現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、「プレミアムリップポイントロング」のレビューを行いました。
普通のリップポイントと何が違うの?
どんな人にオススメなの?
ぶっちゃけ使いやすいの?
これらの疑問に答えます。
今まで15種類以上のチップを使ってきた筆者が実際に使い込んでレビューを書きました。
記事の後半では、他社のロングチップとの違いも比較しています。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
なお、プレミアムリップポイント30が早く欲しい!という人は、下記からチェックしてみてください。
【30秒でわかる】プレミアムリップポイント30
プレミアムリップポイント30の詳細
価格 | 600円 |
---|---|
内容量 | 30本 |
1本あたり | 20円 |
全長 | 30mm |
規格 | 2BA |
カラー | ブラック、ホワイト、レッド、ネオンイエロー、ブルー、ネオングリーン、ネオンピンク、グレー |
販売店 | ダーツショップ「ダーツハイブ」 |
エルスタイルの20周年記念に作られた「プレミアムリップポイント30」。
そんなプレミアムリップポイント30の大きな特徴は以下の3つ。
- プレミアムリップポイントのロング版
- 過去一の強度・耐久性
- 豊富なカラーラインナップ
それぞれサクッと30秒で解説します。
特徴1.プレミアムリップポイントのロング版
プレミアムリップポイント30は、ベストセラー「プレミアムリップポイント(Premium Lip point)」のロングバージョン。
通常タイプが全長24.52mmに対して、プレミアムリップポイント30は30mm。
5mm以上も長くなりました。
長くなることで、指をチップにかけやすくなり、ハードダーツのように前重心に近づけることができます。
特徴2.過去一の強度・耐久性
過去一の強度を目指した当チップ。
チップは長いほど折れやすくなる傾向がありますが、かなり頑丈だと感じました。
中には1ヶ月以上持ったという声も上がるなど、ロングチップとは思えない耐久性が魅力です。
通常のプレミアムリップポイント並みの高い耐久度!
人によってはそれ以上に感じるかも。
特徴3.豊富なカラーラインナップ
プレミアムリップポイント30は、非常に豊富なカラーが揃えられている点も魅力です。
ロングチップは普通のチップよりも販売数が落ちます。
そのため、本来ならばカラーを絞ることが普通ですが、当チップは以下の8色展開。
- ホワイト
- ブラック
- ブルー
- レッド
- イエロー
- グリーン
- グレー
- ピンク
自分好みのマイダーツにカスタマイズしたい人の選択肢になります。
プレミアムリップポイント30を徹底レビュー
ここからはプレミアムリップポイントを深掘りしながら、徹底的にレビューを行います。
マニアックな話も含めて紹介していきますね!
プレミアムリップポイント30の形状
プレミアムリップポイント30は独特な形状をしています。
分かりやすいように3分割をして考えてみました。
1.イボイボ加工の先端
チップの先端は、プレミアムリップポイントお得意の「イボイボ加工」がされています。
イボイボ加工により、荒れたダーツボードでもしっかりと刺さりやすい特徴があります。
2.四角形状の中央部
プレミアムリップポイント30の最大の特徴である中央部。
通常よりも、中央部が長く作られておりロングチップとしての秘密がここに詰まっています。
四隅にラインが入った、いわゆる「四角形」のような形状をしているのが特徴です。
そのため、チップに「角」ができるので、この形状は好みが分かれると思います。
ハマる人には指にピタリとハマって気持ちが良いですし、ハマらないと角が気になります。
僕はグリップ時にダーツを指で回転させるので、角が気になりました。
友人は全く気にならない!と言っていたので、人によります。
3.特許取得の緩みづらいネジ
プレミアムリップポイントの「緩みづらいネジ」を継承しています。
特許取得のネジで、確かに緩みづらい。
プレミアムリップポイント30は、中央部を握ってネジを締めることができるので、より一層固く締められます。
使い勝手は◎でした
使い勝手はかなり良かったです。
1番感動したのは「抜きやすさ」。
通常のプレミアムリップポイントは、使い始めはダーツボードに固く刺さりがちで、抜くのが大変なことも。
しかし、プレミアムリップポイント30は、最初から抜きやすいです。
イボイボの配置を変えたからなのか、サクッと抜くことができました。
この抜きやすさには感動!
コンドルチップの抜きやすさに近いものを感じます。
刺さりやすさも流石はリップ
プレミアムリップポイントシリーズは、イボイボ加工でしっかりと刺さってくれるのが心強いです。
特にメンテナンスが行き届いていない荒れたダーツボードで投げても、しっかりと刺さってくれます。
プレミアムリップポイント30でもこの刺さりやすさは健在でした。
耐久性は本家超え?
