現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツゲームを種類と遊び方を解説します。
ダーツのゲームのルールは?
どのゲームから覚えたら良いの?
それぞれのゲームのコツを教えて!
これらの疑問に答えます。
ダーツには様々なゲームが用意されています。
プロの大会でも使われるゲームから、パーティー用のゲームまでさまざま。
この記事では、ダーツ初心者に向けて、優先順位の高い順番でゲームを紹介しました。
それぞれのルールはもちろん、勝つためのワンポイントアドバイスも紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
ゼロワンゲーム(01)
ゲーム名 | ゼロワン |
勝利条件 | 点数を一番最初にピッタリ0点にした人 |
プレイ人数 | 1〜4人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 15、20ラウンドが主流 |
ブルの点数 | 50点 |
難易度(Max5) |
ダーツゲームの中でも最も知名度が高い「ゼロワン」。
点数を減らしていき、ピッタリ0点にした人が勝者です。
ゼロワンは以下の6種類あります。
- 301
- 501
- 701
- 901
- 1101
- 1501
ゲーム名の点数からスタートします。
点数が大きくなるほど難易度が上がり、901以上は上級者向けです。
初心者には501がちょうど良いでしょう。
ダーツが初めて!と言う人は301もオススメです。
勝てる!ゼロワンのワンポイントアドバイス
ゼロワンで大切なのは、最後にピッタリ0点にすることです。
ピッタリ0点にするために、残り点数が100点以下になったら点数の調整を始めましょう。
初心者の方は、50点か32点になるように点数を調整するのがオススメです。
どちらも0点にしやすいので、勝つ確率を上げることができますよ。
スタンダードクリケット(STANDARD CRICKET)
ゲーム名 | スタンダードクリケット(クリケ) |
勝利条件 | 全陣地をオープンして相手よりも点数が高いorゲーム終了時に点数が高い |
プレイ人数 | 1〜4人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 15、20ラウンドが主流 |
ブルの点数 | ブルの中心50点、外側のブル25点 |
難易度(Max5) |
戦略が重要な陣取りゲーム「スタンダードクリケット」。
スタンダードクリケットは基本的に2人でプレイするゲームです。
ルールが少し複雑なので、クリケットの特徴を箇条書きにしました。
- 20、19、18、17、16、15、ブルの6つのエリア(クリケットナンバー)を陣地として利用する
- クリケットナンバーにダーツを3本入れると自分の陣地にできる(オープンと言う)
- 自分の陣地にダーツを入れると、そのナンバーの得点を加算する
- 相手の陣地に3本ダーツを入れると、そのエリアは使えなくなる(クローズと言う)
- 相手よりも先に全ての陣地をオープンして、相手よりも点数が高いと勝利
ダブルとトリプルは、2本と3本扱いになります!
勝てる!クリケットのワンポイントアドバイス
陣地をオープンしていく順番は、以下が強いです。
20→19→18→17→16→15→ブル
点数の高い順番に狙い、最後にブルを狙うのが良いでしょう。
また、相手よりも常に高い点数をキープすると勝ちやすくなります。
自分の陣地をオープンしたら、自分の陣地にダーツを入れて加点していきましょう。
十分に点数差がついてから、相手の陣地をクローズしてみてくださいね!
クリケットは複雑なルールなので、もっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
カットスロートクリケット(CUT THROAT CRICKET)
ゲーム名 | カットスロートクリケット(カットスロート) |
勝利条件 | 全陣地をオープンして相手よりも点数が低いorゲーム終了時に点数が低い |
プレイ人数 | 3〜4人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 15、20ラウンドが主流 |
ブルの点数 | ブルの中心50点、外側のブル25点 |
難易度(Max5) |
3人以上の多人数で対戦するクリケットが「カットスロートクリケット」です。
スタンダードクリケットと勝利条件が逆なので注意しましょう。
自分の陣地に加点をすると、そのナンバーをオープンしていない人の点数が上がります。
最終的に点数が一番低い人が勝者です。
それ以外のルールはスタンダードクリケットと同じです。
勝てる!カットスロートクリケットのワンポイントアドバイス
基本的な戦略はスタンダードクリケットと同じです。
大きいナンバーの順番に陣地をオープンしましょう。
また、相手よりも点数を常に低い状態をキープできるように立ち回るのもポイントです。
カットスロートクリケットでは、多人数で戦うので終盤の流れに注意。
気づいたら1対2や1対3という偏った戦いになりがちです。
敵を作らないのもカットスロートクリケットの一つのコツかも…。
メドレー(MEDLEY)
ゲーム名 | メドレー(レグ、マッチ) |
勝利条件 | 先に2本、3本、5本を先取した人が勝ち |
プレイ人数 | 2人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 選択ゲームによる |
ブルの点数 | 選択ゲームによる |
難易度(Max5) |
メドレーは複数のゲームを連続でプレイするゲームです。
3レグ(2本先取)のメドレーが一般的ですが、5レグ(3本先取)、7レグ(4本先取)もあります。
一般的な3レグでは、下記の流れが多いです。
ゼロワン → クリケット → ゼロワンorクリケット
勝てる!メドレーのワンポイントアドバイス
3戦目まで試合が進んだ場合は、コークによって先攻後攻を決めます。
先行を取られた場合は、クリケットを選ぶのがオススメです。
先攻が圧倒的に有利なゼロワンよりも、勝つ確率が上がりますよ。
カウントアップ(COUNT-UP)
ゲーム名 | カウントアップ |
勝利条件 | 最終的に点数が一番高い |
プレイ人数 | 1〜4人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 8ラウンド |
ブルの点数 | ファットブル(50点) |
難易度(Max5) |
ダーツの練習用ゲームとして最も人気のあるのが「カウントアップ」です。
点数を加算していき、最後に一番点数が高い人が勝者の非常にシンプルなルール。
初心者はもちろん、上級者も練習として愛用しています。
初心者の方はまずは500点を目指してプレイしてみてください!
