現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事ではマイダーツをカスタマイズするためのパーツについて解説します。
ダーツの矢って何て言うの?
ダーツのパーツの名前が知りたい!
ダーツパーツのおすすめを教えて!
これらのお悩みを解決します。
事実としてマイダーツを作るためのパーツには様々な種類があります。
初めてダーツをする人や、マイダーツが欲しいと思った人はパーツ選びで苦戦する人が多いです。
せっかくなら本格的でかっこいいマイダーツを作りたいですよね!
本記事では、マイダーツのパーツの知識を分かりやすく解説しました。
各パーツごとに「これを買っておけば間違いない!」という厳選アイテムも紹介しています。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
ダーツバー店員として、何人ものマイダーツ選びをお手伝いしてきた筆者が解説しています。
なお、早くオススメのパーツを教えて!と言う方は、以下をチェックしてみてください。
迷ったらコレで間違いない!
2023年最新版ベストバイ
バレル
アサシン
フライト&シャフト
コンドルフライトアックス
チップ
コンドルチップ
【これだけ覚えればOK】マイダーツの4つのパーツ
- バレル
- フライト
- シャフト
- チップ
マイダーツは上記の4つのパーツで構成されます。
どれが欠けてもダーツは成立しません。
逆に言うと、この4つだけ覚えて帰ってもらえればOKです。
ここからは4つのパーツを深掘りしながら解説します。
【ダーツの心臓パーツ】バレルとは?
ダーツの最も大切なパーツが「バレル」です。
金属でできた、ダーツを握る部分のパーツですね。
バレルによって握り心地や飛び方が大きく変わるので、ダーツの心臓と言われることも。
価格はピンキリで、安いものなら1000円程度、高級品は5万円オーバーです。
ただ、一般的には5000〜15000円程度のバレルを使っている人が多いです。
バレル選びで注目してほしいポイントは3つ。
- 素材
- 形状
- 重さ・長さ
それぞれサクッと解説しますね。
バレル素材はタングステン一択です
- タングステン
- ブラス
- ステンレス
- アルミ
バレルの素材は主に上記の4種類です。
正直、素材は何も考えずにタングステンを選べばOK。
タングステンは比重が重いレアメタルで、耐久性が高く何年も使うことができる素材です。
ほとんどの人はタングステンを使っているので、いかにダーツに適した素材か分かります。
タングステンの比率は75〜95%と様々ですが、タングステンが配合されていればOKです!
タングステンダーツは、どんなに安くても3000円程度します。
1000円程度のダーツはブラス素材が使われていると思います。
バレルの購入前には必ず素材をチェックしてみてください。
バレルの形状
バレルの形状は以下の3つが人気です。
- ストレート形状
- 真っ直ぐな形状
- トルピード形状
- 前方が膨らんだ形状
- 砲弾形状
- 前方が膨らんだ短めの形状
バレル形状は、好みによるところが大きいです。
自分の投げやすいもの、見た目が気に入ったもので選んでOKです。
迷ったらトルピード形状がおすすめ
ちなみにダーツ初心者にはトルピード形状のバレルがオススメです。
ダーツを感覚的に投げられ、ダーツ特有の棒を飛ばす感覚も養うことができます。
また、膨らんだ形状のおかげで握る位置が決まりやすいという特徴があります。
毎回同じ場所を握ることができて、スローの再現性が高まりますよ。
バレルのベストバイ「アサシン」
数あるバレルの中で、とりあえず買っておいて間違い無いのは、名作「アサシン」でしょう。
シンプルなトルピード形状で、万人が及第点を与える必要十分なスペック。
そして、ダーツハイブの初心者セットなら成型フライトもついて4300円程度という鬼コスパです。
とりあえず1セット持っておけば色々と使えるので、買っておいて損はありませんよ。
僕も何度も買っては初心者の方にプレゼントして…と繰り返しています(笑)
ダーツバレルについて超絶詳しく解説記事を書きました。
2023年最新版のガチで使えるおすすめランキングも作ったので、興味があればぜひ。
【ダーツの羽根】フライトとは?
フライトはダーツの羽根部分のパーツのことを言います。
フライトのおかげでダーツは狙ったところに飛んでいくわけですね。
フライトは使っているうちに、欠けたり裂けたりする消耗品パーツです。
相場は200〜700円程度で、ダーツプレーヤーは常に複数個をストックしています。
フライト選びで注目して欲しいポイントは2つ。
- フライトのタイプ
- 形状
それぞれサクッと解説します。
フライトのタイプ
- 折りたたみフライト
- 成型フライト
フライトは2つのタイプがあります。
折りたたみフライトとは、紙素材の昔ながらのフライトです。
バレルを購入した時に付属していることも多いですね。
一方で、成型フライトとは、プラスチック素材の新しいフライトです。
フライトタイプのメリット・デメリット
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
折りたたみフライト | 安い カスタマイズ性が豊富 | 耐久性が弱い 快適に使うための知識が必要 |
成型フライト | 高耐久で長持ち 初心者でも扱いが簡単 | 価格が高め カスタマイズ性がやや弱い |
それぞれのメリットとデメリットを表にまとめました。
今からダーツを始める人は成型フライトがオススメ。
やや高いですが、その分長く使えるのでコスパは高いですよ。
実際に日本のダーツプレーヤーのほとんどは成型フライトを使っています。
フライトの形状
フライトには様々な形状があります。
形状や、フライトの表面積によってダーツの飛び方が変化します。
よく見かけるフライト形状は以下の通り。
- スタンダード形状
- シェイプ形状
- ティアドロップ形状
- スリム形状
色々ありますが、シェイプ形状を選んでおけばOKです。
シェイプ形状は最もソフトダーツに適した形と言われています。
実際にダーツプロの多くもシェイプ形状を愛用しています。
飛びを変化させるなら、シャフトの長さを変える方がオススメです!
