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ダーツの「シュートアウト」を深掘り解説|高得点のコツと目標点数

ダーツのシュートアウトを徹底解説

現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。

本記事では、ダーツゲームの1つ「シュートアウト(SHOOT OUT)」について解説します。

シュートアウトはどんなゲーム?

目標点数の目安は?

高得点を出すためのコツを教えて!

これらの疑問に答えます。

シュートアウトは、ダーツ中級者以上の方にオススメの難易度が高いゲームです。

実際にプロの試験や大会で利用されていて、難しいことがわかります。

また、ルールも少し複雑なので慣れるまでに時間がかかります。

この記事では、シュートアウトの基本的なルールからコツまで徹底的に深掘りしました。

知っているだけで得点が何倍も伸びるコツもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

この記事の著者
真なよダーツ。管理人「なよ」

ダーツブロガー

なよ@nayokaeru

nayo

詳しいプロフィール
  • ダーツ歴6年
  • ダーツバー勤務2年
  • ダーツプロライセンス所有
  • ダーツライブマイスター所有
  • 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人

→なよの詳しいプロフィール

目次

【30秒でわかる】ダーツのシュートアウトのルール

ゲーム名シュートアウト(SHOOT OUT)
勝利条件点数が一番高い人
プレイ人数1〜4人(ダブルス可)
ラウンド数8ラウンド
ブルの点数セパレートブル(25点/50点)
難易度(Max5)

シュートアウト(SHOOT OUT)とは、ダーツの練習用ゲームの1つです。

そんなシュートアウトのルールは以下の4つ。

  • 点数の高い人が勝利
  • 得点の倍率が上がる
  • 一度刺さったナンバーは無効
  • 全ナンバーにヒットさせるとボーナスタイム

それぞれサクッと解説します。

点数の高い人が勝利

シュートアウトは、最終的な点数が一番高い人が勝者です。

点数を積み重ねるカウントアップに似たゲームシステムと言えます。

得点の倍率が上がる

ダーツのシュートアウトの倍率
倍率が上がっていく(最大21倍)

