現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、家に業務用のダーツマシンを置くのはあり?という疑問を解説します。
家に業務用のダーツマシンを置くのって憧れますよね。
ダーツにハマった人なら一度は考えるのではないでしょうか?
ただ、こんな疑問もあります。
そもそも家に業務用のダーツマシンは置けるの?
どれくらいお金がかかるんだろう?
どこで買えば良いのだろう?
本記事では、これらの悩みを全て解決します。
ダーツバー店員として業務用ダーツマシンに携わってきた僕が解説するので、ぜひ参考にしてください。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
結論:家に業務用ダーツマシンはオススメしない
結論から言うと、家に業務用のダーツマシンを設置することは可能です。
ただし、全くオススメしません。
現在は優れた家庭用ダーツボードが数多く存在しているので、正直メリットがありません。
むしろ、デメリットが非常に大きいです。
自宅に業務用ダーツマシンを設置する5つのデメリットを紹介します。
デメリット1. 入手が難しい
そもそも個人で業務用ダーツマシンを入手するのは難しいです。
現在、業務用ダーツマシンはレンタルが基本。
ダーツバーやネットカフェは専門業者からレンタルしています。
個人では、そのような業者からレンタルを受けることができません。
そのため、中古で出回っているダーツマシンを探して購入する必要があります。
デメリット2. 最新モデルは買えない
市場に出回っている中古マシンを購入するので、最新マシンは入手不可です。
必然的に型落ちのマシンになります。
ダーツライブ3やVSフェニックスXを夢見ても、家に置くことはできません。
デメリット3. とにかく高い
中古マシンの購入は高額です。
中古販売業者から買うと、何世代も前のモデルでも20万円以上が相場。
比較的新しいモデルだと70万円を超えてきます。
デメリット4. 重い、デカい
業務用マシンはとにかく大きくて重いです。
例えば中古マシンとして人気のあるダーツライブ2EXのスペックがこちら。
所要面積 | 65cm(幅)×57.4cm(奥行) |
高さ | 239.5cm |
重量 | 120kg |
お店で投げていると気づきませんが、かなり広いスペースが必要になります。
また重量も100kgを超えてくるので、簡単に移動させることはできません。
デメリット5. オンラインに繋げられない
一部例外を除き、業務用ダーツマシンはオンラインに繋げることができません。
なぜなら、オンラインは専用回線の契約が必須で、一般家庭では契約不可だからです。
せっかくダーツマシンを置いてもオフライン台になってしまいます。
以上が、自宅に業務用ダーツマシンを置くのはやめておいた方が良い理由です。
99%の人はこれでOK!家庭用ダーツボードのススメ
業務用ダーツマシンを買わなくても、家でダーツを練習する方法があります。
それは、家庭用のダーツボードを買うことです。
最近の家庭用ダーツボードは性能が上がっています。
スマホと接続して自動計算をしたり、オンライン対戦をすることも可能です。
ダーツライブホームが特にオススメ
家庭用ダーツボードの中でも、ダーツライブホームが特にオススメです。
ダーツライブホームは業務用ダーツマシン「ダーツライブ3」の家庭版。
スマホと接続すれば、ダーツライブ3と同じ画面で練習することができます。
レーティングシステムもダーツライブ3と同じで、ダーツライブホーム同士でオンライン対戦も可能です。
価格も27000円と、業務用ダーツマシンを買うよりも遥かに安上がりです。
どうしても業務用マシンが諦められない人へ
正直、99%の人は家庭用のダーツボードで満足できます。
ここから先は、
それでも、俺は絶対に業務用ダーツマシンが欲しいんだ!
そんな人向けの内容です。
僕も一時はメチャクチャ憧れていたことがあるので、その気持ちは分かります。
ロマンがありますよね。
そんな熱いパッションを持っている人向けに、業務用マシンの購入について調査してみました。
業務用ダーツマシンの入手方法
業務用ダーツマシンの入手方法は主に2種類あります。
- 専門業者から買う
- ヤフオクなどで見つける
それぞれ解説します。
専門業者から買う
中古のダーツマシンを集めて販売している業者から買う方法です。
「ダーツマシン 業務用 販売」と検索すると専門の業者が見つかります。
住んでいる地域から近い業者に頼むのがベストですね。
専門業者で買うメリット・デメリット
動作チェックやメンテナンスされているマシンが購入できるので、トラブルは少ないでしょう。
運搬や設置を依頼できる点も嬉しいです。
一方で、価格は高め。新しいモデルのマシンだと60〜70万円することもザラです。
ヤフオクなどで見つける
ヤフオクや、ジモティーで中古のダーツマシンを入手する方法もあります。
お店が閉店になったり、ダーツマシンが不要で出品している人がヤフオクなどに出品しています。
ヤフオクのメリット・デメリット
メリットは安くダーツマシンを買える可能性がある点です。
販売業者の価格の半額以下で買えることが多々あります。
中には、タダでいいから引き取ってくれ!という案件も。
一方で、手間やトラブルも多いので、上級者向けの方法です。
引き取りに行く必要があったり、自分で運搬や設置をする必要があります。
また、マシンが故障しているケースもあるので、マシンの面倒を見ることができる人向けですね。
家置きに人気の業務用ダーツマシン
現在、手に入りやすい業務用マシンを紹介します。
ヤフオクの価格は全く参考にならないので、中古販売業者の参考価格を記載しています。
ただ、価格は業者や時期によって大きく変動するので、興味がある方はご自身でお調べください。
