現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、トリニダードのバレル「バークレー」をレビューします。
バークレーは発売が2016年と、7年以上の歴史があるベストセラーバレルです。
僕も2018年に購入して、今でもよく使っています。
5年以上使ってきたからこそ分かる、詳しいレビューをお届けします。
バークレーは当ブログの「2024年おすすめダーツバレル」にノミネートされました。
その他の厳選バレルはこちらからチェックしてみてください。
![真なよダーツ。管理人「なよ」](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon.jpg)
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
トリニダード「バークレー」のスペック
![トリニダードのXシリーズバークレーのパッケージ](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-box.jpg)
バレル名 | TRiNiDAD Xシリーズ BARKLEY(バークレー) |
---|---|
形状 | トルピード |
材質 | 90%タングステン |
重量 | 18.2g |
カット | リングカット オクタゴンカット 多面カット 縦カット |
重心 | 中心(センター) |
長さ | 32.0mm |
最大径 | 8.0mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | トリニダード |
販売価格(税込) | 8,800円 |
販売サイト | ダーツショップ「ダーツハイブ」 |
バークレーの名前の由来は謎です。
調べてみても、地名だったり、人物名だったり、かつてのタバコのブランドだったりでした。
バークレーが向いている人
重量:18.2g
![トリニダードのダーツバレルバークレーの重さ](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-weight.jpg)
バークレーのバレル単体重量は18.2gです。
最近のバレルとしては軽めです。
ただし、短いので18gとは思えないずっしりとした重みを感じます。
カット:複数のカット
![トリニダードのバークレーのカット構成](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-set.jpg)
バークレーのカットは、以下のカットの組み合わせです。
- リングカット
- オクタゴンカット
- 多面カット
- 縦カット
1番の特徴は、多面カットでしょう。
多面カットのおかげで、見た目からは想像できないフィット感があります。
カットについては後ほど詳しく解説します。
重心:中心
![トリニダードのダーツバレルの重心位置](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-gravity.jpg)
バークレーの重心位置は、中心(センター)です。
中央のカットが施されていない部分が、重心になります。
長さ:32.0mm
![トリニダードのダーツバレルのバレル全長](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-length.jpg)
バークレーと言ったら、32mmという圧倒的な短さ!
最近のバレルは40〜50mm程度が一般的な長さになりつつあります。
![一般的なストレートバレルとバークレーの長さ比較画像](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-comparison.jpg)
比較すると圧倒的に短いですね。
この短さが、ハマる人にはハマります。
太さ・最大径:8.0mm
![トリニダードのダーツバレルバークレーの最大径を計測](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-width.jpg)
最大径は8.0mm。
中央部分が一番太く作られています。
最近のバレルとしては太め。
短く太いので、まるで鉄の玉を投げている感覚になりますよ。
![トリニダードのダーツバレルバークレーのグリップエリアの太さ](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-width2.jpg)
ちなみに、バークレーのグリップエリアの太さは7.3mm程度です。
バークレーの特徴と強み
![トリニダードのバークレーの3本セット](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-barrel.jpg)
バークレーの特徴は以下の通りです。
- 実用的な超ショートバレル
- 後方の多面カットが最高
- 前方はシンプルな形状で指の収まりが良い
- 8000円台のコスパの良さ
それぞれ詳しく解説します。
実用的な超ショートバレル
バークレーは実用的な超ショートバレルです。
超ショートバレルの厳格な基準があるわけではありません。
ただ、35mm以下のバレルはショートバレルと分類されることが多いです。
32mmのバークレーはショートバレルの中でも短いと言えるでしょう。
もちろん、バークレーよりも短い30mm以下のバレルは存在します。
![エスフォーの超ショートバレルセカンドインパクト](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/secondimpact.jpg)
エスフォーの「セカンドインパクト」は、超ショートバレルとして一世を風靡しました。
しかし、30mm以下の超ショートバレルは、実戦で使えないわけではありませんが、ネタ要素が強い気がします。
その点、バークレーは十分に実践でも使えるレベルに仕上がっています。
投げやすくて驚かれます
実際にバークレーを色々な人に投げてもらいました。
すると、投げやすさに驚く人が多かったです。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/frend.jpg)
バレル貸して。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
どうぞ。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/frend-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/frend-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/frend-150x150.jpg)
何これ、短い!
