現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、家でできるダーツの練習方法を解説します。
ダーツボードがなくてもできる練習方法は?
ダーツボードを買ったけど練習方法が分からない
誰よりも早くダーツを上達したい!
これらの悩みを解決します。
事実として、Aフライト以上の実力者は、家でもダーツ練習をしている人が多いです。
少なくとも、僕の4ヶ月でAフライト達成も、家にダーツボードを用意して毎日投げていました。
本記事では家でできるダーツ練習をまとめました。
ダーツボードを持っている人はもちろん、ボードが買えない人にも効果的な練習もご紹介します。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
家投げ歴6年で、さまざまな家練習をやってきた僕が、厳選した練習方法です。
なお、家練習の最強効率の練習ができる、家庭用ダーツボードに興味がある人は、下記リンクからご自身にぴったりのボードをお選びください。
ダーツボードがなくても出来る!家練習方法
まずは、ダーツボードがなくても出来る、家練習を紹介します。
今から始められる手軽な練習も多いので、興味が出た練習はどんどん挑戦してみてください。
紹介する練習方法は以下の5つです。
- イメージトレーニング
- 素振り
- ピンポン玉を投げる
- 紙飛行機を飛ばす
- プロのプレー動画を分析する
それぞれ深掘りします。
①イメージトレーニング
イメージトレーニングはダーツの家練習として有効です。
何一つ道具は必要ありません。
イメージトレーニングなんて効果があるの?
と疑問に思うかもしれませんが、実は効果が絶大です。
イメトレは通常の練習と同じ効果がある!?
興味深い研究をご紹介します。
- バスケットボールチームを対象に14日の練習をさせる
- ①のグループは物理的な練習を行う
- ②のグループはイメージトレーニングのみを行う
- 14日後、②グループは①グループと同程度にスキルの習熟が見られた
つまり、イメージトレーニングは普通の練習と同等の効果が確認されました。
驚きの結果ではありませんか?
イメトレを馬鹿にできなくなりますよね。
効果的なイメトレのコツ
イメージトレーニングのコツは、なるべく具体的にイメージすることです。
ダーツなら、持っているマイダーツ、グリップの形、リリースポイント、フォロースルー、ダーツボードまでの距離…。
できる限り詳細をイメージをすることで、イメトレの効果を引き上げることができます。
イメトレは今すぐにできます!
ぜひお試しあれ!
②素振り
ダーツの王道練習「素振り」です。
ダーツにハマると、気がついたときには素振りをしてしまいますよね(笑)
しっかりと意識して素振りを行うことで、より効果を高めることができます。
鏡の前で素振りをしたり、素振りのフォームを動画撮影して、客観的にスローを見るのもオススメ。
イメージトレーニングと合わせて行うのも良いですね。
素振りに頼りすぎない
素振りは優れた練習ですが、過信しすぎるのも危険です。
素振りは素振りなので、実際にダーツを持って投げるスローとは差があります。
自分の理想の素振りフォームで実際にダーツを投げると、無理のある体の使い方をしていることも。
素振りは現実で投げる動作と照らし合わせながら行いましょう。
③ピンポン玉を投げる
日本トッププレーヤーの鈴木未来選手が推奨していた練習方法です。
ピンポン玉をダーツを投げるフォームで投げて、投げる感覚を養います。
布団に向かって投げれば、音もしないので、家でもお手軽にできる練習です。
イップス治療にも効果的
ダーツの形状は特殊なので、沼にハマると投げ方が分からなくなります。
そんな時は、ピンポン玉を投げると、自然な物を投げる動作を取り戻すキッカケになります。
僕は過去にイップスになった時は、ピンポン玉を投げて感覚を取り戻すことに成功しました。
ピンポン玉がない場合は、軽く丸めたティッシュを投げるのもアリです。
④紙飛行機を飛ばす
昔から人気のあるダーツの練習方法の「紙飛行機」です。
