・自作ダーツスタンドは難しい?
・どんな作り方があるの?
・100均アイテムで作りたいんだけど…。
こんなお悩みを解決します。
- オススメは2×4木材の自作スタンド
- 市販スタンドの方が安上がりな人も
- 多少のDIY工具が必要
- 100均アイテムだけで自作は難しい
家投げダーツの必須アイテム「ダーツスタンド」。
ダーツスタンドを使えば、賃貸物件でも家ダーツができますし、騒音対策にもなります。
ただ、ダーツスタンドは意外と値段が高いのがネック。
ダーツボードと合わせて購入すると、5万円以上することも…。
「自作のダーツスタンド」なら、価格を抑えながら自分好みのダーツスタンドが手に入ります。
この記事では、自作スタンドを作るべき人の特徴や、自作の具体的な方法など、詳しく解説しました。
詳しいプロフィール
- 家投げ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
自作ダーツスタンドを作るメリット
自作ダーツスタンドを作るメリットは以下の2つです。
- 安くダーツスタンドが手に入る
- 自分の部屋にあった物が作れる
それぞれ解説します。
安くダーツスタンドが手に入る
自作でダーツスタンドを作る一番のメリットは、価格が安く抑えられる点です。
最安3000円ほどで安定感のあるスタンドが手に入ります。
ダーツスタンドのメーカー品は10000円〜20000円が相場なので、自作の安さがわかりますね。
ダーツボードの購入にもお金がかかるので、スタンドを安くGETできるのは嬉しい!
自分の部屋にあった物が作れる
自作スタンドは、部屋に合わせた自分好みのダーツスタンドにすることができます。
スペースに問題がある人や、部屋のインテリアに合わせることもできます。
木材で作る自作ダーツスタンドも最近は流行っていますね。
メーカー品で木材のスタンドはほぼ存在しないので、木材スタンドが欲しい人は自作を検討するのもアリです。
色を塗ったり、棚をつけたりして、カスタマイズするのも良いね!
自作ダーツスタンドを作るデメリット
自作ダーツスタンドを作るデメリットは以下の2つです。
- 組み立ての手間がある
- 安定感を保つのに工夫が必要
それぞれ解説します。
組み立ての手間がある
自作ダーツスタンドには組み立てる手間があり、時間がかかります。
工具や素材調達のための車が必要な場合も。
工具を持っていない人は、工具代もかかってしまうので、高くつく可能性もあります。
安定感を保つのに工夫が必要
自作ダーツスタンドはいかに安定感を高めるかが腕の見せどころです。
家ダーツで効果的な練習をしたいなら、スタンドの安定感と正しい距離が大切です。
中途半端な環境では、変な「クセ」がつく恐れもあります。
安定感のあるダーツスタンドを作るための、工夫・調整はDIY初心者には少しハードルが高いです。
自作ダーツスタンドがオススメな人
以上のメリットとデメリットを踏まえて上で、自作ダーツスタンドがオススメな人の特徴は以下の4つ。
- 安くダーツスタンドを手に入れたい人
- 自分好みのスタンドが欲しい人
- DIYが得意な人
- 家に工具が揃っている人
これらに当てはまる人は自作ダーツスタンドを検討してOKです。
市販のスタンドを買った方が良い人
正直、市販のダーツスタンドを買った方が良い人も多いです。
メーカー品は、組み立てが簡単にできて、安定感も保証されています。
価格は10000〜20000円で安くはありませんが、ダーツガチ勢なら1、2ヶ月で元が取れてしまう値段です。
初めて家ダーツをする人は、市販のダーツスタンドをチェックしてから自作を検討しましょう。
ここからは、自作ダーツスタンドの作り方を具体的に3パターン紹介します。
2×4木材の自作ダーツスタンド
最近人気が高いのが、2×4木材とアジャスターを使った自作ダーツスタンドです。
ざっくりとした特徴は以下の通りです。
自由度が高く、自分好みのスタンドが作れる
2×4木材を使った自作ダーツスタンドのアレンジは無限大。
もちろん、1本の支柱でシンプルで省スペースに仕上げても良いです。
2本の支柱を用意して、壁を作ってダーツスタンドを設置するのもアリ。
自分の部屋に合った、オシャレなダーツスタンドを作ることができます。
木材の調達が課題
2×4木材ダーツスタンドは、木材の調達が人によっては難しいです。
このスタンドは、2×4(ツーバイフォー)材という規格の木材を利用します。
ホームセンターで買うことができますが、2m近い木材を運搬するので車は必須です。
車種によっては積めない可能性もあります。
2×4木材は通販も活用
2×4木材は通販で買うこともできます。
ただ、大型宅配便を使うことになるので、送料は覚悟しましょう。
