現役ダーツプロ&元ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツのAフライト(エーフラ)について解説しました。
Aフライトって何?
Aフラになるための条件は?
Aフラになる方法が知りたい!
これらの悩みを解決します。
ダーツを始めると至る所で耳にする「Aフラ」というワード。
Aフライトを簡単に言うと、ダーツの強さのレベルのことです。
本記事では、Aフライトについて、実体験も交えながらどこよりも詳しくお伝えします。
また、Aフライトになるための具体的な方法についてもご紹介します。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
僕はAAフライトを達成しており、ダーツバーでも働いていました。
そのため、現場のリアルな声もご紹介しますね。
ダーツのAフライトとは?
Aフライトとはダーツにおける強さ・上手さのレベルです。
ざっくりと実力を言うと、3本ダーツを投げて必ず1本以上BULL(ブル)に入る程度だとお考えください。
ちなみに、Aフライトの基準に厳密なルールがあるわけではありません。
ダーツマシンの各メーカーが基準を作っています。
ただ、日本でメインで使われている、ダーツライブとフェニックスのAフライトの基準はほぼ同じです。
Aフライトの基準 | ゼロワン | クリケット |
---|---|---|
ダーツライブ | 80.0 | 2.9 |
フェニックス | 77.85 | 2.81 |
フェニックスの方がやや緩い条件ですが、フェニックスは100%スタッツ方式を採用しています。
100%スタッツ方式は難しいので、実力はほぼ同じと言うことができるでしょう。
自分の今の実力が知りたい方は、ダーツのレーティングを徹底解説した記事もあるのでご覧ください。
Aフライトが目標とされるワケ
ダーツを始めると、「Aフライトを目指しています!」という声が非常に多いです。
この流れは意外と昔からあり、2008年発売のダーツ教材DVDでもAフライトを目標にしていました。
他にも、過去にはAフライトだけが入ることができるダーツバーも存在していました。
つまり、Aフライトは一つの基準として考えられていることが分かります。
Aフライトが目標にされやすい理由は以下の3つが考えられます。
- ダーツの醍醐味を味わえる
- ダーツが上手い基準になっている
- 努力次第で到達できる絶妙なレベル設定
それぞれ解説していきます。
ダーツの醍醐味を味わえる
Aフライトになると、ダーツの醍醐味である「戦略」が効果を発揮します。
戦略とは、ゼロワンのアレンジや、クリケットの攻め方のことです。
ダーツの戦略は、あくまで一定以上の狙う精度が必要です。
Aフライトくらいから狙う精度が戦略に追いつくと感じています。
狙うことで精一杯だった段階から、ダーツを深く味わえるレベルになれるのがAフライトなのです。
ダーツの上手い基準になっている
僕は6年以上ダーツをやってきて、ダーツバーで働いたこともあります。
そんな経験から言うと、やはりAフライトは別格ですね。
ダーツプレイヤーは、Aフライトで線引きをしている空気があります。
ダーツ初心者から「ダーツ上手い!」と思われ、上級者からも「なかなかやるな」と認めてもらえるレベル。
Aフライトの上には、AAフライト、SAフライトと続きます。
ただ、ダーツ初心者からすると「Aフラ以上はみんな上手い」という認識ですからね。
上級者よりも初心者の方が数が多いので、Aフライトを基準に上手い人認定されること多いです。
Aフライトの人口は8%
ダーツライブが公式で各フライトの分布率を発表しました。
これによると、Aフライトは全体の8.1%です。
AAフライトが2.99%、SAフライトが0.7%なので、Aフライト以上は全体の11.79%。
10人に1人はAフライト以上という結果です。
個人的には、意外とAフライト以上の人は多いんだなという感想です。
もちろん、この統計はダーツカードを作っているガチ勢ばかり。
ダーツガチ勢の10%と考えると、それはそれで少ないとも言えますね。
ダーツカードを作らないで遊んでいる人も含めると、1%くらいになりそうなイメージがあります。
努力次第で到達できる絶妙なレベル設定
Aフライトが目標とされる最後の理由は、絶妙なレベル設定にあると思います。
確かにAフライトになるためには、相応の努力が必要です。
ただ、死ぬほどの努力が必要とか、生活を全てダーツに捧げるというレベルではありません。
普通に仕事をしながら、一生懸命に練習していれば十分に到達できるレベルです。
そう言った意味でも、Aフライトの良い目標になっているのだと思います。
Aフライトになるためのスタッツを徹底解剖
Aフライトの基準 | ゼロワン | クリケット |
---|---|---|
ダーツライブ | 80.0 | 2.9 |
フェニックス | 77.85 | 2.81 |
Aフライトになるための条件は以下の通りです。
この記事ではダーツライブの基準にフォーカスしながら、それぞれのスタッツを深掘りしていきます。
Aフライトになるためのゼロワンスタッツ
Aフライトになるためにはゼロワンのスタッツが80点以上が必要です。
3本ダーツを投げたら1.25本ブルに入る計算。ブル率を計算すると、約42%です。
現実的には、毎ラウンド1本ブルに入れ、4ラウンドに1度は2本ブルに入ればOKです。
カウントアップの平均点は640点
カウントアップの平均点は8ラウンド×80点=640点です。
結構高いですが、あくまでも平均点なので、かなり上下にブレます。
Aフライトの人も時には400点台とかもザラにあります。