紙飛行機は強い力を加えると、うまく飛ばないので、軽い力で軌道に乗せる必要があります。
この飛ばし方がダーツに通じるところがあり、昔からよく使われています。
⑤プロのプレー動画を分析する
プロのプレー動画を分析するのも良い練習になります。
オススメなのは、プロのフォームを細かく見て、素振りでも良いので完コピしてみることです。
フォロースルー、グリップ、スタンス、リズムの取り方、できることを全て真似します。
なぜなら、ダーツのスローは全ての動作がつながっているから。
全ての動作を真似すると、一連の動作の理論がわかるので、自分のスローにも落とし込みやすくなります。
ダーツボードを家に置いて練習する
ダーツボードがなくても練習はできますが、理想を言えば用意した方が良いです。
色々な家庭用ダーツボードがあるので、住居環境や予算に合わせて家にダーツ環境を作れます。
ダーツを上達したい人はぜひ検討してみてください。
ここからは、ダーツボードを持っている人向けの練習方法を解説します。
電子ダーツボードの練習方法
スマホと連動させて、自動で点数計算してくれるのが電子ダーツボードです。
練習の幅が広くなり、誰でも質の高い練習をすることができます。
アプリでデータを追う
電子ボードには専用のアプリが用意されています。
過去の最高得点や、得点の推移を確認することができます。
目標が立てやすいですし、モチベーションにもつながりますよ。
目標とするレベルから逆算して、カウントアップやゼロワンの平均を上げる練習がオススメです。
オンライン対戦でモチベーションアップ
電子ダーツボードはオンライン対戦にも対応しています。
対戦は楽しいですし、緊張感を持って投げることができるので、本番さながらの練習になります。
ただし、オンライン対戦ばかりやるのはオススメしません。
一人で黙々と投げるよりも、投げる量が少なくなりますし、狙うターゲットが分散されるからです。
カウントアップやゼロワンをメインにして、ご褒美でオンライン対戦をするくらいが良いでしょう。
普通のダーツボードの練習方法
電子ダーツボードではない、シンプルなダーツボードでも十分に練習ができます。
予算が少ない人や、音が心配な方はシンプルなダーツボードをでもOKです。
ブルに向かってひたすら投げる
ブルに向かってひたすら投げるのは、シンプルですが必要な練習です。
ひたすら投げることで、体にダーツを投げる感覚を覚えさせていくことができます。
特に初心者の場合は、投げることに慣れるのが最も重要。
ひたすらブルに投げ続ける時間を作っても良いでしょう。
アプリを使ってスコアを管理する
電子ボードでなくても、スマホのアプリを使って練習をするのがオススメ。
漠然と投げるよりも緊張感が生まれて、本番に近い練習ができます。
オススメのアプリは以下の2つです。
アプリ | 特徴 |
コソ練ダーツ | ブルの本数をタップするだけのお手軽アプリ |
レコダーツ | ダーツマシン顔負けの詳細データを管理できるアプリ |
その他にもオススメのアプリをまとめているので、興味があればチェックしてみてください。
自分のフォームを動画で撮影する
ダーツボードの種類に関わらず、自分のフォームの動画撮影は必ず行ったが良いです。
なぜなら、客観的に自分のフォームを見ると、意外と理想とずれていることが多いからです。
意外と肘が下がっているな
まっすぐ腕を振れていないな
このような発見があります。
真正面、後方、斜め方向など、色々な角度から撮影するのも良いでしょう。
外練習だと、動画撮影は難しかったり、恥ずかしかったりするので、家ダーツの特権ですね。
ダーツ家練習のポイント
ダーツボードを使った家練習の効率を最大限に高めるためのポイントも解説します。
- 毎日投げる
- 休憩を入れる
- 丁寧に投げる
これらの3つを意識することで、家練習の効果が何倍にも高まりますよ。
毎日投げる
家ダーツの環境を整えたら、できるだけ毎日投げるのがオススメです。
3日に1回1時間よりも、毎日20分です。
毎日少しでも良いからダーツを投げることが重要!