プレミアムリップポイント30は過去1の耐久性を目指したとのことでしたがガチです。
折れないですし、なかなか曲がりません。
ヘタをすると、通常のプレミアムリップポイントを超えたのではないか?という耐久性です。
ロングチップで心配な耐久性は問題ありません。
ロングチップなので少しの曲がりがダーツの刺さり方に大きく影響します。
常に先端は真っ直ぐを保てるようにしましょう。
人によっては刺さりづらい
ロングチップ全般に言えることですが、ロングチップは人によっては全く刺さりません。
ダーツの飛びの角度がロングチップと相性が悪いと、マジで全く刺さらないのです。
そんな人たちは、フライトとシャフトのバランスが悪い可能性があります。
ロングチップで刺さらない人は、フライトを大きくしたり、シャフトを長めにすると解決する可能性がありますよ。
価格はやや高め
価格は30本入りで600円。
1本あたり20円ですね。
耐久性を含めたコスパを考えると、悪くはないでしょう。
ただ、後述する他社チップと比べると、少し高いなという印象があります。
プレミアムリップポイントシリーズと比較
プレミアムリップポイントシリーズには、今回の30を含めて3種類があります。
- プレミアムリップポイントショート
- プレミアムリップポイント(無印)
- プレミアムリップポイント30(ロング)
それぞれの特徴を表にまとめました。
製品 | ロング | 無印 | ショート |
---|---|---|---|
長さ | 30mm | 24.52mm | 21.3mm |
重さ | 0.34g | 実測0.27g 公式0.29g | 0.26g |
価格 | 600円 | 600円 | 600円 |
1本あたりの価格 | 20円 | 20円 | 20円 |
価格はすべて変わりません。
耐久性に関しても、すべて一定以上の耐久性があります。
シンプルにチップの長さの好みで選ぶと良いでしょう。
重さは長いほど重くなる傾向がありますが、重さは誤差ですね。
ショートとロングの差は0.08g程度。
投げていて感じられる人はほとんどいないのではないでしょうか。
他社ロングチップと比較
最後に、他社のロングチップと比較を行いました。
現在、日本で人気の高いロングチップは、コンドルチップアルティメットと、ハイパーポイントです。
それぞれの特徴を表にまとめました。
製品 | プレミアムリップポイント30 | コンドルチップアルティメット | ハイパーポイント |
---|---|---|---|
長さ | 30mm | 31mm | 30mm |
重さ | 0.34g | 0.4g | 0.41g |
価格 | 600円(30本) | 600円(40本) | 310円(25本) |
1本あたりの価格 | 20円 | 15円 | 12.4円 |
刺さりやすさや抜きやすさ、耐久性などの「使い心地」はこのようなイメージです。
プレミアムリップポイント30 = コンドルチップアルティメット > ハイパーポイント
ハイパーポイントが耐久性と抜きやすさであと一歩といったところ。
チップのカタログスペックは横並び
チップとしてのスペックはほぼ横並びですね。
コンドルチップアルティメットが41mmと微妙な差ではありますが1番長いです。
重さはプレミアムリップポイント30がやや軽いものの、ほぼ誤差と言って良いでしょう。
どのロングチップを選べば良い?
ハイパーポイントは価格が安いので、ロングチップがどんなものか試してみたい人に向いています。
コンドルとリップにやや劣るものの、十分に使える性能です。
コンドルとリップは、完全に好みですね。
指をかける部分が、シンプルが良い人はコンドル、面で指を置きたい人はリップが良いのではないでしょうか。
まとめ:プレミアムリップポイント30のレビューまとめ
以上、今回はプレミアムリップポイント30のレビューを行いました。
当チップの登場により、プレミアムリップポイントも3種類の長さ展開が可能になりましたね。
性能面も今までのリップポイントを徹底的に研究したような形でクオリティが高かったです。
以下に当てはまる人はプレミアムリップポイント30の満足度が高いと思います。
- プレミアムリップが好きな人
- ロングチップが好きな人
- 豊富なカラーからロングチップを選びたい人
- 独特な四角形なチップ形状がハマる人
僕の評価は80点!
個人的にはコンドルチップアルティメットの方が馴染みました。
人によっては、当チップの形状が好きな人もいるので完全に好みが分かれるところです。
当ブログでは、僕が今まで使ってきた全てのチップをランクづけした記事も書きました。
チップ選びで迷っている方はぜひご覧ください。