
・ダーツライブホームを静音化したい!
・実際にどれくらい静かになるの?
・改造の具体的な方法を教えて!
こんなお悩みを解決します。
家庭用ダーツボードの大ベストセラー「ダーツライブホーム」。
確かに優秀なダーツボードですが、音がうるさくて練習時間に気を遣うという人も多いのではないでしょうか?
今回は、エアコン用のパテを使ったダーツライブホームの静音化を行いました。
ダーツライブホームでの練習をより快適にしたい人はぜひチェックしてみてください。


詳しいプロフィール
- ダーツ歴10年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 4スタンス理論コーチ級ライセンス所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
【結論】ダーツライブホームの改造でどれくらい静かになる?
早速、改造前と改造後の音を聴き比べてみましょう。
改造前
改造後
比較データ
| 指標 | 改造前 | 改造後 |
|---|---|---|
| Max(最大値) | 84.6dB | 80.4dB |
| Peak(ピーク値) | 93.4dB | 88.9dB |
Maxは人間の耳の感覚に近い数値として、一般的な騒音計のデータとして使用されます。
Peakはダーツが刺さった時の瞬間的な「ドン」という一瞬のエネルギーの頂点です。
結論から言うと、ダーツライブホームを改造することで、音量は25%程度下がりました。
もっと下がるかな?と期待していましたが、意外と控えめな結果となりました。
ただ、実際に刺さった時の音質は確実に変わりました。
改造前が「バチンッ!」という甲高い響く音だったのに対して、改造後は響きがマイルドになりました。
数値以上に、音に対する不快感は減ったので、改造した価値は十分にあったと思います。
今回の結果に対する考察や、もっと静音化させるためのコツは後述します。
1.3mからの自由落下(矢速18km/h)でdBを計測しました
ちなみに、今回は1.3mからの自由落下で音量を計測しました。
物理法則により、1.3mからの自由落下にすることで、矢速18km/hを再現することができます。
スローによるブレを減らし、矢速を安定させるために今回の方法をとりました。
実験条件の詳細
- 使用ダーツ:ゼウス4 Re:(セッティング重量約20g。最近のトレンドに近い重さです)
- 使用アプリ:iPhone版デシベルX(長年使っている信頼性性の高い騒音アプリです)
「エアコンパテ」が最強の静音化カスタムになる理由
今回はエアコンパテを使ってダーツライブホームの静音化を狙いました。
実はこのDIYの前に、ダーツライブゼロボードもエアコンパテで静音化に成功しています。
ゼロボードはエアコンパテを使用することにより、37%の騒音カットを実現しました。
今回も良い結果が得られると期待してエアコンパテを選びました。
粘土やシリコンを凌駕する「圧倒的な質量とコスパ」
少し余談ですが、エアコンパテ以外にも静音化が期待できる素材はあります(粘土やシリコン、スポンジなど)。
しかし、個人的にはエアコンパテが一番効果が高いと思っています。
というのも、音を遮断するために一番大切なのは素材の「重量」だからです。
ハイテクな吸音物質よりも、とにかく「重さ」。重ければ重いほど音の遮断率は高くなります。
エアコンパテは他の素材と比べても重さがあり、しかも安い。
だからこそ、気兼ねなくたっぷりと使って音を遮断することができます。
電車の音がうるさい家に住んでいた時は、重いカーテンを使うことで騒音がかなり軽減されました。同じ原理ですね。
【準備編】分解作業の前に!絶対に知っておくべき「トラップ」と必要なもの


今回のDIYに必要なものは以下の通りです。
- ダーツライブホーム本体
- エアコンパテ
- サランラップ
- ドライバー(プラス・星型)
エアコンパテ
今回の改造の主役です。
本来はエアコンの配管などの隙間を埋めるために使用する素材です。
固まらない「非硬化性」タイプのものをお選びください。
僕はゼロボードの改造の時にも使用した「家庭化学 配管穴埋めパテ 1kg」をAmazonで買いました。
基本的には1kgあれば十分です。ただ、本気で静音性を高めたい場合は、2kgほど用意しておくことをオススメします。
サランラップ
パテを包むためのサランラップも用意しましょう。
大きすぎるものは扱いづらいので、幅15cm程度の小さなタイプを用意しましょう。
【要注意】ドライバー(プラス&星型)


