・ダイナスティのハードボードはどうなの?
・エンブレムシリーズのおすすめは?
・設置方法や長持ちさせる裏技を知りたい!
こんなお悩みを解決します。
日本のダーツブランド「ダイナスティ」のハードダーツボードをご存知でしょうか?
低価格でハイスペックなボードとして、密かに人気があります。
この記事はダイナスティエンブレムキングを5年ほど使っている僕の経験をもとに書きました。
長く使ったからこそ分かる、率直なレビューをお届けします。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
【30秒でわかる】ダイナスティのハードダーツボード
ダイナスティのハードボードの大きな特徴は以下の3つです。
- 日本ブランドのダイナスティ製
- ラインナップが豊富
- 海外ボードよりも安い
それぞれサクッと解説します。
①日本ブランドのダイナスティ製
ダイナスティは日本のダーツブランドです。
ダイナスティのハードボードは「JSFD」で採用されています。
JSFDは、鈴木未来選手も所属するハードダーツ団体で、日本の団体の中でも有名です。
JSFDが窓口になって、WDF(世界ダーツ連盟)の大会に出ることができます。
②ラインナップが豊富
シリーズ名 | 規格 | スパイダー形状 | 価格 |
---|---|---|---|
エンブレムキング | 13.3インチ | 埋め込み式 | 8800円 |
エンブレムクイーン | 15.5インチ | オンボード式 | 7800円 |
エンブレムクイーン ワイヤレス | 15.5インチ | ワイヤレス式 | 6800円 |
ダイナスティのエンブレムシリーズは非常にラインナップが豊富です。
さらに、それぞれのシリーズに色違いやコラボモデルも用意されています。
ハードダーツボードのラインナップがここまで豊富なブランドは他にありません。
自分の用途に合わせたハードボード選びができます。
③海外ボードよりも安い
ダイナスティのハードボードは6500円〜8800円で、手に取りやすい価格も特徴です。
海外製のハードボードは1〜2万円の価格帯が多いので、コスパの良さがわかります。
品質も高く、公式戦で使われている実績もあるので、安心して使えます。
ダイナスティのエンブレムキングをレビュー
僕はダイナスティのハードボードを5年ほど使い続けていました。
色々なボードと切り替えながら使っていましたが、流石にボロボロになってきましたね。
今までの自分の頑張りも垣間見えます。
ちなみに僕が使っているのは、ハードダーツ規格である「エンブレムキングType-N」。
旧型になるので、これから買う人は「エンブレムキングType-NW」がオススメです。
新型はスパイダーが白色に塗装されており、視認性がアップしています。
ここからは、長く使ったからこそ分かる、詳細なレビューをお届けします。
エンブレムキングは超静音
ハードダーツボードで気になるのは「音」ではないでしょうか。
ソフトダーツボードは構造上、どうしても音がうるさい弱点があります。
集合住宅に住んでいる人がソフトボードを使うのは、正直しんどいです。
ハードボードはサイザル麻を歯ブラシのようにギュッと圧縮させて作っています。
麻がダーツを優しくキャッチするので、静音性能が高いという特徴があります。
ダイナスティボードの音の大きさ実験
ダーツボード | 最大音圧 | 音の大きさ比較 |
---|---|---|
エンブレムキング | 64.7dB | 1 |
ゼロボード | 74.3dB | 3 |
ダーツライブホーム | 85.3dB | 10.65 |
家庭用ソフトボードで人気のある、2つのボードと音の比較実験を行った結果がこちら。
エンブレムキングと比べて、ゼロボードは3倍音が大きいという結果に。
ダーツライブホームに至っては10.65倍も音が大きい結果になりました。
ダーツライブゼロボードはソフトダーツボードの中では相当静かですが、エンブレムキングは上を行きました。
音の質も違います
エンブレムキングの音
ダーツライブゼロボードの音
ダーツライブホームの音
音を録音したので聴き比べてみてください。
エンブレムキングの音は「トン」という優しい音で不快感が少ないです。
ソフトボードは「バチン!」という甲高い音で、正直不快感があります。
比べてみると、数値以上の差を感じました。
エンブレムキングは値段が安くコスパ抜群
ダイナスティのハードボードは他ブランドと比べて安いです。
ただし、安いからといって質が悪いわけではありません。
海外ハードボードは1〜2万円のものが多いですが、関税や送料などで値段が上がっているのが現実。
実は海外ハードボードも現地で買えば8000円前後であることが多いのです。
ぶっちゃけ、原価はほとんど変わらないでしょう。
最高級Aグレードのサイザル麻を使用
ダイナスティが安いからといって、悪い素材を使っているわけではありません。
ダイナスティのエンブレムシリーズは全て最高級Aグレードのサイザル麻を使用しています。
JSFDでも使われている実績を考えると、品質にも問題ないでしょう。
海外製のハードボードも何種類か投げましたが、大きな違いは感じませんでした。
エンブレムキングは高耐久で長持ち
ハードダーツボードはすぐにボロボロになるの?と、質問を結構いただきます。
結論から言うと、耐久性はソフトボードと同等なので安心して使うことができます。
また、後述するハードボードを長持ちさせるコツを使えば、ソフトボード以上に長持ちします。
100時間ほどでボロボロに?
