この記事では、エスフォーのダーツバレル「斬月」をレビューします。
2022年1月の発売初日に手に入れて、長らく使ってきた相棒バレルの一つです。
2年ほど実戦で投げてきたので、かなり詳しいレビューが書けるかと思います。
ぜひ参考にしてください。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
エスフォー「斬月」のスペック
形状 | ストレート |
材質 | 90%タングステン |
重量 | 18.5g |
カット | マイクロリングカット |
重心 | 前重心or後ろ重心 |
長さ | 47.0mm |
最大径 | 6.7mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | エスフォー |
販売価格(税込) | 7,590円 |
販売サイト | ダーツハイブ |
斬月が向いている人
- 指抜けが抜群のバレルを探している人
- シンプルなストレート形状バレルが欲しい人
- コスパの良いバレルを探している人
- 前重心・後ろ重心を切り替えて楽しみたい人
重量
バレル単体重量は18.5gです。
最近のバレルとしては少しだけ軽めで扱いやすいでしょう。
カット
カットは、前方から後方まで一律のマイクロリングカットが施されています。
どこを持っても違和感がないので、グリップの自由度が非常に高いですね。
ただし、毎回同じグリップが難しいのが弱点とも言えます。
重心
重心は、前重心(フロント)です。
ただし、斬月はリバーシブル機能を搭載しています。
チップのつける向きを変えれば、違和感なく後ろ重心(リア)に変更することができます。
長さ
長さは47.0mmのやや長めです。
ロングストレートバレルというカテゴリーになるでしょう。
太さ・最大径
最大径は6.7mm。
多くのバレルが6.5〜7.5mmなので、割と平均的な太さと言えます。
斬月の特徴と強み
斬月の特徴は以下の通りです。
- 0.2mmの極小マイクロリングカット
- リバーシブル機能
- 誤魔化しが効かない性能
それぞれ、僕の2年間の経験をもとに解説します。
0.2mmのマイクロリングカット
斬月の1番の特徴はバレル全体に施された0.2mmのマイクロリングカットです。
0.2mmのマイクロリングカットは、リングカットの中でも最細レベルの緻密なカットです。
このカットが、想像をはるかに超えた指抜けを実現しました。
ノーグルーブよりも指抜けが良い!?
斬月をグリップした時は、マイクロリングカットの細やかな引っ掛かりを感じます。
しかし、リリース直前の手から離れる瞬間は、驚くほどカット感がありません。
指のコンディション次第ですが、下手をするとノーグルーブよりも滑りやすいかも…。
スルッとすっぽ抜けてしまうことが何度もありました。
指との設置面積が減ったのが指抜けの秘密
マイクロリングカットを搭載したことで、指との設置面積が減少したからだと予想できます。
カットの引っ掛かりよりも、設置面積が少なくなったことの指抜けの良さが勝りました。
つまり、斬月は、異彩を放つ「無月シリーズ」の中でも屈指の指抜けの良さを誇っています。
とにかく指抜けの良いバレルが欲しい!
己の指の感覚に全てを託す!
という人にオススメのバレルに仕上がっていますよ。
リバーシブル機能あり
斬月のもう一つの魅力は、リバーシブルで使える点です。
外見からは見分けはつきませんが、斬月の内部は深くエグられている側と、浅くエグられている側があります。
つまり、重心が意図的にずらされているのです。
斬月はフライトとチップをつける向きを変えるだけで、前重心と後ろ重心に変身させることができます。
左右対称の形状で、一律のカットが施されている斬月だからこその強みです。
前重心セッティングがおすすめ
基本的には前重心のセッティングがオススメです。
まるでスティールダーツを投げているかのような、鋭い飛びを見せてくれます。
バレルの後方をグリップしたい人は後ろ重心にセッティングするのもアリ。
シャフトを握り込むようなグリップをする人でも安定感のある飛びが実現します。
よくグリップやセッティングを変える人には斬月は非常にコスパの良いバレルと言えます。
2種類のバレルを買ったような満足感がありますよ!
セッティングをコロコロ変えて楽しみたい僕には最高のオモチャでした(笑)
誤魔化しが効かない性能
僕の知り合いには斬月に惚れ込んで、メインバレルとして使っている人が何人かいます。
その中の1人は、「誤魔化しが効かない最高のバレル」と評していました。
確かに、斬月は抜群の指抜けの良さと、綺麗に投げないと飛ばないロングストレートの特徴を持っています。
一見すると、ピーキーな性能とも言えますが、練習用バレルとしては最高です。
自身のコンディションが悪いと上手く飛ばない斬月は、自分の調子を整える「調律」として使えますよ。
無月と斬月の違い
エスフォーのバレルでは「無月」も有名ですよね。
無月はシンプルなストレート形状に、カットを一切施さないノーグルーブを採用したバレルです。
あまりにもシンプルすぎるその形状は、まさに「金属の棒」。
全国のストレート愛好家がこぞって買い求めたため、販売当初は品薄が続くほど人気がありました。
無月の人気に味をしめたのか、その後もエスフォーは無月の姉妹製品をリリースしてきました。
斬月も無月の姉妹製品としてリリースされています。
スペックはほぼ同じ
バレル名 | 斬月 | 無月 |
---|---|---|
材質 | タングステン90% | タングステン90% |
全長 | 47.0mm | 47.0mm |
最大径 | 6.7mm | 6.7mm |
重量 | 18.5g | 18.5g |
重心 | 前重心or後ろ重心 | 中央 |
カット | マイクロリングカット | ノーグルーブ |
価格 | 7590円 | 7590円 |
無月と斬月のスペックを比較してみました。
非常に共通点が多く、違いはカットと重心位置くらいです。
無月シリーズは、一度慣れれば、色々なバレルを違和感なく移行することができる強みがあります。
まとめ:エスフォー斬月
以上、今回はエスフォーのバレル「斬月」のレビューを行いました。
エスフォーらしい7590円というコスパの良さで、リバーシブル機能が付いている、お得なバレルです。
指抜け性能は僕が今まで使ってきたバレルの中でもトップクラス。
指のコンディションや、指先の繊細な動きがダイレクトに影響するので、玄人向けのバレルと言えるでしょう。
指抜けの良いストレートバレルを探している方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!
当ブログでは、斬月の他に実際に投げて厳選した2023年最新版のおすすめダーツバレルを紹介しています。
ストレート・トルピードの2つの形状に分けて紹介しているのでぜひご覧ください。