いざ分解し始めて驚きましたが、ダーツライブホームには「星型(トルクス)ネジ」が隠されています。
いわゆる「いじり防止」のネジです。これ以上の分解は保証対象外だぞというダーツライブからの警告ですね。
この星型ネジ用のドライバーは一般的なドライバーセットに入っていないことも多いです。
普通のドライバーで無理に開けようとすると、ネジ穴が潰れるリスクがあります。
持っていない人は専用ドライバーを購入しておきましょう。
おすすめの精密ドライバー
ちなみにこの手の分解をする時には「JOREST 精密ドライバー」を愛用しています。
必要十分なセットが入っていて、しかも安い。持っていない人はチェックしてみてください。
【DIY手順】実際にエアコンパテを裏面いっぱいに詰めてみた
さて、ここからは改造の手順を解説します。
ステップは主に5ステップ。それぞれ見ていきましょう。
当ブログで紹介しているダーツボード(ダーツライブホーム等)の分解、およびパテ埋め等の静音化カスタムを行うと、メーカーの保証(無償修理等のサポート)の対象外となります。
作業にあたっては、内部のセンサー基盤の破損、配線の断線、ネジ穴の潰れなどのリスクが伴います。
万が一、本記事の手順を参考にして機器の故障、破損、動作不良、または怪我等のトラブルが発生した場合でも、当ブログは一切の責任を負いかねます。
ご自身のダーツボードを分解・改造される際は、これらのリスクを十分にご理解いただいた上で、必ず「完全な自己責任」にて行っていただきますようお願いいたします。
ダーツライブを分解する


まずはダーツライブホームを分解します。
念の為、分解前に「電池」は外しておきましょうね。
ダーツライブホーム裏面の合計10個のネジを外します。
そのうちの1つが「星型ネジ」ですので、専用のドライバーで回すようにしてください。


裏面のカバーをバコっと外すと、写真のような状態になります。
真ん中の4つのネジと、周りの黒いネジを外して、黒いフレームパーツを外します。


黒いフレームパーツを外すと写真のようなシート状のセンサーが現れます。
緑色の基盤部分は外すのが難しいので、無理に外さなくてOKです。
シートをガバッと開いてセグメントパーツにアクセスしましょう。
隙間なくミッチリとパテを埋め込む


あとはセグメント1つ1つにパテを詰めていくだけです。
セグメントに直接パテを詰めても良いですが、サランラップに包んで詰めることを推奨します。
サランラップに詰めることで、原状回復が簡単になりますし、汚れる心配もありません。


コツはセンサーに干渉しないように薄めにパテを詰めることです。
1つ1つのセグメントを取り外しながら、詰めていくと綺麗に詰められました。
ダーツライブホームの動作確認
パテが詰め終わったら、一度黒いフレームを取り付けるところまで元に戻しましょう。
この段階で一度、正常に動作するのか動作確認をすることをオススメします。
スマホアプリと接続して、それぞれのセグメントがしっかりと反応するのかチェックしてください。
特にブル周りの誤作動が多いので、念入りにチェックしてください!
裏面の蓋を再セットして完了!
動作に問題がなければ、裏面の蓋を再セットして「静音改造」完了です!お疲れ様でした。
僕は合計2時間くらいかかりました。
分解自体はすぐなのですが、パテを詰めるのに結構時間がかかります。
【今回の改造の考察】さらなる静音化を目指す人へ
最後に、今回の静音化改造についての考察と感想を。
以前にダーツライブゼロボードを静音化改造した際には、音量は最大37%カットという大きな結果が得られました。
一方で今回のダーツライブホームの改造では最大でも音量25%カットという、控えめな結果となりました。
おそらくこれは、ダーツライブホームの構造的な問題だと考えられます。
ダーツライブホームはパテを詰めにくい
ダーツライブホームはセンサーシートがあるため、パテをたくさん詰めることができません。
センサーの反応を考えると、パテを薄く詰めるしかないからです。
音を遮断するためには、物質の重さが重要です。重ければ重いほど音のカット率は大きくなります。
実際に、ダーツライブゼロボードでは1kgのパテを詰められたのに対して、ダーツライブホームは700g。
この300gの違いが、今回の結果の原因なのかと考察しています。
ダーツライブホームをもっと静かにしたい人へ


逆にいうと、パテをもっと詰めればさらに静音性を高めることは可能でしょう。
例えば、セグメント周りのアウトボードの隙間に詰めるのは良さそうです。
アウトボードに詰めれば、あと500gは重くできそうです。


また、分解した際の黒いフレームパーツ部分に詰めるのもよいかと思います。
さらに静音性を高めたい人は、ぜひチャレンジしてみてください。
僕はセグメント部分だけに詰めましたが、刺さった時の音がマイルドになったので満足です。
パテ埋め後、ボードの重量には要注意
注意点としては、改造を行うとダーツライブホームが重くなります。
今回の改造では700gほどパテを詰めたので、最初3.1kgだったダーツライブホームも、改造後は3.8kgに増量しました。
この程度の重さであれば問題はないはずですが、自作ダーツスタンドを使用している人は注意が必要です。
僕がおすすめしているダーツライブポールスタンドの耐荷重は8kgなので、まだまだ余裕があります。
→ダーツライブホームと組み合わせたいポールスタンドのレビュー
まとめ:ダーツライブホームを最強ボードへ
以上、今回はダーツライブホームの静音化改造について解説しました。
分解する以上、保証外になるリスクがありますが、やる価値は十分にあるかと思います。
音の心配さえなくなれば、ダーツライブホームは欠点のない最強ボードに生まれ変わります。
僕も最近は家ではハードボードでの練習が多かったのですが、これを機にダーツライブホームを楽しんでいます。
やっぱり自動計算は神ですね。すごく楽しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!