こんなの使っているの!?
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
いいから投げてみ。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/frend-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/frend-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/frend-150x150.jpg)
なにこれ!
投げやすッ!
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
ふふふ。
こんなやりとりが何度もありました。
完成度はかなり高いと感じています。
イップスの改善に使える
僕がバークレーを信用しているのは、イップスの治療に大きく貢献したからです。
僕は一度イップスになり、ダーツが思うように投げられなくなった時期がありました。
そんな時に、大活躍したのがバークレーでした。
バークレーは超ショートバレルなので、玉をつまんで投げるイメージが強いです。
そのため、イップス状態でも、自然に投げることができ、イップス克服に一役買ってくれました。
イップスで悩んでいる人は、バークレーで自然なスローを取り戻してみてください。
後方の多面カットが最高
バークレーは後方の多面カットが良い仕事をします。
多面カットとは、面で作られたカットのこと。
鉛筆のようなイメージと言えば分かりやすいでしょうか。
多面カットは指との設置面積が増える特徴があります。
そのため、バークレーの小さなボディーでもバレルをグリップしている感覚が強いです。
超ショートバレルと多面カットの組み合わせは、よく考えられた良い相性だと言えます。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
多面カットは、通常のカットよりも長く使える点も大きなメリットです。
前方はシンプルな形状で指の収まりが良い
![トリニダードのダーツバレルバークレーのグリップ写真](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-grip-1.jpg)
![トリニダードのダーツバレルバークレーのグリップ写真](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-grip-1.jpg)
バークレーは、超ショートバレルなので、どうしても指がバレルからはみ出しがち。
しかし、前方がシンプルな形状のため、チップと上手く馴染みます。
また、グリップエリアは後方なので、超ショートなのに指の収まりが良いです。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/rabbit-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/rabbit-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/rabbit-150x150.jpg)
ショートバレルはグリップが心配…。
という人も一度投げてみると、意外と投げられるかも。
8000円台のコスパの良さ
バークレーは「トリニダードXシリーズ」です。
日本ブランド「トリニダード」の中で、リーズナブルな価格が特徴のXシリーズ。
通常価格は8800円。10000円以下で買うことができます。
リーズナブルなのは、プロモデルではないから。
しかし、タングステン90%なので、品質はダーツプロが使っても問題がないレベルです。
また、Xシリーズにはそれぞれに、しっかりとしたコンセプトがあるのも気に入っています。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
それぞれのバレルで投げ方の最適解を見つけた時が快感!
まとめ:トリニダードのバークレー
![トリニダードのバークレーの3セット](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-3set.jpg)
![トリニダードのバークレーの3セット](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/12/barkley-3set.jpg)
以上、今回はトリニダードのバレル「バークレー」のレビューを行いました。
決してネタではない、実用的な「超ショートバレル」。
考え抜かれたカット構造により、想像以上に投げやすいバレルに仕上がっています。
また、僕はバークレーにイップスから救ってもらった恩義があります。
普段はロングバレルを使っている人も、一度は手に取ってもらいたい魅力が詰まったバレルです。
ぜひ一度チェックしてみてくださいね!
当ブログでは、バークレーの他に実際に投げて厳選した最新版のおすすめダーツバレルを紹介しています。
ストレート・トルピードの2つの形状に分けて紹介しているのでぜひご覧ください。
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/09/barrel-thumbnail-300x300.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/09/barrel-thumbnail-300x300.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
![](https://nayo-darts.com/wp-content/uploads/2023/02/shin-nayo-icon-150x150.jpg)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!