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【本当に必要?】ダーツのセットアップ・ノーセットアップを徹底解説

ダーツのセットアップについて解説

現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。

本記事では、ダーツを構える動作である「セットアップ」について解説します。

セットアップって何?

セットアップの高さや位置は?

ノーセットアップが気になる!

これらの疑問に答えます。

セットアップはダーツスローの始まりの動作です。

日本人プレーヤーが特に大切にしているポイントでもあります。

正しいセットアップを行うことで、ダーツスロー全体をスムーズにスタートすることができます。

しかし、最近ではセットアップをあえて行わないノーセットアップも注目されています。

そこで、この記事では、セットアップに関するアレコレをダーツのプロ目線で解説しました。

ノーセットアップについての見解もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

この記事の著者
真なよダーツ。管理人「なよ」

ダーツブロガー

なよ@nayokaeru

nayo

詳しいプロフィール
  • ダーツ歴6年
  • ダーツバー勤務2年
  • ダーツプロライセンス所有
  • ダーツライブマイスター所有
  • 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人

→なよの詳しいプロフィール

当記事は、セットアップ、ノーセットアップどちらのスローも使う筆者が書きました。

どちらのスローでもカウントアップ1000点を達成したことがあるので、参考になると思います。

セットアップの基本は知っているから、自分にぴったりのセットアップを提案して欲しい!

と言う人は、下記の「Aフライト育成講座」もチェックしてみてください。

目次

ダーツのセットアップとは

ダーツのセットアップとは?

セットアップとは、ダーツを投げる前の構えです。

体の前で腕をピタッと止めて、ターゲットに狙いを定める動作です。

無意識中にやっている人も多いのではないでしょうか?

ダーツスローを分解すると以下になります。

STEP
セットアップ

ダーツを構える

STEP
テイクバック

ダーツを体側に引く

STEP
リリース

ダーツを投げる(ダーツから手が離れる)

STEP
フォロースルー

ダーツを投げた後の腕を伸ばす動作

→スロー全体の流れの解説はこちら

セットアップは、ダーツスローの始まりの動作であることが分かります。

セットアップをしっかりと作ることで、スローをスムーズにスタートさせる効果がありますよ。

ノーセットアップとは

出典:https://www.youtube.com/watch?v=jmQxgOZnums

あえてセットアップを行わずに投げる方法をノーセットアップと言います。

自然な動作で、テンポよくダーツを投げられるのが特徴です。

日本人プレーヤーで取り入れている人は少ないですが、海外選手はノーセットアップの選手が多いです。

【本当は教えたくない】セットアップのコツ

ダーツのセットアップのコツを解説

ここからは、セットアップのコツを解説します。

僕のダーツ経験と、体の正しい使い方の理論から分析したコツなので、参考にしてください。

セットアップのコツ
  • ターゲット・ダーツ・目線を一直線
  • 自分に合った狙い方を探す
  • セットアップの位置とリリースポイントを合わせる
  • ユーミングを取り入れるのもアリ

それぞれ詳しく解説します。

ターゲット・ダーツ・目線を一直線

セットアップでは、ターゲット、ダーツ、目線を一直線にするのがオススメです。

なぜなら、テイクバック→リリースの高さがダーツが投げやすい高さに自動的に決まるからです。

この高さで肘を構えると、スロー中に肘が大きく動くことがなくなります。

なよ

もちろん、自然に肘が動くことは悪いことではないので、肘を固定しないようにしましょう!

肘固定については、テイクバック編で詳しく解説しています。

→ダーツのテイクバックのコツを徹底解説

自分に合った狙い方を探す

セットアップで、あなたは、どのように狙いをつけているでしょうか?

