現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、おすすめのダーツ用コンバージョンポイントについて解説します。
おすすめのコンバージョンポイントを知りたい!
コンバージョンって何?
コンバージョンの失敗しない選び方を教えて!
これらの疑問に答えます。
コンバージョンポイントとは、ソフトダーツバレルをハードダーツバレルに変更できる金属製のチップです。
人によっては、1つも持っていないという人も多い、少しマニアックなアイテム。
しかし、少しでもハードダーツに興味がある人は必ず用意しておいて欲しい便利なアイテムです。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
この記事は、家にハードダーツボードを設置して毎日投げている筆者が解説しました。
僕は、ハードダーツ用バレルも持っていますが、コンバージョンを使ってハードダーツをするのも大好きです。
実体験をもとにランキング付けしたので、ぜひ参考にしてください!
なお、早くおすすめのコンバージョンポイントを知りたいという方は、以下の2つからお選びください。
迷ったらコレ!失敗しないおすすめコンバージョン
2024年最新版おすすめコンバージョン
ハードリップ
ソフトっぽく投げたい人はコレ!
ダイナスティtype-WR
ハードっぽく投げたい人はコレ!
ダーツのコンバージョンポイントとは?
ダーツのコンバージョンポイントとは、金属製のチップのことです。
取り付けると、ソフトダーツバレルをハードダーツバレル化できます。
ハードダーツ専用のアイテムで、ソフトダーツで使うことができない点には注意しましょう。
お手持ちのバレルで簡単にハードダーツに挑戦できるようになるので、1セットは持っておくと便利ですよ。
おすすめダーツ用コンバージョンポイント7選
No. | 製品名 | 重さ | 価格 |
---|---|---|---|
1 | 【エルスタイル】ハードリップ | 0.27g〜 | 1320円 |
2 | 【ダイナスティ】コンバージョンポイントtype-WR | 0.94g〜 | 1380円 |
3 | 【ハローズ】コンバージョンポイント ブラス | 1.0g | 484円 |
4 | 【コンドル】ハードポイント | 1.6g〜 | 1580円 |
5 | 【One80】リフレックスコンバージョンポイント | 1.6g | 1680円 |
6 | 【ターゲット】チタニウムコンバージョンポイント グルーブ | 0.94g〜 | 1680円 |
7 | 【コスモダーツ】メタルコンバージョンポイント チタニウム スパイラル | – | 2750円 |
今回紹介するコンバージョンポイントは上記の7つです。
どれも優秀なコンバージョンですが、人によって相性があります。
それぞれ詳しく解説していきますね。
1.【エルスタイル】ハードリップ
素材 | メタルカーボン |
長さ | 25mm、30mm |
重量 | 0.27g、0.29g |
Oリング | 付属なし |
価格 | 1320円 |
エルスタイルの名作コンバージョンポイント「ハードリップ」。
ハードリップの特徴は素材であるメタルカーボンの「軽さ」です。
ハードリップの重さは約0.27gで、ソフトチップと同じ感覚で投げられるのが魅力です。(ソフトチップは0.3g程度)
弱点は、繰り返し使っていると、どんどんチップが摩耗して短くなる寿命の短さ。
練習量が多い人は1ヶ月ほどで使い物にならなくなります。
ただ、2セット入っているので、頻繁にハードダーツを投げない人は半年くらいは持つでしょう。
寿命の短さは弱点ですが、ハードダーツが初めての人に最もオススメできるコンバージョンです。
2.【ダイナスティ】コンバージョンポイント type-WR
素材 | ポイント部分:スチール ねじ山部分:タングステン |
長さ | 26mm、30mm |
重量 | 0.94g、1.02g |
Oリング | 付属 |
価格 | 1380円 |
ダイナスティの最新コンバージョンポイントtype-WR。
type-WRは、ねじ山部分に重いタングステンを使っているのが特徴です。
そのため、バレルの先端を延長して、バレルが前重心に変化します。
ソフトダーツバレルがまるで本物のハードダーツバレルのような飛びに変わりますよ。
自分のダーツバレルを本格的なハードダーツ化にしたい人にオススメのコンバージョンです。
3.【ハローズ】コンバージョンポイント ブラス
素材 | ブラス |
長さ | 36mm |
重量 | 1.0g |
Oリング | 付属なし |
価格 | 484円 |
圧倒的なコスパを誇る、ハローズの「コンバージョンポイント ブラス」。
500円以下で買うことができる、唯一のコンバージョンポイントです。
安いですが、性能は申し分なし。
僕は1年以上使っていましたが、折れたり曲がったりすることなく、まだまだ現役です。
ネジが緩みやすいので、Oリング
安くて使えるコンバージョンが欲しい人はぜひチェックしてみてください!
