現役ダーツプロ&ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツライブゼロボードをプロ目線でレビューします。
ダーツライブゼロボードを詳しく知りたい!
ゼロボードが向いている人は?
正直、どれくらい静音なの?
これらの疑問に答えます。
家庭用ソフトボードのベストセラー「ダーツライブゼロボード」。
集合住宅でも置ける!というレビューも多いですが、実際にどうなのでしょうか?
この記事では、ゼロボードを実際に買って使ったリアルなレビューをお届けします。
家庭用ダーツボードを10個以上使ってきた経験を元に書いたので参考にしてください。
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
【30秒でわかる】ダーツライブのゼロボードとは?
規格 | 15.5インチ(ソフトボード公式サイズ) |
サイズ | 直径46cm×厚さ3.7cm |
重さ | 2.00kg |
素材 | プラスチック |
定価 | 7,700円(税込) |
ブランド | ダーツライブ |
ダーツライブゼロボードの評価
-
- 総合評価
- 4
-
- デザイン性
- 3
-
- 静音性
- 4
-
- コスパ
- 4
-
- 機能性
- 3
ダーツライブゼロボードの大きな特徴は以下の3つです。
- 静音性が高いソフトダーツボード
- ダーツマシンで有名なダーツライブ製
- シンプル機能で低価格
それぞれサクッと解説します。
①静音性が高いソフトダーツボード
ダーツライブゼロボードは音が静かな「静音ボード」として人気です。
ソフトダーツボードは構造上、ダーツの刺さる音がうるさい弱点があります。
しかし、ゼロボードは柔らかいセグメントと肉厚なクッション材のおかげで、衝撃を吸収して静か。
集合住宅でも安心して設置できる!と、家投げプレーヤーから支持されています。
②ダーツマシンで有名なダーツライブ製
ゼロボードは、ダーツライブ3などを手掛ける「ダーツライブ」が作った家庭用ボードです。
日本一のダーツマシンブランドが作っているだけあり、品質は折り紙付き。
ダーツプロが使っても納得できるクオリティに仕上がっています。
③シンプル機能で低価格
ダーツライブゼロボードは定価7700円で、家庭用ボードとして手に取りやすい価格です。
その代わり、スマホと接続などの高度な機能はないので、練習には工夫が必要。
ゼロボードを使った効果的な家練習は後述します。
スマホと接続できる電子ボードを探している方は、ダーツライブホームの記事をご覧ください。
ダーツライブゼロボードのレビュー
ダーツライブゼロボードを実際に買ったレビューをお届けします。
僕はゼロボード単体で買っても送料が無料でお得な、オンラインショップ「マキシム」で購入しました。
注文した2日後に届いたので大満足です。
ゼロボードの付属品
- ダーツボード本体
- サラウンド
- 壁取付用ネジ(5個)
- サラウンド留め用両面テープ
- 取扱説明書
ゼロボードの付属品は最低限で、ハウスダーツなどは付属していません。
また、ダーツスタンドに取り付ける時に便利なブラケットも付属していません。
必要な人は、一緒に注文しておきましょう。
ゼロボードを詳しく観察
ゼロボードの細かいところを見ていきましょう。
最初に感じたのは、ゼロボードの軽さです。
重量が2.0kgなので、非常に軽く感じました。
この軽さなら、自作スタンドへの設置がしやすいですね。
普段は3kg超えの電子ダーツボードや、5kg超えのハードボードを使っているので、すごく軽く感じました。
しっかりとした作りのセグメント
セグメントのクオリティは高く、しっかりとした作りです。
妙なぐらつき、カタつきも感じませんでした。
サラウンドが付属
ゼロボードには4分割できるサラウンドが付属しています。
コンパクトサイズなので、本格的なサラウンドと比べると見劣りしますが、あった方が絶対に良いです。
実際にサラウンドのおかげで、何度も壁を守られました。
取り付けた時の、独特のデザインも良いですね。
ゼロボードだと一目でわかる、スタイリッシュなダーツボードになります。
サラウンドは普通に買うと2000〜8000円くらいするので、お得です!