100時間程度エンブレムキングのT20に投げ込んだ様子がこちらです。
刺さりが悪くなり、弾かれることも増えてきました。
安いネットカフェでダーツの投げ放題をすると1時間500円くらいが相場です。
100時間×500円=50000円分を投げた計算になり、コスパは抜群です。
さらに投げ続けると、ダーツボードの麻の繊維が飛び出してきて、もっこりします。
流石にもっこり状態は視認性が悪く、練習の質が落ちるので限界です。
ここまでなるのに150時間以上は投げていて、かなり長持ちしたことがわかります。
しかも、これから紹介するハードボードを長持ちさせる方法で、さらに寿命が延ばせます。
エンブレムボードを長持ちさせる方法
ハードダーツボードを長持ちさせる方法は3つあります。
- ダーツボードを回転させる
- ブルを狙わない
- ハードダーツを買う
それぞれ解説します。
①ダーツボードを回転させる
ハードダーツでは常識ですが、ダーツの刺さりが悪くなったらボードを回転させましょう。
ダイナスティのボードはナンバーを取り外して、数字を合わせることができます。
僕はボロボロのT20エリアを回転させて、もともとT14だったエリアを新しいT20にしました。
500時間以上は使える!?
何度もボード回転させていると、他の重要なトリプルと重なるので、4〜5回転が限界でしょう。
それでも、500時間以上使える計算になります。
毎日1時間投げても1年以上使える計算になるので、コスパ最強です。
普段からグルグル回しながら使えば、ダメージが分散されます。
②ブルを狙わない
ブルエリアは代わりがないので、なるべく狙わないようにするのが得策です。
ハードダーツではT20を狙うのがセオリーなので問題ありませんが、ソフトボード規格のボードは覚悟が必要。
ただし、ブルエリアを狙ったとしても100時間以上は投げることができます。
外練習に比べるとコスパが高いことに変わりありません。
③ハードダーツを買う
ソフトチップのダーツを使うと、ハードボードの劣化が早まります。
ソフトチップを使わないためには、ハードダーツを用意するのがオススメ。
有名なプロモデルのバレルなら、ハードダーツバージョンも用意されているので要チェックです。
ソフトダーツとは違った魅力があるので、ぜひ1本はハードダーツを手元に用意してはいかがでしょうか。
コンバージョンポイントを使うのもアリ
手持ちのソフトダーツバレルで投げたいなら、コンバージョンポイントを用意しましょう。
普通のソフトチップよりもボードの劣化を抑えることができます。
金属のコンバージョンポイントが一般的ですが、バレルの重量バランスが変わるのがネックです。
オススメはエルスタイルのカーボン素材でできた「ハードリップ」です。
ハードリップは金属コンバージョン並みの刺さりの良さがあります。
ハードダーツボードを長持ちさせながら、ソフトダーツに近い状態で投げることが可能です。
ダイナスティのハードボードの設置方法
ダイナスティのハードダーツボードを設置する方法は2つあります。
- センターネジを使う方法
- ブラケットを使う方法
お使いのダーツスタンドによって適した設置方法が違うので、自分が設置しやすい方法を選んでくださいね。
①センターネジを使う方法
- 壁へボードを直付けする人
- 以下のスタンドを使う人
- ブリッツァー、ベンリーブラケットなど
ダイナスティのハードダーツボード付属のネジを使って設置する方法です。
ハードボード裏の中央にネジを一つ埋め込み、設置する場所に取り付け金具を設置します。
あとは、取り付け金具に引っ掛けるだけです。
付属品だけで完結するので、安価に設置ができ、ねじ止め箇所が少ないのが特徴です。
②ブラケットを使う方法