逆に、Aフライトくらいから最高点が1000点を超えてくる人が出てきますね。
カウントアップ1000点以上を出してみたい人は、Aフライト以上を目指すと良いでしょう。
最高点は人によってバラツキます。
僕が1000点を超えたのはAAフライトになってからでした。
ダーツライブで7ラウンド以内に140点以下を目指す
ダーツライブでは80%スタッツ方式が採用されています。
80%スタッツ方式は、ゼロワンの残りの点数が80%以上減った時のスコアが反映される方式です。
ゼロワンゲームで一般的な701で考えてみましょう。
701の80%進んだ点数は141点です。
つまり、141点以下になった時点で、レーティングに反映されるスタッツが確定します。
7ラウンド以内で141点以下にできれば、スタッツ80点以上が確定します。
Aフライトを目指すなら、意識した方が良いポイントなので、ぜひ頭に入れておきましょう。
Aフライトになるためのクリケットスタッツ
Aフライトになるためのクリケットスタッツは、2.9マーク以上です。
狙ったシングルナンバーに確実に入れる実力があればAフライトということになります。
実際にはクリケットにはトリプルが存在するので、予想以上の高得点を取ることも可能です。
そのため、ゼロワンよりも簡単と感じる人が多いようです。
クリケットカウントアップの基準点
Aフライトの2.9マークから、クリケットカウントアップの平均点を算出することができます。
クリケットカウントアップの平均点は「435点」です。
結構難しいと感じた人も多いのではないでしょうか。
理由としては、ブルを狙うラウンドにはハットトリックを出すことを前提に計算しているからです。
現実的には平均400点以上をキープできれば、Aフライトになる実力は十分あると言えるでしょう。
Aフライトになるための道のり
Aフライトになるためには、大きく分けて5つのステップがあると考えています。
Aフライトになると心に決める。
Aフライトになるための具体的なスタッツを把握する。
上達に必要なアイテムを購入する。
最低限、マイダーツ(バレル)とダーツカードを購入すればOK。
ダーツの基礎を学ぶ。
ルールと投げ方(フォーム)、簡単な戦術を頭に入れておく。
PDCAサイクルでダーツの練習をしながら投げ方を改善していく。
カウントアップなどで高速でPDCAを回すのがコツ。
Aフライトになる前に行き詰まったら、方法を変える。
自分から情報を取りに行ったり、ダーツコーチングを受けるのも◎
強い人との対戦も良い刺激になります。
ざっくりとこのような流れでAフライトを到達することになるでしょう。
Aフライトになるための5ステップについて深掘りした記事も用意しています。
興味があれば読んでみてください。
Aフライトになった人の共通点
Aフライトになるための練習や、投げ方などは、簡単には語りきれないほど膨大な要素があります。
ただ、僕が今までAフライト以上の人を見てきて一つだけ共通することがあります。
それは、練習頻度が多いということです。
週に3回以上の練習を推奨
今まで色々な人を見てきた感覚では、Aフライト以上の人は週に3回以上の練習をしている人が多いです。
また、外練習に行けない人は家にダーツボードを置いて、練習頻度を増やしている人もよく見かけました。
Aフライトになるには、日頃の練習で実力をアップさせながら、いかに感覚を忘れないかが重要です。
せっかく練習をしても次の練習までに感覚を忘れて元に戻ると上達が進みません。
なかなか上達しない人は、練習頻度を多くすることを検討してみてください。
実際にAフライトになって思ったこと
ダーツを始めると誰もが憧れるAフライト。
僕も最初はAフライトを目指して一生懸命練習をしていました。
そして、いざ達成してみると、意外と感動が薄かったことが印象に残っています。
意外とAフライトって大したことないな…。
僕ってまだまだ弱いんだな…。
このように感じました。
この感情は実際にAフライトになった人の多くが感じているようです。
Aフライトは意外と難しくない!?
Aフライトになれば、もっと魔法のようにブルに入ると思っていたら全然そんなことはありません。
ハットトリックはそこまで出ないし、なんならノーブルだってよくやらかします。
このような自分の実力を見ていたら、Aフライトは意外と強くないんだなと感じてしまうワケです。
逆にいうと、世間一般で言われているほどAフライトは難しくないということ。
練習時間を確保して、正しい練習方法を実践すれば、誰でもAフライトなれる裏返しです。
この記事を読んだ人には、ぜひとも諦めないでAフライトを目指して欲しいですね。
まとめ:Aフライトになるための道のり
今回はダーツのAフライトについて、深掘りして解説しました。
やはり現在でもAフライトは良い目標になると感じています。
ダーツを始めたからには、Aフライトを一つの目標として練習してみてくださいね!
最後に今回の内容をざっくりとまとめます。
- Aフライトは3本中1.25本がブルに入る
- Aフライトはダーツの上級者と中級者の分岐点
- Aフライトになるには週に3回以上の練習を推奨
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
このブログでは、「Aフライト育成講座」を販売しています。
どうしてもAフライトになりたい人や、回り道をせずに最速で上達したい人におすすめです。
Aフライトになるための具体的な練習方法から、投げるコツをまとめたコンテンツをご提供。
さらに、僕が実際にオンラインで相談にのるオンライン相談もついています。
こちらも興味があればご覧ください。