ダーツライブ2EX
参考価格 | 中古50〜70万円 |
所要面積 | 65cm(幅)×57.4cm(奥行) |
高さ | 239.5cm |
重量 | 120kg |
中古で手に入るダーツライブマシンの最新機種です。
光るセグメントを搭載し、ダーツライブの中でも屈指の名機。
いまだに需要が高い分、中古販売価格は高めです。
VSフェニックスS
参考価格 | 中古45〜70万円 |
所要面積 | 70cm(幅)×60cm(奥行) |
高さ | モニター1枚:215cm モニター2枚:251cm |
重量 | モニター1枚:101kg モニター2枚:110kg |
中古で手に入るフェニックスマシンでは、一番新しいモデルです。
ダーツボードの上下にモニターを搭載し、視認性が抜群。
まだまだダーツバーでも見かけることがある人気の高いマシンです。
Vダーツ Mini Pro
参考価格 | 新品53〜65万円 |
所要面積 | 54.8cm(幅)×10cm(奥行) |
高さ | 100cm |
重量 | 30kg |
光るセグメントが特徴の台湾のダーツマシン「Vダーツ MINI PRO」。
個人でも新品の購入が可能で、オンラインに繋げることもできます。
業務マシンでありながら、壁掛けタイプのコンパクトな形状が特徴。
家庭用ダーツボードは物足りないけど、業務用マシンは置けない…。
そんな痒い所に手が届きます。
ダーツビートDBS100
参考価格 | 新品53万円 |
所要面積 | 63cm(幅)×53.2cm(奥行) |
高さ | 203.1cm |
重量 | 91kg |
ド派手な全面タッチパネルが特徴の韓国ダーツマシン「ダーツビートDBS100」。
ダーツビートは個人でも新品が購入でき、オンラインも接続できます。
分割払いも可能なので、現実的な選択肢になりそうです。
ダーツライブ2DX
参考価格 | 中古50〜60万円 |
所要面積 | 74cm(幅)×57.5cm(奥行) |
高さ | 240cm |
重量 | 130kg |
ダーツライブ2EXの一世代前のマシンです。
EXよりもひと回り大きく、重いのが特徴。
セグメントは光りますがEXと比べて暗めです。
ダーツライブ1
参考価格 | 中古20万円 |
所要面積 | 74cm(幅)×52.5cm(奥行) |
高さ | 240cm |
重量 | 130kg |
ダーツライブの皮を被ったスペクトラムです。
カードを差し込む専用リーダーが横に鎮座します。
もう、ほとんどお店では見かけることはなくなりました。
VSフェニックス
参考価格 | 中古55万円 |
所要面積 | 74cm(幅)×60cm(奥行) |
高さ | 251.5cm |
重量 | 130kg |
フェニックス第二世代の始まりを飾った機種。
VSフェニックスSと比べても大きく、重い。
たまに外でも見かけることがあります。
フェニックス1
参考価格 | 中古50万円 |
所要面積 | 74cm(幅)×60.5cm(奥行) |
高さ | 238cm |
重量 | 100kg |
フェニックスの初期型です。
2005年からリリースされた化石マシン。
僕は見たことないです…。
スペクトラム e-TEC
参考価格 | 中古30万円 |
所要面積 | 73.6cm(幅)×32cm(奥行) |
高さ | 240cm |
重量 | 100kg |
一時は日本で一番シェア率が高かったスペクトラムシリーズのマシン。
当時としては大画面の19インチを搭載していました。
パブみたいな店で見かけることがあります。
業務用マシン自宅設置の疑問
自宅に業務用ダーツマシンを設置する前に疑問になりやすい点を解説します。
- どうやって搬入するの?
-
業務用マシンは分割できるものが多いです。
上下で2分割にしたり、4分割できるマシンも。
分割して搬入すれば、エレベーター等も使えるので搬入がしやすいでしょう。
- 電気代は高いの?
-
業務用マシンの電気代は意外と安いです。
消費電力は110〜160Wが多いので、1時間あたり3円〜4円の電気代。(1時間あたり1W=0.027円と計算)
1日2時間30日続けたとしても、1ヶ月あたり180〜240円です。
電気代に関しては大きな心配をする必要はないでしょう。
- メンテナンスはどうすれば良い?
-
ダーツマシンは定期的なメンテナンスが必要です。
セグメントの交換や、内部センサーの交換はいずれ必要になります。
中古販売業者から購入した人は、アフターサービスも充実しているところが多いです。
ヤフオクなどで入手した人は、自分でなんとかするしかありません。
ダーツショップや、ヤフオクに部品が売られていることもあるので、要チェックです。
まとめ:自宅に業務用ダーツマシン設置
以上、家に業務用ダーツマシンを設置することについて解説しました。
現状、わざわざ業務用マシンを買うメリットは皆無です。
99%の人は家庭用の電子ボードで満足できるので、そちらをチェックしてみてください。
それでも、俺は絶対に業務用マシンが欲しい!
というパッションを持った方のみ、覚悟を持って業務用マシンの世界に飛び込むことをオススメします。
最後に今回の記事の内容をまとめます。
- 自宅に業務用マシンはオススメしない
- 家庭用でも十分な高性能ボードがある
- 業務用マシンは販売業者から買うorヤフオクで見つける
- 個人で買える業務用マシンもある(Vダーツ、ダーツビート)
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
このブログでは、業務用マシンに負けないクオリティの家庭用ダーツボードを数多く紹介しています。
業務用マシンよりも、圧倒的に安く気軽に家にダーツ環境を作ることができますよ。
現在手に入るダーツボードをどこよりも詳しく解説した記事もありますので、ぜひ読んでみてください。