ダーツの狙いのつけ方は人によって様々な方法があります。

ブルを狙う前提で、人気の高い狙い方を紹介します。

自分に合った狙い方を見つけてみてください。

手でブルを隠す

手のひらでブルを隠してターゲットを狙うセットアップの方法
赤点をブルに合わせる

ダーツプロでも使っている人が多い、ブルを手で隠す方法です。

隠す、と言うよりは、「ブルに手が被さる」というイメージですね。

ブルをよく見ながら、手をブルに合わせるようにセットアップをしましょう。

フライトの十字に合わせる

ダーツのフライトの十字架に合わせてターゲットを狙うセットアップの方法
赤点をブルに合わせる

昔からの定番の狙い方です。

フライトの十字の部分にブルを合わせて狙いをつけます。

手のひらにブルを乗せる

手のひらにブルを乗せてターゲットを狙うセットアップの方法
赤点をブルに合わせる

手首を倒してセットアップする人に好まれる方法です。

手のひらにブルを乗せるイメージで狙いをつけます。

指の隙間から覗き込む

指の隙間からダーツのターゲットを狙うセットアップの方法
赤点をブルに合わせる

ダーツをグリップした時にできる空間にブルを入れて、狙いをつけます。

グリップによって出来ないこともあるので、人を選ぶ方法です。

上手くできると、グリップとセットアップの両方が一気に合わせられるメリットがあります。

セットアップの位置とリリースポイントを合わせる

ダーツから手を離すタイミング(リリースポイント)を、セットアップの位置に合わせてみましょう。

こうすることで、セットアップとリリースポイントが2つとも固定されるので、スローの再現性が上がります。

リリース、リリースポイントについて詳しく解説した記事も用意しています。

興味があればご覧ください。

→リリースのコツを徹底解説

ユーミングを取り入れるのもアリ

出典:https://www.youtube.com/watch?v=tOIxSeJm7xI&t=124s

セットアップが安定しない…

テイクバックにスムーズに移行できない…

このような人は、セットアップ時にユーミングを取り入れるのもアリです。

ユーミングとは、テイクバック前に、ダーツを「チョンチョン」と前に出す動作です。

ユーミングには、テイクバックの繋ぎの役割があります。

ダーツプロでもユーミングを取り入れている選手も多いですね。

浅田斉吾選手や、山田勇樹選手は昔からユーミングを利用して、スローを安定させています。

なよ

車で言うところのローギアを噛ませるイメージです。

【1000点を出して気づいた】ノーセットアップのコツ

ダーツのノーセットアップのコツを解説

ここからは、最近注目度が高い「ノーセットアップ」のコツについて解説します。

ノーセットアップのコツは「自分ルールを決める」ことです。

テンポよくダーツを投げるノーセットアップでは、ルールを決めないと以下の問題が発生します。

  • 調子が悪いときは、どこを改善したら良いか分からない…
  • 調子が良いときは、なぜ調子が良いのか分からない…

調子が良い時のスローを何度も繰り返すためにも、自分の中でルールを決めておきましょう。

ノーセットアップのルールとして人気の高いものを紹介します。

ルール1. 縦ラインをしっかりと合わせる

テイクバック→リリースの腕の振りの縦ラインに、ターゲットを合わせるのは鉄板です。

海外選手も取り入れている人が多く、ノーセットアップの動作安定には必須です。

ルール2. ターゲットに腕を伸ばす

ボリスカリチュマーのターゲットに腕を伸ばすセットアップ
出典:https://www.youtube.com/watch?v=42J9V8TVACw

テイクバックをする前に、ターゲットに対して腕を伸ばす選手も多いです。

ある意味では、手を伸ばす動作がセットアップと捉えることもできるでしょう。

ルール3. テイクバックの位置を決める

テイクバックの引いてくる位置を決めるのも有効です。

テイクバックの位置を明確にしておくことで、セットアップをせずともスローが安定します。

肩の上に乗せるイメージや、頬の横をかすめるイメージを持つ人が多いです。

セットアップはするべきなのか?

ダーツのセットアップとノーセットアップのメリットとデメリットを解説

セットアップとノーセットアップどちらを選べば良いのだろう?

と疑問に思う人も多いかもしれません。

結論、どちらを選んでも強くなることができます。

実際に、どちらのタイプもトップ選手が存在していますからね。

ここからは、セットアップとノーセットアップのそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

セットアップをするか否かの判断基準にしてください。

セットアップのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • フォームが安定しやすい
  • スローを分析しやすい
  • ぶつ切りスローになりやすい
  • 3本1セットのスローが難しい