勝てる!カウントアップのワンポイントアドバイス
カウントアップでは、基本的にブル(ダーツボードの真ん中)を狙います。
ブルは50点と高得点なので、1本入れば逆転することもできます。
どうしてもブルが入らない時は、ダーツボードの左下(19、7、16あたり)を狙うのもオススメ。
全体的に点数が高く、着実に点数を減らすことができます。
クリケットカウントアップ(CRICKET COUNT-UP)
ゲーム名 | クリケットカウントアップ(クリカン) |
勝利条件 | 最終的に点数が一番高い |
プレイ人数 | 1〜4人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 8ラウンド |
ブルの点数 | セパレートブル(ブルの中心50点、外側のブル25点) |
難易度(Max5) |
クリケットカウントアップは、クリケットナンバー(20〜15、ブル)を使ったカウントアップ。
点数を加算していき、最後に一番点数が高い人が勝者です。
クリケットの練習用ゲームとしても人気が高いのが特徴です。
ラウンドごとに順番が決まっており、以下の順番で狙う必要があります。
- 1ラウンド:20ナンバー
- 2ラウンド:19ナンバー
- 3ラウンド:18ナンバー
- 4ラウンド:17ナンバー
- 5ラウンド:16ナンバー
- 6ラウンド:15ナンバー
- 7ラウンド:ブル
- 8ラウンド:クリケットナンバー全て
ダーツのモニターに狙う順番は表示されるので覚えなくてOKです。
初心者の方の目標は300点です。
勝てる!クリケットカウントアップのワンポイントアドバイス
クリケットカウントアップは難易度の高いゲームです。
そのため、点数が取れなくても心配する必要はありません。
まずは、しっかりとシングルに入れることを意識して投げましょう。
ダーツの実力がついてきたら、勝手に高得点が取れるようになっていますよ。
ビッグブル(BIG BULL)
ゲーム名 | ビッグブル |
勝利条件 | 最終的に一番点数の高い人が勝ち |
プレイ人数 | 1〜4人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 8ラウンド |
ブルの点数 | トリプルリングの内側が50点 インナーブルは70点 |
難易度(Max5) |
ビッグブルは初心者におすすめのパーティーゲームです。
基本的なルールのベースはカウントアップと同じです。
ビッグブルでは以下の2つの特殊なルールがあります。
- トリプルリングの内側が全てブルになる(50点)
- インナーブルは70点になる
初心者でも簡単にハットトリックが出せるようになりますよ!
勝てる!ビッグブルのワンポイントアドバイス
ビッグブルはトリプルリングの内側全てがブルになるので、ひたすらブルを狙い続けるのがコツです。
なんとしてもトリプルリングの内側に3本ダーツを入れ続けることを意識しましょう。
中級者以上の実力があれば、いかにインナーブルに入れるかが勝負の鍵になります。
シュートアウト(SHOOT OUT)
ゲーム名 | シュートアウト |
勝利条件 | 最終的に点数が一番高い |
プレイ人数 | 1〜4人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 8ラウンド |
ブルの点数 | セパレートブル(ブルの中心50点、外側のブル25点) |
難易度(Max5) |
シュートアウトはプロ試験にも使われる難易度の高いゲームです。
ターゲットにヒットするごとに、得点の倍率が上がっていくのが特徴で、最大21倍の得点ボーナスがつきます。
また、一度ヒットしたナンバーは、このゲームでは使うことができなくなります。
最終的に得点が一番高い人が勝者です。
全ナンバーにヒットさせると「ブルボーナスタイム」!
勝てる!シュートアウトのワンポイントアドバイス
シュートアウトは、後半になるほど得点の倍率が上がります。
そのため、序盤は小さいナンバーを狙い、終盤で高得点ナンバーを狙うのがこつです。
後半で一気に得点を伸ばすことができますよ。
狙う順番は、1から順番に20まで狙い、最後にブルにヒットさせるのが理想です。
イーグルズアイ(EAGLE’S EYS)
ゲーム名 | イーグルズアイ(イーグルアイ) |
勝利条件 | 最終的に点数が一番高い |
プレイ人数 | 1〜4人(ダブルス可) |
ラウンド数 | 8ラウンド |
ブルの点数 | セパレートブル(ブルの中心50点、外側のブル25点) |
難易度(Max5) |
イーグルズアイは上級者専用の非常に難易度の高い練習用ゲームです。
基本的なルールはカウントアップと同じです。
ただし、ブル以外は全て0点!
しかもブルはセパレートブルが採用されていて、ブルの中心が50点、外側のブルが25点になっています。
ブルに入らないと話にならない、プロ御用達のゲームと言えるでしょう。
勝てる!イーグルズアイのワンポイントアドバイス
イーグルズアイにワンポイントアドバイスは存在しません…。
とにかく必死にブルを狙う、これだけです。
そのため、ダーツ初心者にはオススメできないゲームです。
カウントアップやゼロワンで実力をつけてから、挑戦してみてください。
まとめ:ダーツのゲームを徹底解説
以上、今回はダーツのゲームを種類別に解説しました。
ダーツにはたくさんのゲームがありますが、この記事では優先度の高い順番で紹介しています。
ゆっくりと順番に覚えていただければOKです。
このブログでは、各ゲームごとに詳しいルール解説や勝つためのポイントを紹介しています。
気になったゲームの記事を読んでみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!