サラウンドは、接続部分の作りの甘さがありました。
パーツとパーツがはみ出てしまっています。
僕はあまり気になりませんが、ぐるっとテープを巻いて綺麗に仕上げるのもアリです。
ゼロボードの背面
ゼロボードの背面は、ダーツライブ特有の4つのネジ穴が搭載されています。
純正のポールスタンドには、このネジを止めるだけで設置が可能です。
中央部分には、ブラケット取り付け用の穴が開いています。
僕は、複数ボードを付け替えながら使っているので、かなり嬉しかったです。
ポールスタンドに設置
ダーツライブポールスタンドに実際に設置しました。
ポールスタンドなら3分で設置が完了します!
ダーツライブLEDライトを接続
ダーツライブ純正のLEDライトも取り付けました。
さすが純正。メチャクチャ合います。
明るいだけで、投げやすさも爆上がり。
ゼロボードがダーツバー顔負けのボードに格上げされます。
余裕があれば絶対に買って欲しいです。
ここからは、実際にダーツを投げ込んでみて感じたメリットとデメリットを解説します。
ダーツライブゼロボードの強み・メリット
実際に使ってみて分かった、ダーツライブゼロボードの強みとメリットを解説します。
強みは以下の3つです。
- 音が静かで集合住宅でも使える
- ダーツが刺さりやすく、抜きやすい
- セグメント交換可能で長く使える
それぞれ詳しく解説します。
1. 音が静かで集合住宅でも使える
ゼロボードは、ソフトボード特有の「バチン!」という甲高い音が軽減されています。
音が響かないので、集合住宅でも設置しやすいですね。
木造アパートは、深夜帯は避けた方が良いですが、昼間〜夕方なら投げても問題ないでしょう。
ソフトダーツボードを置きたいけど、音が心配…。という人必見のダーツボードです。
音の大きさを実験してみた
ダーツボード | 最大音圧 | 音の大きさ比較 |
---|---|---|
ゼロボード | 74.3dB | 1 |
ダーツライブホーム | 85.3dB | 3.55 |
ハードボード | 64.7dB | 0.33 |
ダーツライブゼロボードの音
ダーツライブホームの音
ハードダーツボードの音
ダーツライブゼロボードと、ダーツライブホーム、ハードダーツボードで音の大きさを実験しました。
結果は、ゼロボードはダーツライブホームよりも、72%音が小さいという結果になりました。
そして、ハードボードはゼロボードよりも、67%音が小さいです。
聴き比べてみると、違いがハッキリわかるね!
詳しい実験条件
使用ダーツ:トリニダード「ノーウッド」17.2g
セッティング時の重さは18g程度です。
計測機器
Androidアプリ「デシベルX」を使用。
音計測アプリの中でも精度が高いと評判のアプリです。
計測方法
高さ1.3mからダーツを自由落下(矢速18km/hを再現)
自由落下にすることで、普通に投げるよりも誤差の少ない実験結果になります。
ゼロボードの静音性の秘密
ゼロボードのセグメントは、ダーツライブホームよりも弾力性がある素材です。
セグメント自体が音を吸収して、静音性を高めています。
また、ゼロボードの背面に厚さ6mmの衝撃吸収シートを搭載。
この、モチっとしたシートで衝撃を吸収して不快な音を減らしています。
パテを使ってさらに静音性を高める
ゼロボードのセグメントにパテを詰めることで、さらに静音性能を爆上げすることができます。
僕が実際にやった時は、なんと音を37%カットに成功!
静音性能をさらに高めたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
②ダーツが刺さりやすく抜きやすい
ゼロボードの2つ目の強みは、刺さりやすく抜きやすいセグメントです。
しっかり投げれていれば、弾かれることはほぼありません。
抜きやすさも十分で、軽い力でスルッと抜くことができてノーストレス。
チップも色々と実験しましたが、相性の悪いチップも見つかりませんでした。
セグメントの完成度はダーツライブホーム超えだと感じました。
家庭用ダーツボードでは最高峰です!
③セグメント交換可能で長く使える
ダーツライブゼロボードは長く愛用できる点も強みです。
セグメントは弾力性のある素材で、割れにくく耐久性があります。
また、ゼロボードはセグメントの交換に対応。
ダメになったセグメントを交換しながら、末長く使うことができます。
セグメントの供給が安定しているのもポイント。
壊れたら、すぐにパーツ交換できます。
セグメントの交換方法は?