セットアップをするメリットとデメリットをまとめました。

それぞれ解説します。

メリット1. フォームが安定しやすい

セットアップをすると、動作1つ1つが明確になるので、フォームを安定させやすいです。

調子よかったポイントを覚えておけば、次回も同じ動作がしやすいことは最大のメリットと言えます。

そのため、ダーツの経験値はノーセットアップに比べて早くたまるでしょう。

なよ

毎日ダーツを投げられない人はセットアップを決めた方が、上達が早いと感じています。

メリット2. スローを分析しやすい

セットアップを取り入れると、スローを分析しやすい点もメリットです。

スロー1つ1つの動作を分けて考えて、分析がしやすいので、上達スピードは早いです。

デメリット1. ぶつ切りスローになりやすい

セットアップを取り入れることで、ぶつ切りスローになりやすいデメリットがあります。

ぶつ切りスローとは、ダーツスローの一連の動作がスムーズにいかないことを言います。

セットアップに意識を集中しすぎると、一歩まちがると「ぶつ切りスロー」になることは心に留めておきましょう。

なよ

あくまでも自然な動作の延長線上にセットアップがあると考えましょう!

デメリット2. 3本1セットのスローが難しい

日本人選手は、1本1本のダーツを丁寧に投げる傾向があります。

一方で、ヨーロッパの選手は3本のダーツを1セットで考えて投げている選手が多いです。

ヨーロッパ選手の圧倒的な強さを考えると、ダーツは3本1セットで投げた方が良いと予想できます。

セットアップを取り入れると、1本1本のダーツで一呼吸置いてしまいがち

3本1セットのスローがやりにくいという点もデメリットと言えるでしょう。

ノーセットアップのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 自然に投げられる
  • テンポよく投げられる
  • 動作を一定にするのが難しい
  • テンポのコントロールが難しい

次に、ノーセットアップをするメリットとデメリットをまとめました。

それぞれ解説します。

メリット1. 自然に投げられる

ノーセットアップの最大のメリットは自然にダーツを投げられる点です。

しっかりと狙いをつけるセットアップは、自分の自然なスローを崩す可能性があります。

そのため、頭で一生懸命考えて、体に合わないセットアップを繰り返していると、最悪の場合はイップスになることも。

一方で、ノーセットアップは自然な動作で投げるので、イップスに強いと言えるでしょう。

メリット2. テンポよく投げられる

ノーセットアップのスローは、とにかくテンポが良いです。

ダーツは3本1セットで投げることが重要なので、このテンポの良さは大きな強みです。

また、テンポの良いスピーディーなスローは相手にプレッシャーをかけた攻撃的なプレイスタイルになります。

なよ

テンポの良い攻撃的なプレーヤーはやりにくい相手です(笑)

デメリット1. 動作を一定にするのが難しい

ノーセットアップは、流れるようなスローになるので、動作を一定に保つことに苦労します。

また、スローが崩れても、原因が分かりづらいところもデメリットですね。

ノーセットアップのコツでも紹介した「自分ルール」を決めておくことが安定化のポイントです。

デメリット2. テンポのコントロールが難しい

ノーセットアップはテンポやスロースピードの管理も難しいです。

一定の速度で投げるためのルーティンを持っておくことが大切です。

正直、ノーセットアップで素早くハットトリックを出すと、めちゃくちゃ気持ちが良いです。

この気持ちよさが癖になって、いつの間にかダーツを早く投げることが目的になってしまうことも…

目的がすり替わらないように注意しましょう。

なよ

僕もノーセットアップの気持ち良さにやられていた時期があります(笑)

まとめ:ダーツのセットアップ・ノーセットアップ

ダーツのセットアップとノーセットアップの解説まとめ

以上、今回はダーツのセットアップについて解説しました。

セットアップはダーツスローの始まりの動作です。

セットアップを安定させることがスローの精度をUPにつながります。

しかし、最近ではヨーロッパ選手の影響もあり、ノーセットアップも広まってきました

どちらにもメリットとデメリットがあるので、自分に合った方法を選んでみてくださいね。

最後に今回の内容をまとめます。

ダーツのセットアップまとめ
  • セットアップはダーツを構える動作
  • あえて構えない「ノーセットアップ」もある
  • セットアップのコツはターゲット・ダーツ・目線を一直線にすること
  • セットアップからテイクバックがスムーズにいかない人は、ユーミングを取り入れる
  • ノーセットアップでは、自分ルールを決めておく
なよ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

当ブログでは、セットアップの他に大切な「ダーツの投げ方」のポイントを解説した記事を用意しています。

ダーツ初心者に必ず目を通して欲しい内容になっているので、ぜひご覧ください。

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