現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツの「スリーインザベッド(THREE IN A BED)」について解説します。
スリーインザベッドとは?
スリーインザベッドの難易度・確率は?
スリーインザベッドを出すコツを教えて!
これらの疑問に答えます。
スリーインザベッドを一言で言うなら、「1ラウンド中に同じトリプルに3回入れること」です。
難易度は間違いなくハットトリック以上で、難しいのが特徴です。
本記事はスリーインザベッドを400回以上出したことがある筆者が解説しました。
ぜひ参考にしてください。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
【30秒でわかる】ダーツのスリーインアベッド
スリーインザベッドとは、1ラウンド中に同じナンバーの同じセグメント化された領域に3回投げることを言います。
一応、正式名称は「スリーインアベッド」です。(この記事では、スリーインアベッドで統一します)
スリーインザブラックに引っ張られて、スリーインザベッドと呼ぶ人が多い気がします。
他にも、スリーインナベッドと呼ばれることもあります。
ただ、多くのプレーヤーは、略して「ベッド」と呼ぶことが多いです。
そのため、正式名称は深く考えなくてOKです。
相手がスリーインアベッドを出したら、「ナイスベッド!」と掛け声をしてあげましょう!
スリーインアベッドの具体例
以下のパターンは全てスリーインアベッドです。
- トリプル19に3連続で入った
- D19に3連続で入った
- S19のファットシングルに3連続で入った
実際には、日本ではトリプルに3連続入ることをベッドという認識が強いです。
スリーインアベッドの条件
スリーインアベッドの条件が少しややこしいので紹介します。
原則、スリーインアベッドの対象はトリプルなら何でも良く、T19、18はもちろん、T1でもOKです。
ゼロワンやカウントアップでは、T1に3連続投げてもスリーインアベッドのムービーが流れます。
ただし、クリケットは15〜20でないと、スリーインアベッドとしてカウントされません。
また、T20のスリーインアベッドは、TON80(トンエイティー)という別の名前がついています。
TON80もスリーインアベッドの1つなのですが、ダーツマシンではTON80のムービーが優先されます。
スリーインアベッドの語源
カジノのルーレットから語源が来ているとのこと。
同じ場所に3つベットするところから来ているという説があります。
スリーインアベッドの難易度
スリーインアベッドは、最高クラスに難しいアワードの一つです。
理由は、何と言ってもターゲットの小ささ。
トリプルの面積はブルの面積よりも圧倒的に小さく、難易度が高い理由になっています。
実際にビット数を数えてみると、以下の通りです。
ブルのビット数 | 158個 |
トリプルのビット数 | 58個 |
つまり、ブルの大きさの約1/3ということが分かります。
スリーインアベッドの確率を計算
スリーインアベッドの難易度の高さを計算します。
そもそもハットトリックが難しいので、今回は分かりやすくハットトリックの達人を考えます。
ハットトリックの達人は、必ずブルに入れる超実力者です。
そんなハットトリックの達人が、スリーインアベッドを出す確率を計算します。
ブルの達人でも2万回に1回!?
必ずブルに命中させる人が、トリプルに入る確率は先ほどのビット数から以下で求められます。
58÷158×100=36.7%
これを3回連続で繰り返すので、0.0367×0.0367×0.0367です
つまり、ブルの達人がスリーインアベッドを出す確率は0.005%となりました。
これは、ブルの達人がトリプルに2万回投げてたった1回出る確率です…。
こんなに難しいの!?という計算結果です。
現実的なスリーインアベッドの確率
現実的には、もう少し簡単だと感じています。
なぜなら、ハットトリックを出せる実力があれば、さらに細かく狙うことも可能だからです。
また、スリーインアベッドには数字の制限がないので、得意なトリプルナンバーでもOK。
上のナンバーが苦手な人は、19や17でもOKです。
実際、僕が11000回ほどハットトリックを出したことがありますが、スリーインアベッドは400回でした。
肌感覚としても、計算結果よりは簡単だと感じています。
スリーインアベッドのコツ
最後にスリーインアベッドを出すコツを紹介します。
基本的には「練習あるのみ」なのですが、知っておくとスリーインアベッドを出しやすくなります。
得意なトリプルナンバーを狙う
スリーインアベッドは自分の好きなトリプルナンバーを狙ってOKです。
そのため、得意なナンバーを選ぶと良いでしょう。
特にT19やT17は、ターゲットの位置が低いので狙いやすいと感じる人が多いです。
T20でも良いけど、T20ではTON80のアワードが流れます。
ダブル狙いも有効
とにかく一度スリーインアベッドを出してみたい!という人は、ダブルを狙うのも有効です。
スリーインアベッドはダブルでも達成できます。
ダブルはトリプルに比べて面積が大きいので、得意なダブルをひたすら狙えば比較的簡単に出すことができるでしょう。
細めのマイダーツを使う
スリーインアベッドは小さなトリプルに3本のダーツを入れる必要があるので、細いダーツが有利です。
また、ハウスダーツのような軽いダーツだと、ダーツがダーツに弾かれてしまうことも。
もちろんハウスダーツでもスリーインアベッドは出せますが、マイダーツの方が出しやすいのは確実です。
まとめ:ダーツのスリーインアベッド
以上、今回はダーツのスリーインアベッドについて解説しました。
難易度が高いアワードなので、しっかりと実力をつけてから挑戦してほしいと思います。
まずはハットトリックに慣れるところから始めると良いでしょう。
最後に今回の内容をまとめます。
- 1ラウンドで同じトリプルに3本入れるとスリーインアベッドになる
- 略されて「ベッド」と呼ぶことが多い
- ハットトリック以上の高難易度
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
このブログでは、スリーインアベッド以外のアワードも徹底解説しています。
興味があれば、ぜひご覧ください。