現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツの「ハイトン(HIGH TON)」について解説します。
ハイトンとは?
ハイトンの難易度・確率は?
ハイトンを出すコツを教えて!
これらの疑問に答えます。
ハイトンを一言で言うなら、「1ラウンド中に151点以上を出すこと」です。
本記事では、意外と出したことがない人が多いハイトンを深掘り解説します。
ダーツ歴6年以上で、ハイトンを100回以上出してきた僕が解説するのでぜひ参考にしてください。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
【30秒でわかる】ダーツのハイトンとは?
ダーツのハイトン(HIGH TON)とは、1ラウンド中に151点以上の点数を取ることを言います。
主な対象ゲームはゼロワンとカウントアップです。
ロートンと区別するために、ハイトンは略せずに「ハイトン」と呼ばれます。
逆に、ロートンは略して「トン」と呼ばれますね。
相手がハイトンを出したら、「ナイスハイトン!」と掛け声をしてあげましょう。
ハイトンの具体例
ハイトンで一番多いパターンは、ブル+ブル+T20でしょう。
ブル+ブル+T20は、合計160点という高得点なので、一発逆転の一手になり得ます。
他にも、高得点トリプルとブルを組み合わせることで、色々なパターンのハイトンが作れます。
ハイトンの由来
ハイトンの名前の由来は、樽を意味するフランス語の「トン」であると言われています。(諸説あり)
樽の計量などの意味から、次第に「100」という意味を持つようになったのだとか。
そのため、本場イギリスのハードダーツでは、100点を「トン」と呼びます。
つまり、ハイトンはHIGH(高い)100点という意味です。
似たアワードの「ロートン」はLOW(低い)100点という意味になります。
ハイトンの難易度は?
ハイトンの難易度は、かなり高いと言えるでしょう。
難易度的には、ブル3連続のハットトリック以上。
ブル×2回と高得点トリプルが必要なので、狙うターゲットを途中で変える点が難しいです。
さらに、ハイトンの難しさの真髄は、狙うタイミングの少なさにあります。
ハイトンは狙うタイミングが少なすぎる
ハイトンは狙うタイミングが非常に限られています。
なぜらな、ハイトンはハットトリックよりも難易度が高いからです。
そのため、リスクを冒してまでハイトンを狙うタイミングは皆無と言って良いでしょう。
正直、ハットトリックで良いタイミングが多すぎるんだよね。
実際、ハットトリックを11000回以上出してきた僕のカードでは、ハイトンは100回程度でした。
ハイトンを狙う機会の少なさが分かります。
ハイトンをあえて狙うタイミング
そんなハイトンも、稀に狙うタイミングがあります。
そのタイミングは以下の2つ。
- ハイトンを出した方がアレンジで有利
- カウントアップの最後の1投
ゼロワンで、ハイトンの方がアレンジで有利になる場合は狙います。
例えば、残り340点の時ですね。
ブル→ブル→ブルのハットトリックだと、残り190点で上がり目がありません。
しかし、ブル→ブル→T20のハイトンならば、残り180点で上がり目のチャンスができます。
他にも、カウントアップの最後の1投で、T20なら最高得点が出る!そんな時にもハイトンを狙ったりします。
具体例を捻り出しましたが、やはり狙うタイミングはかなり少ないです。
ハイトンの出し方とコツ
いくらハイトンを狙うタイミングが少なくても、一度くらい出してみたいですよね。
ハイトンを出すためには以下の2つのステップが有効です。
ハットトリックを1日に1回は出せるくらいになる
ブル→ブルと続いたら、T20かT19の得意な方を狙う
まずは、ハットトリックをある程度出せるレベルにならないと、ハイトンは難しいでしょう。
そして、ハイトンは狙うタイミングが少ないので、積極的に狙いに行く必要があります。
ブル→ブルと続いたら、ブルに行かず、あえてT20かT19へ。
ハットトリックが出せる人なら、何度かトライしているうちに出せると思います。
まとめ:ダーツのハイトン
以上、今回はダーツのハイトンについて解説しました。
ハイトンは、なかなか狙うことの少ないレアなアワードです。
一度も出したことがない人は、ぜひ一度ハイトンを出すための時間を作ってみてください。
最後に今回の内容をまとめます。
- 1ラウンド中に151点以上を取るとハイトンになる
- 略称は存在せず「ハイトン」
- 狙うタイミングが極端に少ないアワード
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
このブログでは、ハイトン以外のアワードも徹底解説しています。
興味があれば、ぜひご覧ください。