現役ダーツプロ&元ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツの「ロートン」について解説します。
ロートンとは?
ロートンの難易度・確率は?
これらの疑問に答えます。
ロートンを一言で言うなら、「1ラウンド中に100〜150点を出すこと」です。
本記事では、知っていそうで意外と見落としがちなロートンの知識を紹介します。
ダーツ歴6年以上で、ダーツバーで働いていた筆者が具体例を交えながら解説します。
ぜひ、参考にしてくださいね。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
【10秒でわかる】ダーツのロートンとは
ダーツのロートン(LOW TON)は1ラウンド中に100〜150点の点数を取ることを言います。
主な対象ゲームはゼロワン、カウントアップです。
略して「トン」と呼ばれることが多いです。
相手がロートンを出したら、「ナイストン!」と声がけしてあげましょう。
100点を超えたら「トン」と覚えましょう!
ロートンの由来
トンはもともと、樽を意味するフランス語に由来しています。(他にも諸説あり)
樽の計量などの意味から、次第に「100」という数字の意味を持つようになったのだとか。
そのため、本場イギリスのハードダーツでは、100点を「トン」と言います。
つまり、ロートンはLOW(低い)100点という意味です。
他にも、ハイトンはHIGH(高い)100点ということですね。
ロートンの具体例
ロートンで一番多いパターンが、ブル+ブル+シングルナンバーです。
ブルを狙っていて、1本だけ外してしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
他にも、T20+S20+S20の組み合わせでもロートンが出ます。
ブルが50点と25点のセパレートブル方式の試合だと頻発しますね。
ブル3連続はハットトリック
ブル3連続は、150点ですがハットトリックという別のアワードになります。
ハットトリックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
しかし、ブル3連続以外で150点を出した場合はロートン扱いになります。
例えば、T20+T20+D15などですね。
滅多に出ることはありませんが、一応知識として紹介しておきます。
ロートンの難易度と確率
ロートンはアワードの中では、比較的簡単だと言えます。
ブル×2本で達成できるので、ダーツ初心者でも十分に出すことが可能です。
また、ダーツ初心者で見かけるのが、偶然の高得点トリプル+ブルの組み合わせでロートンを出すパターン。
どちらにせよ、ダーツを始めたばかりのプレーヤーでも、運が良ければすぐに出すこともできます。
ロートンの確率を計算してみた
ロートンがどれくらい難しいのか確率を計算してみました。
ブルを2本入れてロートンを出す確率を求めます。
- トリプルリング内にダーツがランダムで刺さると仮定
- トリプルリング内の面積は110.25πcm^2
- ブル内の面積は4.84πcm^2
この面積から、ダーツを1本投げてブルに入る確率は4.39%と計算できます。
1ラウンド中に2回ブルに入れればロートンなので、以下の計算結果が得られます。
3C2×0.0439×0.0439=0.00578
つまり、ロートンが出る確率は、約0.6%ということが分かりました。
170回投げたら1度ロートンが出る確率です。
想像より低くてビックリ!
ただし、ロートンにはトリプルが絡むこともあるので、実際の確率はもっと上でしょう。
特に、ダーツがブレる初心者こそ、偶然トリプルに入る可能性があります。
そのため、難しく構えずにブルを狙っていれば必ず出せるアワードと言えます。
まとめ:ダーツのロートン
以上、今回はダーツのロートンについて解説しました。
ダーツをやっていると必ず見かけることになるアワードなので、ぜひ覚えておきましょう。
ロートンを出した人がいたら「ナイストン!」とサラッと掛け声できるとカッコいいですよ。
最後に今回の内容をまとめます。
- 1ラウンド中に100点〜150点を取るとロートンになる
- 声がけは「ナイストン!」
- 難易度はやや簡単で、初心者でも出せる
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
このブログでは、ロートン以外のアワードも徹底解説しています。
興味があれば、ぜひご覧ください。