ゼロボードのセグメント交換は非常に簡単です。
工具はプラスドライバー1本あればOK。
裏の8本のネジをプラスドライバーで外して、分解してセグメントを交換するだけ。
電子部品もないので、分解に自信がない人でも大丈夫です。
交換はめちゃくちゃ簡単で、5分で終了!
ダーツライブゼロボードの弱点・デメリット
ダーツライブゼロボードを使って感じた、弱点・デメリットを紹介します。
主な弱点は以下の2つです。
- スマホ接続不可
- シンプルボードにしては少し高め
それぞれ解説します。
①スマホ接続不可
ゼロボードはスマホと接続して点数計算やオンライン対戦をすることはできません。
ダーツの練習は自分のスコアを数値として確認することが大切です。
ゼロボードは、自分で点数計算、記録を取るのが面倒な人には向きません。
スマホと接続できない弱点は以下の2つの方法で解決できます。
対策① スマホのアプリを活用する
ゼロボードを使うなら、スコア計算や記録をしてくれるスマホアプリが便利です。
自分の成長が追えるので、モチベーションの維持にも役立ちます。
オススメのアプリは以下の2つ。
DartsCounter
ダーツブランド「ターゲット製」のスコアアプリ。
ちょっと怪しいところはありますが、日本語に対応しているのが嬉しいです。
点数をコーラーが叫んでくれるので、臨場感たっぷりで楽しめるのもポイント。
月額420円の有料会員になれば、スタッツの詳細なども管理しやすくなります。
RecoDarts
RecoDarts(レコダーツ)は一人練習用のアプリです。
細かく記録を取ることに特化していて、自分の弱点を分析したり、成長を確認することができます。
基本プレイ無料で、買い切りで広告非表示にできて、コスパが非常に高い点も嬉しい。
もっとオススメのスコアアプリを知りたい人向けに、おすすめアプリをまとめた記事もあります。
興味があれば、読んでみてください。
対策②練習方法を工夫する
点数計算をしない練習方法を選ぶのも一つの方法です。
オススメな練習方法を紹介します。
ブルの本数を目標にする
目標のブル本数を決めて、制限時間やラウンド数で投げる練習はシンプルでオススメです。
ダーツはとにかくブルが基本なので、家ではブル練習と割り切るのも良いですね。
アラウンドザクロック
アラウンドザクロックは、ハードダーツでよく使われる練習方法です。
1から20までの数字のダブルを時計回りに狙っていき、最後はインナーブルを入れます。
目標ラウンド数を決めて挑戦すれば、緊張感がある練習ができます。
クリケット練習
僕がよく行っている練習も紹介します。
15のシングルを3本入れて、16のシングルを3本入れて…とクリケットナンバーのシングルに順番に入れていく練習です。
失敗したら、1つ前のクリケットナンバーに戻るなどの鬼畜ルールにしても面白いです。
上記の方法を使えば、ゼロボードでも、楽しみながらダーツの練習ができるはずです。
その他にも、家練習について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。
②シンプルボードにしては高め
ボード名 | ブランド | 価格 |
---|---|---|
ゼロボード | ダーツライブ | 7,700円 |
スパイダープロ | ディークラフト | 5,979円 |
ゼロボードはシンプルなダーツボードの中では少し高めです。
似ているダーツボードにディークラフトのスパイダープロがあります。
スパーダープロの方が1700円安いので、とにかく安いダーツボードが欲しいなら有力候補。
ただ、静音性能、サラウンドの有無などを考慮すると、少し奮発してゼロボードを買った方が満足度は高いです。
ゼロボードの口コミ・評判
ダーツライブゼロボードの第三者の口コミと評判を集めました。
評判、口コミはかなり良いですね。
アマゾンの評価は星4.5。
ダーツハイブでは、ほとんどの人が星4〜5の高評価をつけていました。
悪い口コミはほとんどありませんでしたが、中には刺さりにくさを指摘する声もありました。
確かに、山なりに投げると弾かれやすいですが、それはダーツマシンも同じですからね。
また、ごく稀にセグメントの不良品というケースもあるようです。
不良品は、返品交換ができるので安心を。
ゼロボードをお得に買う方法
ダーツライブゼロボードは大きいので、オンラインショップで購入するのがオススメです。
ダーツ専門ショップは、ポイント還元があってお得なので、上手く活用したいところ。
