・ダーツボードを静音化したい!
・実際にどれくらい静かになるの?
・改造の具体的な方法を教えて!
こんなお悩みを解決します。
ダーツにハマると、どうしても家で練習したくなりますよね。
ただ、家練習には「音」のハードルがあります。
特に、アパートやマンションに住んでいる方は、音が心配な方も多いのではないでしょうか。
今回は、パテを使ったダーツボードの静音化を行いました。
集合住宅でも時間を気にせずに、心置きなくダーツ練習をしたい人はぜひ参考にしてください。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
【結論】静音改造の効果は?
結論ですが、ダーツボード静音化を行い、改造前と比べて音を37%カットに成功しました。
今回は、ソフトダーツボードの中でも静音性が高い「ダーツライブゼロボード」を使っています。
ハイレベルな静音性能に磨きがかかり、時間に縛られず練習することができるようになりました。
具体的な数値は以下の通りです。
状態 | 音圧 | 改造前の音量を「1」 |
---|---|---|
改造前 | 79.8dB | 1 |
改造後 | 75.7dB | 0.625 |
詳しい実験条件
使用ダーツ:トリニダード「ノーウッド」17.2g
セッティング時の重さは18g程度です。
計測機器
Androidアプリ「デシベルX」を使用。
音計測アプリの中でも精度が高いと評判のアプリです。
計測方法
高さ1.3mからダーツを自由落下(矢速18km/hを再現)
自由落下にすることで、普通に投げるよりも誤差を抑えています。
改造前と改造後の聴き比べ
改造前
改造後
音の質が若干変わっていることが分かります。
改造前に比べて、改造後は高い音がカットされて、不快感のある音が減った印象です。
ハードボードには一歩及ばず…
ダーツボード | 改造前の音量を「1」 |
---|---|
ゼロボード(改造後) | 1 |
ゼロボード(改造後) | 0.65 |
ダーツライブホーム | 3.55 |
ハードボード (ダイナスティ) | 0.33 |
過去の実験結果をもとに、他の主要のダーツボードとの音の大きさを比較しました。
やはり、ハードダーツボードの静音性能は流石です。
改造ゼロボードの半分の音量とは恐れ入りました。
ただ、改造ゼロボードも相当静か。
夜に練習できるようになり、大満足の結果です。
やはり、音が心配な人はハードボードがベストですね。
ダーツボードを静音化する方法3選
ダーツボードの静音化について深掘りしていきます。
静音化する方法は大きく分けて以下の3つ。
- パテを詰める
- スポンジを詰める
- セグメントの周りにテープを貼る
それぞれ解説します。
パテを詰める
最も静音効果が期待できるのが、セグメントにパテを詰める方法です。
パテとは、傷や凹みを埋めるために使われる補修材のこと。
パテには衝撃や音を吸収する特徴があるので、セグメントに詰めることで音を抑えることができます。
手間がかかるのが弱点ですが、高い静音効果が期待できます。
今回、僕はパテを詰める改造を行いました。
スポンジを詰める
スポンジを詰める方法も人気があります。
スポンジによって、静音効果にはバラツキがあります。
100均で売っているような安い食器用スポンジでは、効果はいまひとつ。
やるなら、防音スポンジを用意する方が良いでしょう。
厚みは5mm〜10mmが適しています。
セグメントの周りにテープを貼る
セグメントの周りにテープを貼って、セグメントのガタつきを抑える方法です。
ダーツが刺さった時のカタカタ音を抑えることができます。
ただ、この方法だけでは、静音化改造としては弱め。
他の方法と組み合わせると良いでしょう。
パテでダーツボードを静音化する手順
僕が実際にパテを使ってダーツボードを静音化した手順を解説します。
- ダーツボード
- エアコン用パテ
- ラップ
- プラスドライバー
上記のアイテムを準備します。
エアコン用パテ
パテはエアコン用の柔らかい「非硬化性」のものを用意してください。
硬く固まるタイプだと、衝撃を吸収してくれずに、静音効果が期待できません。
ホームセンターでも売っているようですが、僕はAmazonで買いました。
1kgのパテでピッタリでした。
ラップ
ラップは家にある食品用のものでOK。
小さめのラップが作業がしやすいです。
ダーツボードを裏返しにして、ドライバーを使って分解をします。
ゼロボードは8本のネジを外すだけで分解できるので簡単です。
分解すると、衝撃吸収材シートがあるので、こちらも外しておきます。
写真のようにセグメントが剥き出し状態にしましょう。
パテをセグメントに詰めていきます。
そのままパテを詰めても良いですが、ラップに包んで詰めるのがオススメです。
セグメントからパテが飛び足したり、チップにパテが付着することを防げます。
まずはセグメントを取り出します。
セグメントに小さく切ったラップを被せます。
適量のパテをラップの上に置きます。
指で押して、セグメント全体にパテを広げます。
ラップを包んで、セグメント一つ分が完成です。
この作業を全てのセグメントに行っていきます。
全てのセグメントにパテを詰めた様子がコチラ。
ラップに包みながら詰めたので、合計1.5時間ほどかかりました。
最後に、衝撃吸収材シートを被せて、蓋を閉めれば完了です。
表から見ても、パテが詰まっているかどうかは分かりませんね!
ダーツボード静音化のQ&A
最後にダーツボードを静音化する前に疑問だったことについて回答します。
- 静音化する時の注意点は?
-
ダーツボードの静音化は自己責任です。
公式のサポートや保証が受けられなくなる点に注意しましょう。
- 電子ダーツボードは静音化できる?
-
ダーツライブホームや、グランボード3などの電子ボードも同様の方法で静音化できます。
ただし、先述した通り、公式のサポートが受けられなるので自己責任です。
最悪、改造したことによって故障する可能性もあります。
また、電子部品があるので、分解の難易度も高めです。
- もっと音対策をしたい!
-
ダーツは以下の3つの音が発生します。
- ダーツが刺さる音
- 足音
- その他の音
それぞれの音に対して適切なアプローチをすることで、音の心配をせずに家ダーツが楽しめます。
具体的な音対策については別記事で詳しく解説しています。
【騒音対策】自宅でダーツはうるさい?苦情が来てからでは遅いです 「自宅のダーツ音が心配…」「うるさい!とクレームを受けないかな…」そんな悩みを解決する記事です。実際に家投げ歴6年のダーツプロが解説します。
まとめ:ダーツボードの静音化
今回は、ダーツボードを静音化する改造を紹介しましたが、いかがでしたか?
ソフトダーツボードを改造することで、音の心配を減らしてダーツの練習に打ち込むことができます。
集合住宅に住んでいるけど、ソフトボードで練習がしたい!
そんな人は、ぜひこの記事を参考に静音化にトライしてもらえればと思います。
最後にダーツボードの静音化についてまとめます。
- パテを詰めて音の37%カットに成功
- パテ、スポンジ、テープを使うのが人気
- 保証が受けられなくなるので自己責任
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
あなたにぴったりのダーツボードは?
静音化の改造を知っていれば、ソフトダーツボードの選択の幅が広がります。
また、静音化をしても音が心配という人は、ハードダーツボードを選択する手もアリです。
このブログでは、家庭用ダーツボードを徹底比較した記事を用意しています。
ダーツボード選びに悩んでいる方は読んでみてください。
あなたにぴったりのダーツボードが分かる「10秒診断」も作りました!