フライトのベストバイ「コンドルフライトアックス」
フライトのベストバイは「コンドルフライトアックス」です。(以下アックスと呼称)
アックスは、フライトとシャフトが一体化しています。
そのため、フライトとシャフトの相性を考える必要がなく、初心者に優しいです。
また、アックスは「壊れることがあるのか?」と疑問に思うほどの驚異的な耐久性が特徴。
1500円とフライトの中では高額ですが、お値段以上の活躍をしてくれます。
ダーツプロにも愛用されているので、性能も申し分ありません!
フライトをもっと詳しく学びたい人向けに、フライトを完全攻略した記事も書きました。
よろしければ、こちらもご覧ください。
【バレルとフライトを繋ぐパーツ】シャフトとは?
バレルとフライトの間を繋ぐパーツを「シャフト」と呼びます。
シャフトは使っているうちに、折れたり曲がったりする消耗品パーツです。
相場はピンキリで、安いものなら200円程度、高級品になると10000円を超えるものまで!
使われている素材によって価格は大きく変わるので、この点も後ほど詳しく解説します。
シャフト選びで注目したいのは以下の3つです。
- シャフトの規格
- 長さ
- 素材
それぞれ解説します。
シャフトの規格
成型フライトは、メーカー独自の規格が採用されていることがあります。
代表的なものだと、コスモダーツの「フィットシリーズ」ですね。
フィットは独自規格なので、フライトとシャフトを合わせなくては使うことはできません。
成型フライトを使う際は、独自規格なのかチェックして対応するものを選んでください。
汎用規格のシャフト
シャフトには幅広いフライトと組み合わせることができる「汎用規格」もあります。
汎用規格のシャフトは先端が4つの爪になっており、フライトを挟んで固定します。
汎用規格のシャフトは、基本は折りたたみフライトと組み合わせます。
中には汎用シャフトが使える成型フライトも存在します。(エルスタイル社のエルフライトなど)
シャフトの長さ
- ショート
- インビト
- ミディアム
- ロング
シャフトの長さは大きく分けて4つあります。
一般的には、バレルの前方を持つ人はショートサイズ、後方を持つ人はロングサイズを選びます。
最初は少しだけ短めな「インビドサイズ」が投げやすいと感じる人が多いようです。
バレルの形状や投げ方によっても変わるので、色々試してみて下さい。
ダーツを投げた時に空中で安定してスムーズに飛んでいるか確認してみよう!
シャフトの素材
- ナイロン(プラスチック)
- アルミ合金
- カーボン
- チタン合金
シャフトには様々な素材が用意されており、それぞれで重さや耐久性が違います。
最初はナイロンシャフトを選べばOKです。
ナイロンシャフトは耐久性が低く、折れやすいのが弱点ですが、安く購入することができます。
安いナイロンシャフトで、色々な長さを試してみるのも良いでしょう。
気に入った長さを見つけたら、耐久性の高い素材にも挑戦してみよう!
シャフトのベストバイ「ゼロシャフト ブラック」
汎用規格シャフトのベストバイはジョーカードライバーの「ゼロシャフト」です。
軽量で高耐久なカーボン素材を使いながら、5本セット1000円以下の圧倒的コスパが魅力。
正直、他のシャフトと比べて1段レベルの違う存在と言って良いでしょう。
成型フライト「エルフライト」との相性も抜群なことで知られています。
シャフトはフライトと規格を合わせることが大前提です。
そのため、まずはフライトに独自規格がないかを調べてくださいね。
【ダーツの先端パーツ】チップとは?
