現役ダーツプロ&元ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツの投げ方の基本を解説します。
ダーツの投げ方が分からない…
投げ方のコツを教えて!
ダーツが上手くなりたい!
これらのお悩みを解決します。
ダーツは一見すると、簡単そうに見えますよね。
しかし、実際に投げてみると「意外と難しい…」と感じる人も多いのではないでしょうか?
本記事では、ダーツの基本の投げ方の極意をお伝えします。
これだけ覚えておけば、すぐにスコアアップできる「投げ方のコツ」も伝授します。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
当記事は、センスゼロから、ダーツプロになった筆者が解説しますので、参考にしてください。
なお、「もっとダーツが上手くなりたい!」「周りをびっくりさせたい!」という人向けに「Aフライト育成講座」も作りました。
興味があれば、こちらもチェックしてみてください。
【反則していない?】ダーツの投げ方の基本ルール
まずは、これだけは押さえておいて欲しい、ダーツの基本ルールを紹介します。
ダーツバーで働いている時に、勘違いしている人が多かったポイントです。
知らず知らずのうちに、反則プレイをしているかもしれませんよ…!
基本1. ダーツは3本で1セット
ダーツは3本で1セットです。
どんなゲームでも、3本のダーツを投げて、次の人に順番が移るのが基本のルールです。
お店のダーツを使う時は、1人3本のダーツを手元に用意しましょう!
基本2. 利き手と同じ足を前に出す(野球投げはNG!)
ダーツでは、利き手と同じ足を前に出して投げます。
右利きだったら、右足を前に出して投げます。
普通のキャッチボールとは逆なので、注意しましょう。
利き手と逆の足を前に出して投げることは「野球投げ」と呼ばる反則です。
周りから白い目で見られて、お店から注意されることもあるので要注意です。
基本3. スローラインは踏んでOK
ダーツでは、投げる位置が決まっています。
投げる位置のことを「スローライン」と呼びます。
スローラインでよく使われるのが、画像のようなシールです。
このシールは踏んでOK。
はみ出さないように、ギリギリまで前に出て投げましょう!
一瞬でダーツが上手くなる!?投げ方のコツ
ここからは、ダーツの投げ方について解説します。
どんなダーツの握り方が良いの?
腕の振り方は?
立ち方は?
このような疑問がある人も多いですが、これらは二の次でOKです。
まずは、大・大・大前提の「投げ方のコツ」のお話をします。
これを実践するだけで、ライバルに大きな差をつけることができますよ!
ターゲットをしっかりと「見る」
結論、狙いたいターゲットを「見る」ことが1番のポイントです。
- スローラインに立つ前に、狙うターゲットをしっかりと見る
- ターゲットを見ながらスローラインに立つ
- ダーツを投げる
この流れが非常に大切です。
ターゲットをしっかりと目視することで、体がベストな投げる体勢を自動的に作ってくれます。
そんなの当たり前じゃん!と思うかもしれませんが、意外とできていない人が多いです。
まずは、ターゲットを「見る」を徹底していきましょう!
スローラインに立つ前から勝負は始まっています!
ダーツの投げ方をパーツ毎に解説
ここからは、ダーツの投げ方の一歩踏み込んだ知識を解説します。
ダーツの投げ方は以下の6つのパーツに分類することができます。
- スタンス
- グリップ
- セットアップ
- テイクバック
- リリース
- フォロースルー
それぞれのパーツを紹介します。
パーツ毎にワンポイントアドバイスも用意しました。
コツを抑えて、脱ダーツ初心者!
スタンス(立ち方)
スタンスとは、ダーツの立ち方のことです。
立ち方は主に以下の3つがあり、スローラインに対して足の角度が違います。
- オープンスタンス
- スタンダードスタンス(ミドルスタンス)
- クローズスタンス(クローズドスタンス)
人によって適したスタンスは違います。
自分が一番安定してダーツが投げられるスタンスを選んでみてください。
スタンスのコツ「スタンダードスタンスから始める」
一番最初に試してもらいたいスタンスは「スタンダードスタンス」です。
スローラインに対して45度の角度で足を開きます。
スタンダードスタンスは、多くの人にとって、投げやすいと感じる立ち方です。
まずは、スタンダードスタンスをベースに、少しずつ足の角度を調整してみてくださいね!
