現役ダーツプロ&元ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ハローズのバレル「アサシン」をレビューします。
アサシンと言えば、ダーツバレルの超々々王道!
全世界で累計販売数200万以上の記録を持つモンスター級のバレルです。
僕も実際に何度も購入して、ダーツ初心者によく配っています。
本記事では、改めてアサシンを徹底レビューしました。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
アサシンは当ブログの「2024年おすすめダーツバレル」にノミネートされました。
その他の厳選バレルは、こちらからチェックしてみてください。
ハローズ「アサシン」のスペック
バレル名 | ASSASSIN 18gR |
---|---|
形状 | トルピード |
材質 | 85%タングステン |
重量 | 16.2g |
カット | リングカット |
重心 | 中心(センター) |
長さ | 40.0mm |
最大径 | 7.3mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | ハローズ |
販売価格(税込) | 6,380円(市場価格は4,000〜5,000円) |
販売サイト | ダーツハイブ |
アサシンはいくつものタイプがあります。
しかし、一般的にはアサシンと言えば「スタイルA」を指すことが多いです。
実際に、日本のショップで見かけるアサシンは「スタイルA」ばかりです。
この記事では、アサシン=スタイルAとします。
アサシンが向いている人
重量:16.2g
アサシンのバレル単体重量は16.2gです。
18gという記載がありますが、これはあくまでもセッティング状態の合計重量。
16.2gは最近のバレルとしては、かなり軽めです。
ハウスダーツからスムーズに移行することができます。
カット:シンプルなリングカット
アサシンのカットは、シンプルなリングカットのみです。
リングカットの幅は広く、カットは弱め。
指抜けの良さが特徴的です。
乾燥肌の人はやや注意?
アサシンはカットが弱いので、乾燥肌の人は滑ってしまうかもしれません。
強いグリップ感が欲しい人にも微妙かも。
僕は冬に指先が乾燥するタイプです。
アサシンで投げるなら、滑り止めを用意したいところ。
重心:中心
アサシンの重心は、わずかに前重心ですが、ほぼ中心です。
膨らみ始める部分が重心です。
長さ:40mm
アサシンの長さは40mm。
トルピードバレルとしては、一般的な長さです。
最近の流行から見ると、少しだけ短いかな?という印象です。
太さ・最大径:7.3mm
前方の膨らみ部分が最も太く設計されています。
膨らみよりも後方をグリップするので、意外と細く感じます。
タングステン85%:プロでも使える
アサシンは、ダーツプロも使う素材「タングステン」を85%配合しています。
最近の主流はタングステン90%のバレルが多いです。
ただ、個人的には80%以上タングステンが配合されていれば問題ないと感じています。
そのため、アサシンはダーツプロも使えるクオリティーのバレルと言えます。
アサシンの歴史
せっかくなので、アサシンの歴史についても紹介します。
なんと言っても、歴史のあるバレルですからね。
アサシンの最初の発売は1987年!40年近い歴史を持つバレルです。
ハローズの設立が1973年なので、ブランド設立初期から作られています!
最初はハードダーツとして販売され、1994年に今のソフトダーツモデルが登場しました。
ソフトダーツモデルが発売されてからも、30年の長い歴史があります。
そして、シリーズ累計販売数200万セット以上の、化け物バレルです。
世界で最も売れたダーツバレルと言えるでしょう。
いまだに売れ続けているというのが、本当に恐ろしい話です。
アサシンはダーツ初心者にオススメできる?
アサシンは本当に初心者にオススメできるのか?と疑問に思う人もいるかもしれません。
結論から言うと、アサシンはダーツ初心者にオススメできます。
アサシンの3つの特徴を理解するとよく分かります。
- とにかく安い
- ハウスダーツに似たスペック
- グリップの自由度が高い
これらの特徴がダーツ初心者にかなり嬉しいポイントなのです。
それぞれ深掘りしながら解説します。
1. アサシンはとにかく安い
アサシンはとにかく安いです。
公式サイトでは、定価6,380円。
この時点で安いですが、実際の市場価格は4,000〜5,000円程度です。
アサシンはよく売れるバレルなので、ダーツショップは一度に大量に購入して、価格を抑えています。
僕がダーツバーで働いていた時も、アサシンはよく取り寄せていました。
アサシンは初心者セットの定番
アサシンは、初心者セットの定番バレルでもあります。
ダーツショップでは、マイダーツの「初心者セット
そんな初心者セットによく採用されているのがアサシンです。
僕がオススメしているダーツハイブの初心者セットの内容は以下の通り。
- アサシン
- クリックフライト
- クリックシャフト
このセットで、4,378円です。
クリックフライトとクリックシャフトだけで、1,100円ですからね。
実質、アサシンは3,200円になります。
タングステンバレルで3000円台はコスパのバグです…!