4.【コンドル】ハードポイント
素材 | ステンレス |
長さ | 24.5mm |
重量 | 1.6g |
Oリング | 付属 |
価格 | 1580円 |
ソフトダーツチップでお馴染みのコンドルチップのコンバージョンポイントです。
コンドルと全く同じ形状をしているのが特徴で、コンドルユーザーならすぐに慣れることができます。
コンドルチップと同様、チップに穴が空いています。
そのため、専用のツールを使えばキツくネジを閉めることができる点も魅力です。
ロングバージョンも存在しており、ロングバージョンは通常バージョンの先端を長くしたデザインです。
5.【One80】リフレックスコンバージョンポイント
素材 | ステンレス |
長さ | 26mm |
重量 | 1.6g |
Oリング | 付属 |
価格 | 1680円 |
One80のリフレックスコンバージョンポイントは、細く作られているので、柔軟な「しなり」が特徴です。
ダーツ同士がグルーピングした時に、びよーんと曲がる性質があります。
好き嫌いは分かれますが、ソフトダーツでロングチップを使っている感覚に近いですね。
ロングチップを普段から愛用している人は、チェックしてみてください。
根本の形状が何パターンかあるので、お好みに合ったものを選びましょう。
6.【ターゲット】チタニウムコンバージョンポイント グルーブ
素材 | チタニウム |
長さ | 26mm、30mm |
重量 | 0.94g、1.02g |
Oリング | 付属 |
価格 | 1680円 |
ターゲットには様々なコンバージョンポイントのモデルが存在します。
中でもおすすめはチタニウムコンバージョンポイントの「グルーブ」です。
グルーブは根本部分にリングカットが施されているモデルです。
チップに指をかけてグリップする人の良い目印になって、使いやすいですよ。
また、軽量で耐久性が高い高級素材チタニウムを使用しながら1680円というコスパの良さも嬉しいです。
7.【コスモダーツ】メタルコンバージョンポイント チタニウム スパイラル
素材 | チタニウム |
長さ | 22mm、25mm、28mm |
Oリング | 付属 |
価格 | 2750円 |
コスモダーツのコンバージョンポイントは、バリエーションが豊富なのが強みです。
長さが3種類あり、形状も豊富に揃っています。
中でもオススメは「スパイラルモデル」です。
先端にカットが施されており、ダーツボードにしっかりと刺さるのが特徴。
荒れたハードボードにも刺さりやすく、使っていて安心感があります。
一方で、値段が2750円と少し高いのがネック。
良いコンバージョンポイントを長く使いたいという人にオススメです。
コンバージョンポイントの選び方
コンバージョンを選ぶ1番のポイントは「重さ」です。
- ソフトダーツのように投げたい人は軽いコンバージョン
- ハードダーツのように投げたい人は重いコンバージョン
重さは上記のように選ぶと良いでしょう。
ちなみに、一般的なソフトダーツチップの重さは0.3g程度です。
そのため、0.3gに近いほどソフトダーツのような感覚で投げることができます。
重さが1.0gを超えてくると、ダーツの飛びの変化を感じ取る人も多いです。
バレルが前重心になり、よりハードダーツのような飛び方へと変化します。
ここからは、さらにコンバージョンポイントの選び方を深掘りして解説します。
選び方1. 素材
コンバージョンポイントには様々な素材があります。
一般的なコンバージョンで使われる素材の特徴をまとめました。
重さ | 価格 | |
---|---|---|
カーボン | 軽い | 普通 |
スチール | 重い | 安い |
ステンレス | 重い | 普通 |
チタニウム | 普通 | 高い |
価格や重さが変わるので、バランスを見ながら選びましょう。
選び方2. 価格(コストパフォーマンス)
コンバージョンポイントの一般的な価格帯は1500円程度です。
ソフトダーツ用のチップと比べると、少し高く感じるかもしれませんが、コンバージョンは長持ちします。
金属製のコンバージョンなら1年以上持つこともあります。
意外と長持ちするので、お気に入りのものを選びましょう!