- 複数ボードを使い分ける人
- 以下のスタンドを使う人
- ダーツライブポールスタンド、アルテミス、ブリッツァーなど
別売りの設置パーツ「ブラケット」を使って設置する方法です。
ブラケットはダイナスティから発売されいるので、合わせて購入しておきましょう。
ブラケットを使うメリットは、ダーツボードの取り替えが簡単になることです。
複数のダーツボードを張り替えながら使いたい人はブラケットを検討してみてください。
ダイナスティのハードボードの背面は柔らかいので、ねじ止めも簡単です。
ダイナスティのハードボードの口コミ・評判
ダイナスティのハードダーツボードの第三者の口コミと評判を集めました。
全体的に評判は良く、アマゾンのレビューも3.5〜4.0点と比較的高得点です。
スパイダーが細く弾かれにくく、耐久性が高いことを評価している口コミが多かったです。
一方で、ひび割れが多いと言う悪い口コミも発見しました。
ハードダーツボードは麻でできているので、ボード表面に麻特有の割れ目やクボミが発生することがあります。
あまりにもひどい場合は、不良品や保存状態が悪い可能性があるので、問い合わせてみましょう。
ダイナスティのハードボードを安く買う方法
ダイナスティのハードボードの購入にはオンラインショップがオススメです。
取り扱いのない実店舗も多いですし、ハードボードは重量があるので持ち帰りが大変。
ダーツ専門のオンラインショップで買うとポイント還元があり、供給も安定しています。
特にオススメのショップは以下の3つです。
ダーツハイブがポイント還元が高いので、一番安く買うならココ。
ただし、ダーツハイブは9900円以上注文しないと送料がかかります。
ダーツボード単体で買う場合は7000円から送料が無料になるマキシムで買いましょう。
ダイナスティのハードボードよくある質問
最後にダイナスティのハードボードのよくある質問についてまとめます。
- 色々なラインナップがあるけど、どれを買えば良い?
-
目的によって選ぶハードボードは違います。
ざっくりと、以下の目的から選ぶと失敗しません。
- ダーツスタンドも同時に買いたいけど、相性の良いスタンドは?
-
ハードボードは設置方法が柔軟に対応できるので、自分の好きなスタンドを選んでOKです。
それぞれのスタンドに適した設置方法をしてくださいね。
設置方法が心配な方はお気軽にTwitterからDMください。
なよ僕はダーツライブポールスタンドにブラケットを取り付けて設置しています。
まとめ:ダイナスティのエンブレムシリーズ
今回は、「ダイナスティ エンブレムシリーズ」を紹介しましたが、いかがでしたか?
ハードボード特有の静音性能の高さで、今まで家投げを諦めていた人もチェックするべきダーツボードです。
また、JSDFにも採用されるクオリティなのに、手に取りやすい価格もポイント。
ハードダーツボード選びに迷ったら、まずはダイナスティを検討してみてくださいね。
最後にダイナスティのエンブレムシリーズをまとめます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
あなたに相性の良いハードボードは?
エンブレムシリーズは優れたダーツボードですが、もっとあなたに合ったボードがあるかもしれません。
多少値段が上がりますが、海外製のハードボードは本場のハードダーツ大会で使われている魅力がありますよね。
ビジュアルも海外製のハードボードの方がカッコいい!という声も聞きます。
このブログでは、家庭用ダーツボードを徹底比較した記事を用意しているので、興味があれば読んでみてください。
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