初心者に安いアサシンは正義
ダーツを始めたばかりだと、自分に合ったバレルを見つけるのは難しいです。
買っても、しっくりこなくて何度も買い換える人も多いです。
コスパの良いアサシンはマイダーツデビューとして最適でしょう。
安くて初心者でも投げやすいので、ダーツを始めた人によくプレゼントしています。
2. ハウスダーツに似ているスペック
ハウスダーツにスペックが似ている点も、初心者にオススメできるポイントです。
ハウスダーツとはダーツバーやネットカフェで店が貸してくれるダーツのことです。
初めてのダーツは、ハウスダーツで投げた人が多いのではないでしょうか?
ハウスダーツには以下の3つの特徴があります。
- 軽い
- 短くて太い
- カットが弱い
アサシンはこれらの特徴に近いスペックをしています。
ハウスダーツよりも少し重くて、少し長く細く、少しカットがきつめ。
つまり、ハウスダーツからのステップアップとして非常に優秀なのです。
最近のダーツバレルは、ハウスダーツとは正反対のスペックをしています。
そのため、ハウスダーツで練習した人が、普通のマイダーツを買うと違和感を感じる人も多いです。
ハウスダーツに慣れている人こそ、アサシンから始めると違和感なく投げられますよ。
最近人気のバレルは重いものが多い!
ハウスダーツ感覚で投げると、めちゃくちゃ下に落ちます。
3. グリップの自由度が高い
アサシンは、グリップ(ダーツの握り方)の自由度が高いのもポイントです。
アサシンの形状は前方が少し膨らんだ王道のトルピード形状。
そして、太めリングカットが均一に頭からお尻まで刻まれています。
この「均一なカット」がポイントです。
グリップに制限がなく、バレルのどこを持っても違和感がありません。
具体的には、3つのグリップが考えられます。
アサシンの中央部をグリップ
最もベーシックなのは、中央部のグリップです。
前方のふくらみを押して投げる、そんなトルピードらしい投げ方ができます。
このグリップに慣れれば、様々なトルピードバレルにも応用できます。
是非とも習得して欲しいところですね。
アサシンの後方をグリップ
次に試すべきは、後方グリップです。
アサシンの後方は真っ直ぐなストレート形状です。
後方をグリップすると、まるでストレートバレルを使っているよう。
抜く感覚を持つと、ダーツが綺麗に飛んでいきます。
最近はストレートバレルが流行っているので、習得しておくと楽しいです。
アサシンの前方をグリップ
最後に試して欲しいのが、前方グリップです。
前方のふくらみを「つまんで投げる」ような感覚。
ポイっと投げ入れるスローが、人によっては投げやすいと感じるでしょう。
名作バレル「ライジングサン(村松治樹選手モデル)」の感覚に近いですね。
このように、1つのバレルで3つのグリップを試すことができる点も、アサシンの魅力です。
次に買うバレルを探すのにも役立ちます。
まとめ:アサシンとダーツ初心者
以上、今回はダーツバレル「アサシン」のレビューを行いました。
初心者用として人気がありますが、ダーツプロまで使える汎用性の高いバレルです。
流石は、200万セット以上売れているベストセラーだな、と納得してしまいました。
価格も安いので、ダーツにハマって欲しい人へのプレゼントとしてもオススメ。
最近は昔に比べて、供給がやや不安定になっている感覚があります。
在庫があったらぜひ確保してみてくださいね!
当ブログでは、実際に投げて厳選した最新版のおすすめダーツバレルを紹介しています。
ストレート・トルピードの2つの形状に分けて紹介しているのでぜひご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!