有名なオンラインダーツショップの価格を調べてみました。
ゼロボードを購入するなら、ダーツハイブか、マキシムがオススメです。
ゼロボード以外に買うなら「ダーツハイブ」
ダーツハイブはポイント還元率が高く、一番安く買うことができます。
しかし、9900円以上の注文をしないと、送料が無料になりません。
ゼロボード以外に購入するものがあれば、ダーツハイブがお得です。
ダーツハイブはゼロボードのセグメントも販売しています。
ポイントをセグメントに使うと無駄がないです。
ゼロボード単品を買うなら「マキシム」
マキシムは会員登録をすれば、7000円以上の注文で送料が無料になります。
そのため、ゼロボード単体の購入でも送料が無料になるのが嬉しいです。
しかも、ポイント還元率は1%と低めですが、初回の会員登録で300ポイントもらえます。
他のお得なダーツショップと同じ値段になりますよ。
僕は今回、マキシムで購入しました。
ゼロボードで家投げを始める手順
ダーツライブゼロボードを快適に使い始めるためのスタート手順を解説します。
スタート手順は以下の3ステップです。
- 必要なアイテムの購入
- ゼロボードを設置する
- スローラインを設置する
ゼロボード設置に必要なアイテムを調達しましょう。
必要なアイテムは人によって異なりますが、迷ったら以下を準備すればOKです。
- ダーツライブゼロボード本体
- ダーツスタンド
全てダーツハイブで購入ができます。
スタンドは、ダーツライブのポールスタンドがオススメです。
特殊な工具も不要で設置が簡単ですよ。
ゼロボードを設置します。
ダーツを快適に投げるには、320cm×80cmの空間を確保がオススメです。
ダーツスタンドを組み立てて、ゼロボードを設置します。
ダーツボードから244cm位置にスローラインが分かるように印をつけます。
スローラインテープや、ダーツマットがあると便利です。
最低限で始められれば良い人は、テープを床に貼っておきましょう!
ダーツライブゼロボードのよくある質問
最後にゼロボードを買う前に疑問だったことを、Q&A形式でお答えします。
- 6000円と紹介しているメディアがあるけど、正しい価格は?
-
ゼロボードは2023年をもって、値上がりしました。
元々6600円だったのが、7700円に変更。
原材料の高騰が原因とのことです。
なよ少し高くなったけど、まだまだコスパ最強です。
- 相性の良いダーツスタンドは?
ダーツライブのポールスタンドが最も相性が良いです。
専用のネジで設置ができるので、設置がめちゃくちゃ簡単。
ただし、ゼロボードはブラケットが使えるので、幅広いスタンドにも設置できます。
- 対応ブラケットは?
ダイナスティのブラケットが対応しています。
ゼロボードの背面にはブラケット用の穴が開いているため、プラスドライバーがあれば装着できます。
ポールスタンド以外のスタンドに設置したい人は合わせて購入しておきましょう。
- 対応のダーツの重量は?
-
取扱説明書には20g以下と記載があります。
これはダーツライブホームと同様の制限です。
ただし、ゼロボードは、電子部品が使われているわけではありません。
自己責任にはなりますが、20g超えのダーツを使ってもさほど問題はないと感じています。
なよダーツライブホームは重いダーツを使うのは怖いです…。
ゼロボードは大丈夫だろう、という印象。
まとめ:音が心配な人に「ゼロボード」
今回は、静音性能ナンバーワンのソフトボード「ダーツライブゼロボード」を紹介しましたが、いかがでしたか?
集合住宅に設置できる高い静音性能と、コスパの良さが特徴のダーツボードです。
今まで家投げを諦めていた人も、もう一度考え直す価値があるボードだと感じました。
最後にダーツライブゼロボードをまとめます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ゼロボード以外に相性の良いボードは?
ゼロボードは優れたボードですが、あなたにはもっと相性の良いダーツボードがあるかもしれません。
多少音が出ても良いなら、自動で点数計算ができる電子ボードが便利です。
逆に、さらに音を抑えてダーツをしたいならハードボードもアリ。
このブログでは、家庭用ダーツボードを徹底比較した記事を用意しているので、興味があれば読んでみてください。
あなたにぴったりのダーツボードが分かる「10秒診断」も作りました!