シュートアウトの最大の特徴は、ターゲットにヒットさせるごとに得点の倍率が上がっていくことです。

ヒットしたナンバー×オープンしたエリアの数

これが、シュートアウトでのダーツ1本の点数になります。

つまり、1投目は1倍、2投目は2倍、3投目は3倍…と上がっていき、最大21倍まで倍率が上がります。

具体的には、こんな感じです。

本数倍率ヒットターゲット加算点数
1投目1倍11
2投目2倍24
3投目3倍39
4投目4倍416
5投目5倍525
6投目6倍636

最高の21倍率で、T20に入れると60点×21倍=1260点。

たった1本のダーツで1000点以上を加点することができます。

一度刺さったナンバーは無効

シュートアウトの途中経過画面
グレーになっている部分は無効

シュートアウトは、一度刺さったナンバーは無効になるという特徴があります。

つまり、1本目でS1に入った場合は、このゲームでは「ナンバー1」を使うことができません。

無効エリアに入っても、点数が加算されることはなく、アウトボード扱いになります。

また、アウトボードすると倍率が上がることもありません。

シュートアウトでは、なるべくアウトボードを避けて、いかに倍率を上げるかが大切と言えます。

全ナンバーにヒットさせるとボーナスタイム

ダーツのシュートアウトのブルボーナス
ミスなく最後まで行くとブルボーナス突入

シュートアウトは全8ラウンドです。

ダーツのターゲットは「1〜20ナンバー」と「ブル」で21つのエリアがあります。

ミスをせずに全てのナンバーにヒットさせると、1ラウンド余ることがわかりますね。

全てのナンバーにヒットさせると、「ブルボーナス(BULL BOUNS)」になります。

ブルが解放され、3回まで再びブルにヒットさせることができるようになります。

ブルボーナスになると、独自の演出とサウンドが流れ、緊張感を味わうことができます。


以上がシュートアウトの基本的なルールです。

シュートアウトの基本戦略とコツ

ダーツのシュートアウトの戦略とコツを解説

シュートアウトで高得点を出すためにはコツがあります。

これを知っているかどうかで、最終的な点数に何倍も差が生まれます。

ぜひ、頭に入れておいてください。

コツ1.低いナンバーから狙う

シュートアウトは後半戦になるほど、倍率が上がります。

そのため、後半のために高得点エリアを残すのがコツです。

理想は、1から順番に低い順番で狙っていくことです。

コツ2.アウトボードしない

シュートアウトはアウトボードしないことも非常に大切です。

すでにヒットしたナンバーはアウトボード扱いになるので避けましょう。

アウトボードすると、倍率が増えずに後半で得点が伸びない原因になります。

コツ3.低いナンバーは無理にトリプルを狙わない

シュートアウトで高得点を出すためには、トリプルを狙うことも大切です。

しかし、序盤ではトリプルを狙わずに確実にシングルに入れることをオススメします。

トリプルの小さなターゲットを無理に狙って、隣のエリアの高得点ナンバーを潰す可能性があるからです。

特に1番最初の「1」は要注意です。

「1」の隣は20と18なので、もしも1投目で潰してしまうと後半でかなりキツくなります。

序盤はしっかりとシングルに入れて倍率を上げていきましょう。

コツ4.クリケットナンバーはトリプルを狙う

クリケットナンバー(20〜15)はトリプルを狙うのがコツです。

クリケットで慣れていることもあり狙いやすいかと思います。

後半の高い倍率でトリプルを決められれば、一気に点数を伸ばすことができますよ。

コツ5.最後のブルで畳み掛ける

理想は、1〜20を順番にヒットさせていき、最後はブルボーナスも含めて4連続でブルに入れることです。

21倍の倍率で、インナーブルに入れば1本で1050点です、

大逆転も可能なので、ぜひ最後まで集中してプレイしてみてください。

【意外と知らない】シュートアウトの最高点

ダーツのシュートアウトの最高得点

シュートアウトの最高得点は12832点です。

これは勘違いしている人が多く、セオリー通りの狙う順番では最高得点にはなりません。

1〜20まで低い点数順に狙い、最後に4連続でブルを入れる順番では12810点です。

最高点は狙う順番に工夫が必要

シュートアウトの最高得点「12832点」を出すには、T16とT17の間にインブルを挟むことです。

T16→D-BULL→T17→…

このように狙うと、倍率の恩恵を最大化することができます。

最高得点を狙う順番の詳細
ダーツ本数狙うナンバー
1T1
2T2
3T3
4T4
5T5
6T6
7T7
8T8
9T9
10T10
11T11
12T12
13T13
14T14
15T15
16T16
17D-BULL
18T17
19T18
20T19
21T20
22D-BULL
23D-BULL
24D-BULL

しかし、実際には最後に4連続でブルを残した方が、圧倒的に狙いやすいです。

基本的には、「1」から小さい順番で狙い、最後にブルを残すのがオススメです。

【レーティング別】シュートアウトの目標点数・目安

ダーツのシュートアウトの目標点数

シュートアウトの目標点数について解説します。

  • 初心者(Cフライト程度)
  • 中級者(Bフライト程度)
  • 上級者(Aフライト以上)

これらのレーティング・レベル別に紹介します。

初心者はシュートアウトをやっちゃダメ!?

正直、初心者がシュートアウトをプレイするのはオススメしません。

シュートアウトは次から次へとターゲットが入れ替わるので、難易度が高いからです。

また、狙うターゲットを切り替えると投げるフォームが安定しにくくなります

初心者には、カウントアップクリケットカウントアップの方が練習効果は高いです。

強いて言うなら2000点以上が目安

それでもシュートアウトをやってみたい!と言う初心者の方の目安は2000点です。

序盤はなるべく低い点数を狙って倍率を稼ぎ、最後に高得点で跳ね上げることを意識しましょう。

アウトボードをなるべくしないように立ち回れば、達成できる点数です。

中級者は3000点以上

中級者のシュートアウトの目標点数は、3000点以上です。

シュートアウトの3000点は、ナンバーを全てシングルに入れることができれば達成できます。(ミスは3回までOK)

まずは無理にトリプルを狙わずに、しっかりとシングルを狙うことを意識してみましょう。

ターゲットを打ち分ける力が身につきます。

なよ

中級者の実力なら、4000点以上も狙えます!

上級者は5000点以上

上級者のシュートアウトの目標点数は、5000点以上です。

5000点以上は、1から小さい順番にシングルを狙い、最後にアウターブルを4連続で決めれば達成できます。(この場合は4970点なので、どこかでトリプルやインナーブルに入れる必要あり)

ミスが許されないので、上級者にぴったりの目標点数と言えるでしょう。

安定して5000点以上を出せるようになれば、ダーツプロ取得も手が届くようになります。

シュートアウトはプロ試験にも使われる

ダーツのプロ団体ジャパンのロゴ

シュートアウトは、ダーツのプロ試験の課題の1つです。

プロ団体「ジャパン」の一番最初の試験として今でも使われています。

具体的な点数基準は以下の通り。

  • 男子プロ:シュートアウト5500点
  • 女子プロ:シュートアウト4500点

男子プロはAAフライト以上、女子プロはAフライト以上が推奨のレベルと言えます。

ちなみに、5500点は後半で積極的にトリプルを決めていかないと達成することができません

5000点を達成できた方は、5500点を目標に練習してみてください。

ダーツプロ試験については、こちらの記事で詳しく解説をしています。

→完全攻略!ダーツプロになるための試験内容

ダーツプロ大会でも採用実績あり

ダーツ大会THEWORLDのロゴ

シュートアウトは練習用ゲームでありながら、その難易度の高さからプロの大会でも採用されたことがあります。

THE WORLDというソフトダーツの世界大会で、予選ラウンドロビンのブロック分けに使われました。

トッププロは10000点以上出している選手もいて、さすがの一言です。

まとめ:ダーツのシュートアウトとは

ダーツゲームのシュートアウトの解説まとめ

以上、今回はダーツの上級者向けゲーム「シュートアウト」を解説しました。

難易度の高い練習用ゲームなので、中級者以上の方にオススメです。

正確にターゲットを打ち分ける力と、前半から後半まで気を抜けない持久力が試されますよ!

5500点以上が出せればプロ級の実力ですので、ぜひトライしてみてくださいね。

最後に今回の内容をまとめます。

シュートアウトまとめ
  • 得点が倍々になるカウントアップ
  • 一度ヒットしたエリアは使えなくなる
  • 低いナンバーから狙うのがコツ
  • 5500点以上でプロ級の実力
なよ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

このブログでは、シュートアウト以外のダーツゲームを解説した記事も用意しています。

興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。

→ダーツゲームを種類別に完全攻略

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