グリップ(握り方・持ち方)
グリップとは、ダーツの「持ち方」「握り方」です。
グリップは主に以下の3つがあります。
- 2フィンガーグリップ
- 3フィンガーグリップ
- 4フィンガーグリップ
それぞれ、ダーツを握る指の本数が由来です。
どのタイプでも強いダーツプロがいるので、優劣はありません。
基本の3フィンガーグリップの方法
最初はバランスの良い3フィンガーから始めるのがオススメです。
まずは、ダーツを人差し指と親指で挟みます。
あとはダーツがブレないように中指を自然に添えて完成です。
安定しない場合は、鉛筆持ちのように、中指をダーツの下に入れても良いでしょう。
3フィンガーをベースに、指を増やしたり減らしたりしよう!
グリップのコツ「重心を持つ」
どんなグリップでも、人差し指と親指はダーツの重心を挟むように持つと安定します。
ダーツの重心とは、ダーツを指の上に乗せて、左右のバランスが取れたポイントです。
ダーツを投げる前に、重心を確認しておくとスムーズですよ。
セットアップ(ダーツの構え・狙い方)
ダーツをターゲットに向かって構えて、狙うことを「セットアップ」と呼びます。
このタイミングで、ダーツの狙いを定めましょう。
セットアップのコツ「ターゲット・ダーツ・目線が一直線」
セットアップのコツは、狙うターゲットとダーツ、目線が一直線になるように構えることです。
真横から見て、一直線になっているか確認してみてください。
動画撮影をしてみるのも効果的です。
テイクバック(ダーツを引く動作)
構えたダーツを引く動作を「テイクバック」と呼びます。
投げるための予備動作ですね。
自然に腕が倒れるようにテイクバックするのが理想です。
テイクバックのコツ「ゆっくりと引く」
テイクバックのコツは、ゆっくりと引くことです。
自分がコントロールできる速度で、引くことを意識してみてください。
速すぎるテイクバックは、余計な反動がつき、ダーツが安定しません。
リリース(ダーツが手から離れる動作)
ダーツを投げる動作を「リリース」と言います。
テイクバックした腕を前に振るイメージでダーツを投げます。
リリースには大きな力は必要ありません。
ゆっくりと丁寧にリリースを行うことを意識しましょう。
リリースのコツ「テイクバックの軌道をなぞる」
テイクバックした軌道をなぞるようにリリースすると安定しやすくなります。
セットアップした位置で、ダーツが勝手に手から離れるようなリリースがベストです。
フォロースルー(投げた後の手を伸ばす動作)
ダーツが手から離れた後の、手を伸ばす動作を「フォロースルー」と言います。
フォロースルーは、ターゲットに向かって手がまっすぐ伸びるイメージを持ちましょう。
フォロースルーのコツ「最後まで手を伸ばす」
フォロースルーは、最後まで手を伸ばすのがコツです。
たまにダーツが手から離れた時点で、フォロースルーを止めてしまう人がいますが、オススメしません。
手先の余計な力がダーツに伝わり、ダーツが安定しにくくなります。
最後まで気を抜かずに、腕を伸ばし切ることを意識しましょう!
ダーツが上手くなる!?「4スタンス理論」について
ダーツをやっていると4スタンス理論という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
4スタンス理論は、各々にあった正しい体の使い方を学べる理論です。
僕も4スタンス理論を勉強し、公認のライセンスを取得しています。
本記事のスロー解説も、4スタンス理論の考え方を随所に入れています。
どうしてもダーツの投げ方がピンとこない…
こんな人の助けになるかもしれないので、興味がある方は以下の記事をチェックしてみてください。
まとめ:ダーツの投げ方のコツ
以上、今回はダーツの投げ方の基本について解説しました。
今回の内容を理解して実践すれば、脱ダーツ初心者です!
ダーツの投げ方は人それぞれなので、周りと違くても、焦る必要は全くありません。
まずは、ターゲットをしっかり「見て」、投げることから意識してみてくださいね。
最後に今回の内容をまとめます。
- ダーツは3本1セットで投げる
- 利き手と同じ方の足を前に出す
- 狙うターゲットをしっかりと「見る」ことが大切
- ダーツの投げ方は、スタンス、グリップ、セットアップ、テイクバック、リリース、フォロースルーの6パーツ
当ブログでは、「Aフライト育成講座」というダーツ教材を作りました。
筆者の6年以上のダーツ経験から、ダーツプロも目指せるAフライトになるためのノウハウを詰め込んだ自信作。
最速、最短でダーツが上手くなりたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!