休憩を入れる
外練習でも大切なことですが、休憩を取りながら練習することも大切です。
家ダーツをしていると、ついつい楽しくなって長くやってしまいがち。
休憩に関して、面白い研究結果があったのでご紹介します。
ネズミに動く景色を見せて眼球の動きを訓練させる。
1時間連続して猛練習したネズミと、訓練を15分ずつ4回に分けて、間に30分くらいの休憩を置いたネズミを比べてみた。
練習終了直後の記憶は違わないんだけど、24時間後に調べると、「連続」は「休憩あり」の半分ほどに記憶が薄れてしまう。
出典:日本経済新聞 脳は運動技能をどう記憶するか
人間にどこまで適用されるか分からないという注釈もありましたが、かなり興味深い研究です。
個人的な実感としても適度に休憩を入れた方が上達は早いです。
ぜひ、休憩も取り入れながら、効率的にダーツを練習していきましょう。
丁寧に投げる
家でダーツを投げていると、他人の目がないので、雑にダーツを投げがちです。
スローラインの位置が毎回バラバラだったり、スローラインから少しはみ出して投げたり…。
せっかく練習しているのに、雑に投げて変なクセがついたら本末転倒ですからね。
なるべく、本番と同じように丁寧に投げることを心がけましょう。
Aフライトになるためにやった練習方法
最後に、僕がAフライトになるまでにやっていた練習方法を解説します。
当時は電子ダーツボードを持っておらず、安いソフトボードが壊れるまで練習していました。
僕がやっていた練習は3パターンだけ。
- ウォーミングアップとしてブルを狙う
- コソ練ダーツでカウントアップ
- 飽きたら緩めのクリケット練習
それぞれ具体的に紹介します。
ウォーミングアップとしてブルを狙う
練習がスタートすると、ウォーミングアップを兼ねて、ひたすらブルにダーツを投げていました。
アプリも使わない空投げです。
ある程度まとまってきたら、次の練習に移行します。(5〜10分ほど)
コソ練ダーツでカウントアップ
当時は今ほどダーツアプリが無かったので、「コソ練ダーツ」を使っていました。
コソ練ダーツのカウントアップを何度も繰り返していました。
コソ練ダーツは、入ったブルの本数をタップするだけなので、テンポよく練習できます。
目標は前日のハイスコアを上回ることです。
また、目標としていたアベレージ80点を目指してひたすら投げこんでいましたよ。
家練習の8割はこれをやっていたかな。
毎日最低1時間は投げていました。
飽きてきたらクリケット練習
ゼロワン練習に飽きてきたら、クリケットの練習を行いました。
Aフライトになるために、クリケットナンバーに平均3本入れる練習です。
20のシングルに3本入れる→19のシングルに3本入れる→18のシングルに3本入れる…
と15まで狙って終了するシンプルな練習です。
狙ったシングルに2本入らなかったら、前のナンバーに戻るペナルティーを導入していました。
クリケット練習は不要?
Aフライトまではガッツリとしたクリケット練習は不要だと考えています。
むしろ、色々なターゲットを狙うことで、フォームが狂ってしまう危険性も。
あくまで、練習のポイントは「ブル」です。
クリケットは全体練習の2割以下で十分です。
まとめ:家でできるダーツ練習
以上、家でできるダーツの練習方法について詳しく解説しました。
家にダーツボードがなくても、効果的な練習方法はたくさんあります。
隙間時間に家でコソッと練習をして周りに差をつけてしまいましょう!
また、ダーツボードがあると家練習はさらに加速します。
住居や予算に合わせたダーツボードが必ずあるので、ぜひ検討してみてください。
最後に今回のまとめです。
- イメージトレーニング
- 素振り
- ピンポン玉を投げる
- 紙飛行機を投げる
- プロのスローを分析する
- アプリでスコアを計測する
- 自分のフォームを動画撮影する
- ポイントは毎日投げる、休憩を挟む、丁寧に投げる
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
当ブログでは、家練習に最適なダーツボードを徹底比較した記事を用意しています。
やはり、家にダーツボードがあるだけで、上達スピードは段違いにアップします。
興味がある方は、ご覧ください。