現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、エスフォーのバレル「ゼウス4 Re:オールシルバー」をレビューします。
2017年にリリースされて、ベストセラーになった「ゼウス4」の最新モデル。
超王道のダーツバレルが進化した!と言うことで、久々にビビッときて速攻でポチってしまいました。
詳しいレビューを書いたので、ぜひ参考にしてくださいね!
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
エスフォー「ゼウス4 Re:オールシルバー」のスペック
形状 | トルピード |
材質 | 90%タングステン |
重量 | 18.0g |
カット | リングカット、シャークカット、ステアカット、ウィングカット、ゼウスカット |
重心 | やや前重心(フロント) |
長さ | 40.0mm |
最大径 | 7.4mm |
チップ規格 | 2BA |
メーカー | エスフォー |
販売価格(税込) | 8,360円 |
販売サイト | ダーツハイブ |
ゼウス4 Re:が向いている人
- 強いカットのバレルがほしい人
- 王道のトルピードバレルがほしい人
- コスパの良いバレルを探している人
- 初めてマイダーツを買う人
- 上手くダーツが飛ばせない人
重量:18g
バレル単体重量は18.0gです。
後ほど詳しく解説しますが、従来モデルよりも1.5g重くなり、今っぽい重量感に。
個人的にはこの重量アップが気に入って購入に踏み切りました。
カット:複雑なカット
ゼウスはこの価格帯のバレルとは思えないほど、複雑なカットを施しています。
リングカットに、シャークカット、ウィングカット、専用のゼウスカット…。
カットはかなり強めで、グリップが強いトルピードバレルを探している人に全力でオススメしたいです。
重心:やや前重心
重心は、やや前重心(フロント)です。
ほぼ中心(センター)と言っても良いでしょう。
昔き良きソフトダーツ用バレルと言った感じ。
長さ:40mm
長さは40.0mmです。
トルピードバレルとしては標準的な長さです。
最近のバレルにしては少し短めなので、取り回しが良いです。
太さ・最大径:7.4mm
最大径は7.4mm。
前方の紋章カットが施された部分が最大径です。
グリップエリアは6.2mm程度の太さで、意外と太さは感じません。
ゼウス4 Re:の特徴と強み
実際に「ゼウス4 Re:」を投げてみて感じた特徴と強みを解説します。
- カットの出来は最高峰!
- 前作からの正統進化
- 重量アップは大正解!
- コスパ最強
カットの出来は最高峰!
久々にゼウスシリーズを投げましたが、やはり完成度が非常に高いですね。
よくもこの複雑なカットを8000円台のバレルに搭載できるなと感心しています。
せっかくなので、一つ一つのカットを詳しくみていきましょう。
ゼウスカット
ゼウス4と言えば、オリジナルで設計されたゼウスカットです。
ゼウスカットはグリップエリア全体に施されています。
ゼウスカットとは、2段階のVカットだと思ってください。
細く引っ掛かりの強いVカットの後ろにリングカットがついている言うイメージ。
カット強度が非常に高く、ゴリゴリとした強いカットを感じます。
ただし、極端に鋭いわけではなく、指が切れそうな感覚はありません。
指が切れる感じはないけど、よくカットがかかる。
なんとも不思議な感覚です。
後方に2段階のシャークカット
後方には2種類のシャークカットを配置。
もちろんシャークカットなので、カット強度は強いです。
ただし、意外と浅めに作られているので、ゼウスカットほどはカット強度が低く感じます。
シャークカットですら少し弱めに感じてしまう…。
ゼウスカットの恐ろしさが分かりますね。
前方のウイングカット
前方には緩めのウィングカットを搭載。
カットは弱く、あくまでも目印になるカットですね。
中指がちょうどかかる部分なので、中指の位置の安定化に役立ちます。
総じて、グリップエリアのカット強度はかなり高いです。
普段は無回転スローの僕ですら、カットで回転がかかるレベル。
とにかくカットを感じて投げたい方や、グリップを安定させたい方にオススメと言えます。
前作からの正統進化
「ゼウス4 Re:」の元ネタは、ゼウス4(無印)です。
ゼウス4(無印)は2017年に発売されたベストセラーバレル。