オススメの通販ショップは「IPC DIY」です。
十分な長さの2×4材を個人宅でも注文できて、木材のカットのサービスもしています。
価格は少し高めですが、他に条件に当てはまるショップがないので、ここをチェックしてみてください。
木材、カット、送料、全て込みで6000〜7000円くらいです。
2×4自作スタンドに必要なもの
他にも、工具はドライバー、(きり、電動ドライバーがあるのがベスト)が必要です。
素材自体は安く、うまく揃えれば3000円以下を実現できます。
2×4木材を突っ張らせるためのアジャスター。
様々なタイプがありますが、ベーシックな20kg荷重でダーツスタンド用途には十分です。
ダーツボードとスタンドを繋げるためのパーツです。
ダイナスティのブラケットは、主要なダーツボードに対応しています。
2×4木材自作スタンドの作り方
設置場所の床から天井までの高さを測ります。
「天井の高さ – 95mm」になるように、2×4材をカットして購入。
ホームセンターで買う際は、50円くらいでカットしてくれます。
通販で買う際には、カットしてもらうのを忘れずに。
天井の高さが2100mmの場合
「2100mm – 95mm = 2005mm」にカット!
木材とラブリコのアジャスターを組み合わせて、天井と床の間を突っ張らせます。
設置は簡単で、一人で3分で完了します。
床からダーツボード中心の高さ(173cm)を測り、木材に印をつけます。
印が中心になるようにブラケットをネジ止め。
きり、電動ドライバーがあるとサクッと終わります。
手動でゴリゴリとドライバーを回してもOKです。
最後に、ダーツボードを設置して完了です。
僕も、実際に2×4木材を使ってダーツスタンドを自作しました。
詳しい作り方を知りたい人は、こちらをご覧ください。
突っ張りパーテーションの自作スタンド
突っ張りパーテーションを利用して自作スタンドを作ることもできます。
ざっくりとした特徴は以下の通りです。
手軽で安く作れるので、昔から人気のある手法です。
僕も最初はこの方法を使っていました。
豊富な突っ張りパーテーションから選べる
突っ張りパーテーションは各メーカーから発売されており、いろいろな種類があります。
部屋のスペースを考慮しながら探してみてください。
中でもメッシュパネルのパーテーションが、簡単にダーツボードを設置できてオススメです。
ただし、10000円越えのパーテーションを買うなら、最初から市販のダーツスタンドを買った方が満足度は高いです。
突っ張りパーテーションに必要なもの
アイテム | 参考価格 |
---|---|
突っ張りパーテーション | 5000〜10000円 |
ブラケット (ダイナスティ) | 1000円 |
結束バンド | 100円 |
合計 | 6100〜11000円 |
結束バンドを使うので、工具は必要ありません。
ダーツボードとスタンドを繋げるためのパーツです。
ダイナスティのブラケットは、主要なダーツボードに対応しています。
突っ張りパーテーション自作スタンドの作り方
突っ張りパーテーションによって、設置できる高さに制限があります。
設置場所の天井高を測っておくと安心です。
突っ張りパーテーションを設置します。
製品にもよりますが、20〜30分ほどで設置できます。
メッシュパネルに結束バンドでブラケットを固定します。
4カ所を止めれば、耐久性は十分です。
最後にブラケットにダーツボードを設置して完了です。
ベンリーブラケットの自作スタンド
最近注目されているのが、ベンリーブラケットを利用した自作ダーツスタンドです。
ざっくりとした特徴は以下の通りです。
スチールラックを拡張するパーツ
ベンリーブラケットは、スチールラックに取り付ける拡張パーツです。
色々なものを設置でき、ダーツボードを設置するのにも使えます。
高さの合うスチールラックが家にあれば、ベンリーブラケットだけ購入すればOKです。
4段のスチールラックが必要
ベンリーブラケットをダーツスタンドとして使うには、4段のスチールラックが必要です。
ラック天板が128cm〜144cmに調整できればOK。
安いものなら5000円ほどで手に入るので、収納として購入しても良いですね。
ベンリーブラケットの対応ボード
ダーツボードを手間なく設置できるのが魅力のベンリーブラケット。
ダーツボードは以下に対応しています。
- ダーツライブシリーズ(ホーム、ゼロ、200s、100s)
- ディークラフト イージーフィットネス(ブラケット)
- グランダーツ ブラケットU-Type
主要なダーツボードはカバーしていますね。
ブラケットも使えるので、ハードダーツボードを取り付けることもできます。
ダーツライブシリーズなら、ブラケットも不要で設置が簡単!