ダーツの先端のプラスチックでできたパーツを「チップ」と呼びます。
チップは使っているうちに曲がったり折れたりする消耗品です。
ダーツ用品の中でも最も交換のサイクルが早いアイテムで、相場は1本10円〜20円程度。
チップ選びで注目したいポイントは3つです。
- 規格
- 素材
それぞれ解説します。
チップの規格
- 2BA規格
- No.5規格
- 4BA規格
- 1/4規格
チップには上記のネジ穴の規格があります。
色々ありますが、95%以上の人は2BAのチップを買えばOKです。
No.5や4BAはかなり特殊なので、バレル選びの時に気づくはず。
また、安さに釣られて購入すると、使えないことがあるので規格は要チェックです。
チップの素材
- プラスチック
- カーボン
- 金属(ステンレスなど)
チップの素材は上記の種類があります。
ソフトダーツをするなら、「プラスチック素材」一択です。
それ以外のチップは、そもそも刺さりませんし最悪ダーツボードが壊れます。
必ずプラスチック製を買うようにしましょう。
チップのベストバイ「コンドルチップ」
チップのベストバイは「コンドルチップ」です。
刺さりやすく、抜きやすく、さらには高い耐久性能を持った、非常に優れたチップです。
正直、不満がないチップなので、とりあえずコンドルチップを買っておけば間違いありません。
チップをどこよりも詳しく解説した記事も書きました。
よろしければ、こちらもご覧ください。
【深淵へ】マニアックなダーツ用パーツ
ここまで、ダーツを構成する基本の4パーツを紹介してきました。
正直、これらの4パーツを押さえておけば十分にダーツを楽しむことができます。
ここから先は、
もっと快適にダーツをしたい!
もっとマニアックなパーツの知識を学びたい!
こんな人向けに、プラスアルファーのダーツパーツについて解説します。
ここまで知っていれば、あなたも「ダーツ通」になれますよ。
紹介するパーツは以下の3つです。
- Oリング
- シャフトリング
- フライトプロテクター
それぞれ解説していきますね。
Oリング:ダーツ中の緩みストレス激減
Oリング(オーリング)とは、チップやシャフトのねじ山に装着する小さなゴムのパーツです。
装着することによって、ネジの緩みを防止することができます。
小さく目立たないパーツですが、その効果は抜群。
特に緩みやすい金属シャフトと組み合わせると、ダーツが快適になります。
シャフトやチップが緩んでストレス…。
という人はぜひ導入してみてください。
すぐに効果を実感できます。
Oリングのベストバイ「コスモダーツ」
オススメはコスモダーツのOリングです。
他社製品よりも少し小さく作られており、ネジを締めた時にはみ出にくいという特徴があります。
どれも同じと思いきや、意外と違うのでお試しあれ。
Oリングと一緒にアタッチメントを
ちなみに、Oリングの装着には専用のアタッチメントが便利です。
不器用な人でも簡単に素早くOリングを装着できます。
アタッチメントはコンドルのダブルアタッチメントがおすすめ。
キーホルダーになっていてダーツケースにぶら下げておけて便利です。
僕はアタッチメントがないと、なかなか付けられなくてイライラします(笑)
シャフトリング:フライトを外れにくくする
シャフトリングは、シャフトとフライトの接合部に装着する小さなリング状のパーツです。
シャフトリングにはシャフトとフライトを外れにくくする効果があります。
主に折りたたみフライトや、成型フライトの「エルフライト」で使われます。
シャフトリングには規格があり、少しややこしいですが、以下のルールを覚えておけばOKです。
- 折りたたみフライトには指輪型のシャフトリング
- エルフライトには筒形のシャフトリング(シャンパンリング)
それぞれのシャフトリングのおすすめも紹介しますね。
指輪型シャフトリングのベストバイ
指輪型のシャフトリングは、ターゲットの「チタニウムスロットロックリング」がオススメ。
プラスチック製のシャフトリングと違って、割れることがないので半永久的に使えます。
小さなパーツですので、紛失にだけは注意してください。
筒型シャフトリングのベストバイ
筒型のシャフトリングには「シャンパンリング」と言う名前がついています。
シャンパンリングのオススメは、エルスタイルの「プレミアムシャンパンリング」です。
金属製で耐久性が高く、エルフライトがメチャクチャ外れにくくなります。
少しだけ高いですが、プラスチック製のシャンパンリングとは天と地の差があります。
エルフライトユーザーはぜひ、「プレミアムシャンパンリング」をチェックしてみてください。
フライトプロテクター:フライトを守る
フライトプロテクターは折りたたみフライトの後ろにつける小さな金属パーツ。
90度に綺麗にフライトを開いてくれる効果と、フライトを長持ちさせる効果があります。
マイナーアイテムですが効果は抜群なので、折りたたみフライト派の人は一度使ってみてください。
実験したことがありますが、フライトが2倍以上長持ちしました!
フライトプロテクターのベストバイ
ハローズの定番フライトプロテクターがオススメです。
値段も安く、丈夫なので、繰り返し使うことができます。
ただし、小さいパーツなので無くさないように注意しましょう。
まとめ:マイダーツのカスタマイズパーツ
以上、マイダーツをのカスタマイズパーツについて解説しました。
とりあえず、バレル、フライト、シャフト、チップの4チップを覚えておけばOKです。
マイダーツのパーツ選びは個性や戦略があり、非常に面白いダーツの要素です。
ただ、1番最初は何を選んだら良いか分からないことがあると思います。
そんな時は、今回紹介したベストバイのダーツパーツを選んでもらえれば失敗はありません。
バレル
アサシン
フライト&シャフト
コンドルフライトアックス
チップ
コンドルチップ
ぜひ参考にしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
マイダーツ以外にダーツに必要なアイテムをまとめた記事も書きました。
オンラインショップを利用する際は、まとめて購入すると送料が無料になってお得です。
興味があれば、こちらもご覧ください。