僕も一時期使っていましたが、バレル界でも屈指の名作と言っても良いでしょう。
バレル名 | ゼウス4 Re: | ゼウス4 |
---|---|---|
材質 | タングステン90% | タングステン90% |
全長 | 40.0mm | 40.0mm |
最大径 | 7.4mm | 7.4mm |
重量 | 18.0g | 16.5g |
重心 | 前重心 | 前重心 |
実際に見比べてみると分かりますが、「ゼウス4 Re:」は従来よりも重さがアップしています。
それ以外のスペックは全く同じです。
シンプルな重量アップ。これを待っていた
1.5gの単純な重量アップ。僕はこれを待っていました。
確かに、ゼウス4(無印)は、今でも十分に使えます。
しかし、5年以上が経過して、少しだけ重量が物足りなく感じていたのも事実です。
2017年ごろと比べて今は全体的にバレルの重さが重視されるようになりましたからね。
「ゼウス4Re:」は重さ以外を変えずに、重量だけ今に合わせた18gにアップしました。
正直、この絶妙な重量アップにはかなり惹かれました。
シンプルなシルバーへ変更
ゼウス4は、虹色のコーディング加工が施されていましたが、「ゼウス4 Re:」はシンプルなシルバーのみ。
個人的にはシンプルなバレルの方が好きなので、コーティング加工なしは大歓迎です。
かと言って、紋章カットはそのままなので、ゼウスっぽさも残されていて嬉しい。
重量アップは大正解!
前作から重量がアップして18gという、今っぽい性能になった「ゼウス4 Re:」。
正直、かなり良くなっていました。
一応、ゼウス4グラビティという19gバージョンもあり、投げたことがあります。
あれも悪くなかったのですが、ゼウス4の強いカットに19gは、少し重く感じてしまったんですよね。
カットのかかりが強すぎるように感じてしまいました…。
ただ、今作の「ゼウス4 Re:」は、かなりバランスが良いです。
カット強度と重量のバランスが、下手したら本家よりも良いかも!
今からゼウス4シリーズを買うなら、ゼウス4Re:はかなり良い選択肢だと思いますよ。
コスパ抜群!
「ゼウス4 Re:」は、虹色コーティングがなくなったので、料金が抑えられたのが嬉しいです。
もともとゼウス4自体が安いのに、さらに安くなりました。
9470円から8360円と、1000円以上も価格ダウン。
この複雑なカット構成で8000円代なのはすごいですね。
他のブランドなら、10000円は絶対に超えると思います。
ダーツを始めたばかりの人の初マイダーツや、ダーツ沼にハマらせたい人のプレゼントとしても優秀です!
ゼウス4Re:の注意点
「ゼウス4 Re:」は久々に良い買い物したなぁ〜と思っています。
最後に、ゼウス4Re:の注意点や気をつけてほしいことを書きます。
- カット寿命は短そう
- フライトとチップは買っておこう
それぞれ解説します。
カット寿命は短そう
強いカットのバレルあるあるですが、カット寿命は短めだと思います。
特に一番後方のシャークカットは割とすぐに削れてしまう予感。
ゼウスカットも幅が狭いため、比較的早くカットが緩くなると思われます。
よくダーツを投げる人なら1年持つかな?というレベルです。
コスパの良さがあるので、個人的には全然OKです。
フライトとチップは買っておこう
優秀な「ゼウス4Re:」ですが、エスフォーは付属品が貧弱です。
チップ、フライト、シャフトは必ず自分でお気に入りのものを用意しましょう
それぞれのアイテムのオススメも紹介しているので、持っていない人はぜひチェックしてみてください。
まとめ:ゼウス4Re:
以上、今回はエスフォーのダーツバレル「ゼウス4Re:」をレビューしました。
久々にビビッとくるバレルの登場で、速攻ポチッてしまった一品。
相変わらず、王道のカットの強いトルピードバレルで安心しました。
腕を軽く振っただけで、バシッと飛んでいくゼウス4の良さをまた味わえるとは…!
カットの強さは賛否がありそうですが、初心者でも信頼して投げられるバレルに仕上がっていると思います。
ぜひバレル選びに迷ったら、チェックしてみてくださいね!
当ブログでは、ゼウス4Re:以外にもおすすめのダーツバレルを厳選して紹介しています。
色々選んでみたい人は、こちらの記事から選んでみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!