選び方3. 長さ
コンバージョンの一番ポピュラーな長さは、26mm程度です。
迷ったら26mm程度のモデルを選べば失敗はありません。
他にもショートサイズなら24mm以下のものや、ロングサイズなら30mm以上のものも。
長くなるほど重くなるので、重さとのバランスを考えながら選んでみてください。
また、チップに指をかけるグリップの人は長いコンバージョンを好む人が多いです。
選び方4. 形状
コンバージョンの形状は大きく分けて「ソフトダーツ形状」と「ハードダーツ形状」2パターンがあります。
それぞれ、ソフトダーツとハードダーツの一般的なチップの形状が由来です。
ハードダーツではハードダーツ形状のコンバージョンが有利とされていますが、あまり違いはありません。
自分の好みで選んで問題ないでしょう。
ソフトダーツと感覚を近づけたいなら、ソフトダーツ形状のコンバージョンを選ぶのがオススメです。
選び方5. 規格
コンバージョンのネジ山には規格が存在します。
今回紹介したコンバージョンは、最も一般的な「2BA規格」のものだけを紹介しました。
2BA規格はソフトダーツバレルの90%以上に採用されているので、基本的には2BAを選べば間違いありません。
中には、No.5規格や、4BA規格のバレルも存在します。
それぞれの規格の現在入手できるコンバージョンも紹介しておきます。
規格 | コンバージョン | 価格 |
---|---|---|
No.5 | 【モンスター】No.5対応コンバージョンポイント | 1100円 |
4BA | 【ドルフィン】4BA Tip コンバージョン | 770円 |
2BAと比べるとコンバージョンの選択肢が恐ろしく少ないです。
昔はまだ何種類かありましたが、今となっては入手も困難です。
興味がある人は、早めの確保をオススメします。
コンバージョンを使うメリット・デメリット
そもそも、コンバージョンポイントを使うメリットは何でしょうか?
この章では、コンバージョンを使うメリットとデメリットを深掘りして解説します。
あなたはコンバージョンを使うべきなのか、判断材料にしてください。
コンバージョンポイントを使うメリット
今まで僕がコンバージョンポイントを利用してきて感じたメリットは以下の4つです。
- 安くハードダーツを始められる
- ソフトダーツと環境を揃えられる
- 持ち運びが楽になる
- たくさんのバレルでお試しできる
それぞれ紹介します。
メリット1. 安くハードダーツを始められる
メリットの1つは、安くハードダーツを始められることです。
一昔前よりもハードダーツは日本でも流行ってきましたが、ソフトダーツに比べるとまだまだです。
やる機会の少ないハードダーツ用のバレルを購入するのには勇気が必要ですよね。
そんな人はぜひ、コンバージョンを買ってください。
お手持ちのバレルにつけるだけで、たった500円からハードダーツを始めることができますよ。
僕も初めのハードダーツはコンバージョンからスタートしました!
メリット2. ソフトダーツと環境が揃えられる
個人的に1番のメリットだと感じているのが、ソフトダーツと環境を揃えられることです。
いつもソフトダーツで使っているバレルにコンバージョンを付ければ、投げる感覚を近づけられます。
特に、ソフトダーツチップと重さが近い「ハードリップ
ハードダーツとソフトダーツで投げる感覚がズレて上手くいかない!ということが無くなります。
また、家にハードダーツボードを置いてソフトダーツの練習している人にもオススメです。
メリット3. 持ち運びが楽になる
コンバージョンはダーツの持ち運びを楽にしてくれます。
ダーツガチ勢の中には、ソフトダーツ用とハードダーツ用の2種類のバレルを持ち運んでいる人も多いです。
しかし、コンバージョンを持っておけば、1セットのソフトダーツでOK。
身軽にいつでもハードダーツを投げる準備ができます。
僕も常にダーツケースにコンバージョンを入れて持ち運んでいるよ。
メリット4. たくさんのバレルでお試しできる
ソフトダーツ用バレルを何セットも持っている人も多いのではないでしょうか?
