしょう。
いまだに売れ続けているというのが、本当に恐ろしい話です。
アサシンはダーツ初心者にオススメできる?
![ダーツバレルアサシンのセッティング](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-setting.jpg)
![ダーツバレルアサシンのセッティング](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-setting.jpg)
アサシンは本当に初心者にオススメできるのか?と疑問に思う人もいるかもしれません。
結論から言うと、アサシンはダーツ初心者にオススメできます。
アサシンの3つの特徴を理解するとよく分かります。
- とにかく安い
- ハウスダーツに似たスペック
- グリップの自由度が高い
これらの特徴がダーツ初心者にかなり嬉しいポイントなのです。
それぞれ深掘りしながら解説します。
1. アサシンはとにかく安い
アサシンはとにかく安いです。
公式サイトでは、定価6,380円。
この時点で安いですが、実際の市場価格は4,000〜5,000円程度です。
アサシンはよく売れるバレルなので、ダーツショップは一度に大量に購入して、価格を抑えています。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
僕がダーツバーで働いていた時も、アサシンはよく取り寄せていました。
アサシンは初心者セットの定番
![ダーツバレルアサシンの初心者セットの内容](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-set2.jpg)
![ダーツバレルアサシンの初心者セットの内容](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-set2.jpg)
アサシンは、初心者セットの定番バレルでもあります。
ダーツショップでは、マイダーツの「初心者セット
そんな初心者セットによく採用されているのがアサシンです。
僕がオススメしているダーツハイブの初心者セットの内容は以下の通り。
- アサシン
- クリックフライト
- クリックシャフト
このセットで、4,378円です。
クリックフライトとクリックシャフトだけで、1,100円ですからね。
実質、アサシンは3,200円になります。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
タングステンバレルで3000円台はコスパのバグです…!
初心者に安いアサシンは正義
ダーツを始めたばかりだと、自分に合ったバレルを見つけるのは難しいです。
買っても、しっくりこなくて何度も買い換える人も多いです。
コスパの良いアサシンはマイダーツデビューとして最適でしょう。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
安くて初心者でも投げやすいので、ダーツを始めた人によくプレゼントしています。
2. ハウスダーツに似ているスペック
![ダーツバーやネットカフェにあるハウスダーツ](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/house-darts.jpg)
![ダーツバーやネットカフェにあるハウスダーツ](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/house-darts.jpg)
ハウスダーツにスペックが似ている点も、初心者にオススメできるポイントです。
ハウスダーツとはダーツバーやネットカフェで店が貸してくれるダーツのことです。
初めてのダーツは、ハウスダーツで投げた人が多いのではないでしょうか?
ハウスダーツには以下の3つの特徴があります。
- 軽い
- 短くて太い
- カットが弱い
アサシンはこれらの特徴に近いスペックをしています。
ハウスダーツよりも少し重くて、少し長く細く、少しカットがきつめ。
つまり、ハウスダーツからのステップアップとして非常に優秀なのです。
最近のダーツバレルは、ハウスダーツとは正反対のスペックをしています。
そのため、ハウスダーツで練習した人が、普通のマイダーツを買うと違和感を感じる人も多いです。
ハウスダーツに慣れている人こそ、アサシンから始めると違和感なく投げられますよ。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
最近人気のバレルは重いものが多い!
ハウスダーツ感覚で投げると、めちゃくちゃ下に落ちます。
3. グリップの自由度が高い
アサシンは、グリップ(ダーツの握り方)の自由度が高いのもポイントです。
アサシンの形状は前方が少し膨らんだ王道のトルピード形状。
そして、太めリングカットが均一に頭からお尻まで刻まれています。
この「均一なカット」がポイントです。
グリップに制限がなく、バレルのどこを持っても違和感がありません。
具体的には、3つのグリップが考えられます。
アサシンの中央部をグリップ
![ダーツバレルのアサシンの中央部分のグリップ方法](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-center.jpg)
![ダーツバレルのアサシンの中央部分のグリップ方法](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-center.jpg)
最もベーシックなのは、中央部のグリップです。
前方のふくらみを押して投げる、そんなトルピードらしい投げ方ができます。
このグリップに慣れれば、様々なトルピードバレルにも応用できます。
是非とも習得して欲しいところですね。
アサシンの後方をグリップ
![ダーツバレルのアサシンの後方部分のグリップ方法](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-back.jpg)
![ダーツバレルのアサシンの後方部分のグリップ方法](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-back.jpg)
次に試すべきは、後方グリップです。
アサシンの後方は真っ直ぐなストレート形状です。
後方をグリップすると、まるでストレートバレルを使っているよう。
抜く感覚を持つと、ダーツが綺麗に飛んでいきます。
最近はストレートバレルが流行っているので、習得しておくと楽しいです。
アサシンの前方をグリップ
![ダーツバレルのアサシンの前方部分のグリップ方法](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-front.jpg)
![ダーツバレルのアサシンの前方部分のグリップ方法](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2024/01/assassin-front.jpg)
最後に試して欲しいのが、前方グリップです。
前方のふくらみを「つまんで投げる」ような感覚。
ポイっと投げ入れるスローが、人によっては投げやすいと感じるでしょう。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
名作バレル「ライジングサン(村松治樹選手モデル)」の感覚に近いですね。
このように、1つのバレルで3つのグリップを試すことができる点も、アサシンの魅力です。
次に買うバレルを探すのにも役立ちます。
まとめ:アサシンとダーツ初心者
以上、今回はダーツバレル「アサシン」のレビューを行いました。
初心者用として人気がありますが、ダーツプロまで使える汎用性の高いバレルです。
流石は、200万セット以上売れているベストセラーだな、と納得してしまいました。
価格も安いので、ダーツにハマって欲しい人へのプレゼントとしてもオススメ。
最近は昔に比べて、供給がやや不安定になっている感覚があります。
在庫があったらぜひ確保してみてくださいね!
当ブログでは、実際に投げて厳選した最新版のおすすめダーツバレルを紹介しています。
ストレート・トルピードの2つの形状に分けて紹介しているのでぜひご覧ください。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/09/barrel-thumbnail-300x300.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/09/barrel-thumbnail-300x300.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!