現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツゲームの1つ「メドレー(MEDLEY)」について解説します。

ダーツのメドレーって何?
どうやって遊ぶの?
メジャーなメドレーを教えて!
これらの疑問に答えます。
メドレーは、ゼロワンやクリケットなどのゲームを組み合わせて戦うダーツゲームです。
プロの公式戦でも採用されており、ダーツガチ勢から人気の高いゲーム方式です。
複数回のゲームを行うので運ゲーにならず、本来の実力を出し切れる「本気の対戦」が楽しめます。
この記事では、メドレーのルールや流れを徹底解説しました。
メドレーはダーツバーでもよくプレイされるので知らないと恥をかくかも…。
この記事でメドレーをマスターしましょう!


詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
ダーツのメドレーとは?


ゲーム名 | メドレー(レグ、マッチ) |
勝利条件 | 先に2本、3本、5本を先取した人が勝ち |
プレイ人数 | 2人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 選択ゲームによる |
ブルの点数 | 選択ゲームによる |
難易度(Max5) |
ダーツのメドレーとは、複数のゲームを決められた回数行うゲーム方式です。
メドレーの他にも、「マッチ」「レグ」「レグ戦」と呼ばれることもあります。
メドレーの中には、以下の3つがあります。
- 3レグメドレー
- 5レグメドレー
- 7レグメドレー
それぞれゲームの数を表しており、3レグメドレーは最大3回のゲームを行います。
どのメドレーも過半数のゲームに勝ったプレーヤーが勝者となります。
つまり、3レグメドレーは2本先取、5レグメドレーは3本先取、7レグメドレーは4本先取というわけですね。
メドレーのゲームの種類・順番
メドレーでは一番最初にゲームを選びます。
最も一般的なメドレーは、ゼロワン→クリケット→チョイスの3レグメドレーです。(チョイスはゲームを後ほど選ぶルールです。詳細は後述します。)
他にもたくさんのメドレーが存在しています。
実際にプロの大会で使われているメドレーを何パターンか紹介します。
使用場面 | レグ数 | メドレー |
---|---|---|
ジャパン予選 | 3レグ | 701→クリケット→チョイス |
ジャパン決勝 | 5レグ | 701→クリケット→クリケット→701→チョイス |
パーフェクト予選 | 3レグ | 501→501→チョイス |
パーフェクト決勝ラウンド | 5レグ | 501→クリケット→クリケット→501→チョイス |
パーフェクト決勝 | 3レグを2本先取 | 501→クリケット→501 501→クリケット→501 クリケット→クリケット→チョイス |
このように見ると、さまざまな組み合わせのメドレーが存在していることがわかりますね。
ダーツバーでよく使われるメドレー
ダーツバーでよく使われるメドレーは以下の2つです。
- 701→クリケット→チョイス
- 501→クリケット→チョイス
中級者以上になると701を選択することが多いですね。
メドレーを一緒にやりませんか?と誘われた場合は基本的に上記の2種類のことを指しているはずです。
メドレーの流れ・ルール
メドレーの流れについて解説します。
通常のゲームとは少し違ったルールもあるので、頭に入れておくとスムーズです。
流れは以下の通り。
それぞれ解説します。
メドレーゲームの設定


まずはメドレーのゲーム設定を行います。
メドレーはゲーム画面の「MATCH(マッチ)」から選ぶことができます。
ダーツライブもフェニックスも同じなので、覚えておきましょう。
レグ数の選択


レグ数を3レグ、5レグ、7レグから選択します。
ゲームの選択


ゲームをあらかじめ選択します。
こだわりがない場合は、「701→クリケット→チョイス」がオススメです。
プレーヤー数の選択


プレーヤー人数を選択します。
メドレーは1対1でしか遊ぶことができませんが、チーム戦は可能です。
先攻後攻の選択


ゲーム開始は「ゲームスタート」か「コークスタート」から選ぶことができます。
ゲームスタートを選択した場合、先攻後攻はランダムになります。
コークスタートを選択した場合は、先攻後攻をコークを使って決めます。
コークで先攻後攻を決める


メドレーでは、コークを使って先攻後攻を決めることが多いです。
コークとは、ダーツを一本ずつ投げて中央に近い人が勝ちというシンプルなゲーム。
コークで勝った人が最初のゲームの先攻になります。
ダーツは先攻が有利なので、コークから勝負が始まっていますよ。
ちなみに、コークの先攻後攻はダーツカードを使っている場合は、マシンがランダムで決めてくれます。
ダーツカードを使っていない場合は、じゃんけんでコークの先攻後攻を決めましょう。
コークを使わないで先攻後攻を決める
メドレーではコークを使って先攻後攻を決めることが一般的です。
ただ、状況によってはコークを使わないこともあります。
サクッとメドレーを始めたい時は、コークを行わずにマシンのシャッフル機能で決めることもあります。
他にもじゃんけんで先攻後攻を決めることもあるので、状況を見ながら柔軟に対応してみてください。


ゲーム開始
ゲームを設定して、先攻後攻を決めたらゲームスタートです。
3レグなら先に2勝、5レグなら先に3勝、7レグなら先に4勝するまでゲームが続きます。
2戦目以降は前の試合に負けた人が先攻を獲得します。
最終戦で再び先攻後攻を決める
最終戦まで進んだ場合は、先攻後攻をコークで決めます。
また、最終戦のゲームは「チョイス」を選択していることが多いです。
チョイスは最終戦が決まった段階でゲームを決める方式です。
チョイスの手順は以下の通り。
まずは両者でコークを行います。
コークの先攻後攻は、マシンのシャッフル機能かじゃんけんで決めます。
コークの勝者が、最終ゲームの「先攻」か「ゲーム選択」のどちらかを選びます。
ダーツはゼロワンもクリケットも先攻が有利なので、先攻を選択するのがオススメです。
コークの敗者が、勝者が選択しなかった方を選びます。
ゲーム選択の権利があることが多いので、得意なゲームを選びましょう。
プロの戦いでは後攻でも勝ち目があるクリケットが選ばれることが多いです。
以上が、メドレーの流れです。
コークやチョイスがメドレー独自の流れなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
メドレーの注意点・よくある質問


- メドレーは料金は?
-
メドレーはゲームごとに料金がかかります。
1プレイ100円のお店で3レグを行う場合は、まずは2戦分の200円が必要です。
最終戦まで進んだ場合は、追加で100円が必要です。
- メドレーが見つかりません。
-
メドレーはダーツマシンの「MACTH(マッチ)」から選択できます。
多くのダーツマシンが、メドレー=マッチなので覚えておきましょう。
まとめ:ダーツのガチ対戦「メドレー」


以上、今回はダーツの「メドレー」について解説しました。
複数のゲームを続けて行うので、いつも以上の本気対戦ができます。
ダーツ大会やプロの試合でも使われるルールですので、日頃から取り入れるのがオススメですよ。
最後に今回の内容についてまとめます。
- メドレーは複数のゲームをまとめて行うゲーム
- 3レグ、5レグ、7レグがある
- 1番メジャーなのは3レグメドレー「701→クリケット→チョイス」
- 先攻後攻はコークを使って決める
- 最終戦は「チョイス」が採用されることが多い



最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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