コンバージョンを使えば、手持ちのソフト用バレルが全てハード用にカスタムできます。
ソフトダーツとハードダーツの理想のバレルは違います。
ソフトではイマイチのバレルも、ハードで輝くことも。
ソフトダーツ用バレルをたくさん持っている人ほど、コンバージョンを使ってみるべきです。
コンバージョンを使うデメリット
コンバージョンを使うデメリットも気になりますよね。
ここからは僕が実際にコンバージョンを使ってきて感じたデメリットを紹介します。
デメリットは3つあります。
- ハードダーツ特有の飛びが出にくい
- バレルの消耗が早い
- ハードダーツプレーヤーに舐められる
それぞれ解説します。
デメリット1. ハードダーツ特有の飛びが出にくい
いくらコンバージョンを付けても、ソフト用バレルとハード用バレルの使用感は異なります。
バレルの構造が違うので、ハードダーツ特有の矢角をつけたスローがしにくいです。
ハードダーツとソフトダーツは別の競技です。
ハードダーツバレル特有の飛びを完全に再現できない点はコンバージョンポイントのデメリットです。
デメリット2. バレルの消耗が早い
コンバージョンポイントを使うと、バレルの消耗が早くなります。
コンバージョンポイントの先端は金属なので、ダーツ同士がグルーピングした時にバレルを傷つけやすいです。
実際に、普通にソフトチップで投げている時よりも、バレルの寿命が短くなるように感じました。
単純にバレルを使う回数も増えるので、消耗が早くなります。
デメリット3. ハードダーツプレーヤーに舐められる
最後のデメリットは、ぶっちゃけ一般プレーヤーには関係ありませんが紹介します。
ハードダーツ大会で、コンバージョンを使っているとハードプレーヤーに舐められることがあるようです。
そのため、ダーツプロはハード用のバレルを絶対に用意するとか。
プロの試合はメンタル勝負の面もあるので、なるべく不安要素を取り除きたいものです。
本気でハードダーツに勝ちにいきたい人は、ハードダーツ用のバレルを用意した方が良いでしょう。
コンバージョンポイントのよくある質問
最後にコンバージョンポイントのよくある質問をまとめます。
- ソフトダーツ用チップはハードダーツボードで使えないの?
-
ソフト用チップでも、ハードダーツボードに刺さります。
ただし、ソフト用チップはコンバージョンよりも太く、ダーツボードにダメージを与えます。
そのため、ソフト用チップを使うことを禁止しているお店も多いです。
自宅で投げる分には、ソフト用チップを使ってもOKです。
ただ、ダーツボードの寿命を考えると、コンバージョンポイントを使うのがベターですね。
- コンバージョンポイントの寿命は?
-
コンバージョンポイントは金属でできているので、よほどのことがないと壊れません。
長く使っていると、曲がったり折れたりすることもあります。
ただし、基本的には半年〜1年以上は持つと考えて良いでしょう。(ハードリップを除く)
- コンバージョンが刺さりにくくなった
-
金属のコンバージョンを使っていると、表面がツルツルになり、徐々に刺さりが悪くなります。
ダーツボードに刺さっても、刺さりが甘く、落下することが多くなります。
練習頻度が多いと1〜2ヶ月くらいで感じることもあります。
そんな時は、専用のシャープナーを使いましょう。
コンバージョンの先端にシャープナーで小さな傷をつけると、ダーツの刺さりが改善します。
- オススメのシャープナーは?
オススメのシャープナーは「ハローズ プロダーツシャープナー
」です。 ストラップ式になっているので、ダーツケースにつけて持ち運ぶことができます。
肝心のヤスリ性能も高く、数回スリスリすると、コンバージョンの刺さりが改善しますよ。
- コンバージョンが緩みやすい
-
緩みが気になる人は「Oリング」をつけましょう。
Oリングを装着するだけで、緩みはかなり軽減します。
オススメのOリングは、コスモダーツ製
です。
まとめ:おすすめダーツ用コンバージョンポイント
以上、今回はダーツのコンバージョンポイントのおすすめについて解説しました。
ハードダーツに興味が出たら、必ず用意しておいて欲しいアイテムです。
いつでもハードダーツができるようにダーツケースに忍ばせておきましょうね。
今回の内容をまとめます。
- ソフトダーツバレルをハードダーツ用にできる金属製のチップ
- コンバージョンを選ぶ時に重要になるのが「重さ」
- ソフトダーツっぽく投げたい人は軽いコンバージョンを選ぶ
- ハードダーツっぽく投げたい人は重いコンバージョンを選ぶ
- 1セットは持っておくことを推奨
迷ったらコレ!失敗しないおすすめコンバージョン
2024年最新版おすすめコンバージョン
ハードリップ
ソフトっぽく投げたい人はコレ!
ダイナスティtype-WR
ハードっぽく投げたい人はコレ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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