ベンリーブラケットに必要なもの
アイテム | 参考価格 |
---|---|
ベンリーブラケット | 8500円 |
スチールラック | 5000円〜 |
ブラケット (設置ボードによる) | 1000円 |
合計 | 13500円〜 |
工具はドライバーと六角レンジがあればOKです。
ボードによってはこれ一つで設置が可能な便利パーツ。
4段のスチールラックがベンリーブラケットに適しています。
ダーツライブ以外のダーツボードを設置するなら必須。
ベンリーブラケット自作スタンドの作り方
家にスチールラックがある人は一度高さを測ってみましょう。
天板の高さが128cm〜144cmなら、わざわざ買う必要がありません。
当てはまるラックがなかったら、購入しましょう。
分解された状態で届くので、組み立てます。
組み立てたベンリーブラケットをスチールラックに取り付けます。
ブラケットが必要な場合はベンリーブラケットに取り付けをします。
最後にダーツボードを設置して完了です。
ニトリのアイテムを活用した自作ダーツスタンド
ニトリの家具でダーツスタンドは作れませんか?
この質問を結構いただきます。
大手家具ブランドのニトリでダーツスタンドが作れれば大助かりですよね。
結論、ニトリ製品でダーツスタンドの代わりになるものを作ることは可能です。
Nポルダで自作ダーツスタンドを作る
「ワイヤーシェルフNポルダ」という突っ張り棒タイプの収納棚がオススメです。
系統としては、前述の「突っ張りパーテーション」を活用したダーツスタンドと同じです。
まずは、Nポルダの天井と床を突っ張る支柱を用意します。
あとは、ワイヤーラックなどでダーツボードを吊り下げると、ダーツスタンドが自作できます。
Nポルダはオンラインショップ購入がオススメ
カスタマイズ性能が高いので、棚をつけたり、引き出しをつけたりすることもできますよ。
Nポルダはニトリの実店舗では取り扱いが少ないようです。
購入の際は、オンラインショップを推奨します。
自作ダーツスタンドのよくある質問
ここまで、自作ダーツスタンドの具体的なアイデアを紹介してきました。
最後に、自作ダーツスタンドのよくある質問に回答します。
- そもそもダーツスタンドは必要ですか?
-
ほとんどの方は家練習にダーツスタンドは必要です。
壁に直接ダーツボードをねじ止めすることもできますが、賃貸物件だとNG。
持ち家でも、壁に大きな穴が開くので、避けた方が無難でしょう。
また、壁にダーツボードを直接貼り付けると、音が隣の部屋にダイレクトに伝わります。
静音性の観点からも、ダーツスタンドを活用した方が良いです。
- 100均アイテムだけでダーツスタンドは自作できますか?
-
100均のアイテムでダーツスタンドを自作することも可能です。
具体的な方法としては、ワイヤーネットを活用します。
カーテンレールなどにワイヤーネットをS字フックで下げてダーツボードを設置します。
設置はブラケットを噛ませるのが一般的なので、100均のアイテムだけの縛りでは難しいでしょう。
安価で、応急措置には良いですが、安定感は正直イマイチです。
なよダーツが刺さった時に大きくブレて、練習に集中できないことも…。
まとめ:自作ダーツスタンドで安く家ダーツ
以上、自作ダーツスタンドについて詳しく解説しました。
うまく自作できれば、安いのに品質の良いダーツスタンドを手に入れることができます。
ただし、市販のスタンドを買った方が良い人も多いので、柔軟に検討してみてください。
最後に、今回の内容をまとめます。
- 自作は最安3000円から実用的なスタンドが手に入る
- 組み立て工具や車が必要な場合も
- 初めての家ダーツは市販のスタンドがベター
- 100均アイテムでのスタンドは難易度高め
2×4木材の自作スタンドが一番おすすめ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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このブログでは家庭用ダーツボードを徹底比較した記事もあります。
10秒であなたに合ったダーツボードがわかる診断も作ったので、興味があれば読んでみてください。