現役ダーツプロ&元ダーツバー店員の「なよ」です。
本記事では、ダーツが刺さらない原因と解決策について解説します。
なぜかダーツが刺さらない…。
ダーツが弾かれてしまう…。
ダーツが落下して恥ずかしい…。
このような、お悩みを解決します。
実際に、ダーツを始めたばかりの初心者の方は、ダーツが上手く刺さらなくて悩んでいる人が多いです。
僕がダーツバーで働いていた時は、「ダーツが上手く刺さりません!」という相談をよく受けていました。
ダーツが弾かれて落下すると、気が散りますし、見た目もカッコ悪いですよね。
本記事では、ダーツが刺さらない原因を3つのパターンに分けて徹底解説しました。
「自分は投げ方が悪いんだ…。」と思っている人も、全く別の原因かもしれませんよ!
詳しいプロフィール
- ダーツ歴6年
- ダーツバー勤務2年
- ダーツプロライセンス所有
- ダーツライブマイスター所有
- 最高月間15万アクセスのダーツブログ「なよダーツ。」管理人
なぜダーツが刺さらない?ダーツが刺さる条件とは?
ダーツがダーツボードに着地した時の角度が悪いと、ダーツが刺さらない原因になります。
ダーツボードの「穴(ビット)」に対して、ダーツが垂直に向かう必要があるのです。
厳密には、多少の角度が付いていても、ダーツボードが拾ってくれます。
しかし、あまりにも急な角度がつくと、ダーツは刺さらずに弾かれてしまうのです。
ダーツが刺さらないのは、ダーツの角度が悪いから!
ダーツが刺さらない理由と解決策
ダーツが刺さらない原因を深掘りすると、3つに分けることができます。
- ダーツが原因
- ダーツボードが原因
- 投げ方が原因
ダーツが刺さらない人は、投げ方が悪いと考えがちですが、意外とそうでもありません。
実際に、ダーツが刺さらない人の多くは、投げ方よりも道具が原因でした。
ダーツが刺さらない時に、チェックすべきポイントを順番に解説していきますね。
ダーツが原因|セッティングが悪い
ダーツが刺さらない人の多くは、使っているダーツに原因があります。
道具を変えるだけで、全く刺さらなかった人が、ビシビシと刺さるようになったのを見てきました。
ダーツで注目するべきは、以下の4つです。
- ダーツ本体(バレル)
- チップ
- フライト
- シャフト
それぞれ詳しく解説します。
ダーツ本体(バレル)が悪い|ハウスダーツを使っている
一番多いのが、ダーツ本体(バレル)が悪いパターンです。
特に、お店に用意されている「ハウスダーツ」を使っていませんか?
ハウスダーツは、実は投げるのがすごく難しいのです。
ダーツ本体が軽いので、ちょっとした力加減で軌道が変わり安定しません。
ハウスダーツ以外でも、1000〜2000円で買える安価なマイダーツも軽量なものが多いので、要注意です。
解決策:マイダーツを使う
ハウスダーツを使っていてダーツが刺さらない人は、マイダーツを使ってみてください。
本格的なマイダーツには、タングステンという金属素材が使われており、重みがあります。
重みのおかげでスッと飛んでいき、ダーツが刺さりやすくなりますよ。
友人に借りても良いですし、ダーツバーに行けば、店員やお客さんが快く貸してくれるでしょう。
今はプロ仕様のダーツが4000円台で買うことができるので、1セット買っておいても損はありません。
チップが悪い|チップが曲がっている
ダーツが刺さらなくて悩んでいる人の1番の原因は、チップに問題があるケースが多いです。
チップとは、ダーツ先端に取り付けられた、プラスチックのパーツです。
ダーツボードに接触するパーツなので、刺さりやすさに直接的な影響があります。
まずは、チップが曲がっていないか確認してください。
また、あなたが今使っているチップの製品名もチェックです。
もしも、マイダーツに付属してしたチップや、激安チップを使っているなら要注意です。
解決策:チップの交換
チップの先端が曲がっている場合は、すぐに交換です。
常にまっすぐなチップを使いましょう。
安物のチップを使っている人は、プロ仕様の高性能チップを使うことをオススメします。
チップは消耗品ですし、小さなパーツなので、ケチってしまいがち。
しかし、最近のチップはよく研究されており、刺さりやすさは 段違いです。
高性能なチップで投げると、普通に刺さり出すかもしれません。
ちなみに、僕のオススメはコンドルチップです。
コンドルチップは、刺さりやすさだけでなく、抜きやすさにもこだわったプロ仕様のチップ。
耐久性が高く長持ちするので、コスパ抜群です。
ダーツが刺さらないお客さんにコンドルチップを使ってもらうと、解決することも多かったです。
他にも、チップのおすすめを知りたい人は、チップの解説記事もご覧ください。
フライトが悪い|フライトの形状
フライトの形状によって、ダーツの飛びは大きく変化します。
フライトとはダーツの羽の部分のことです。
特に、スリムフライトのような小さなフライトを使っている人は要注意です。
小さなフライトになるほど、ダーツの安定感は失われます。
安定感のないダーツは、ダーツボードから弾かれる原因になります。
解決策:大きなフライトを使う
ダーツの基本はスタンダード形状、または、シェイプ形状の大きなフライトです。
小さなフライトを使っている人は、初心に帰って大きめのフライトを使ってみましょう。
小さなフライトで投げたい人は、徐々にフライトを小さくするのが良いでしょう。
投げ方を調整していけば、小さなフライトでも、しっかりと刺さるようになります。
ダーツプロの多くもスタンダード形状かシェイプ形状を使っています。この2種類で十分に上手くれます。
シャフトが悪い|シャフトの長さ
シャフトの長さによっても、ダーツの飛びは大きく変化します。
シャフトとは、ダーツバレルとフライトを繋ぐパーツのことを言います。
シャフトの長さには正解がありません。
長い方が投げやすい人もいれば、短い方が投げやすい人もいます。
使っているバレルによっても相性があるので、選択が難しいパーツでもあります。
解決策:3パターンを試す
シャフトの長さは自分で見つけるしかありません。
手始めに、短め、中間、長めの3パターンのシャフトを試してみましょう。
3パターンの長さを試してみると、必ず自分が一番刺さりやすいセッティングが見えてきます。
百聞は一見にしかず。ぜひ、ご自身で試してみてくださいね。
ちなみに、シャフトを試す際は、エルシャフトがオススメです。
エルシャフトは、日本で最も有名なシャフトの一つで、業界の基準になっています。
エルシャフトの、「L190」「L260」「L330」を購入して試すと良いでしょう。
日本のショート、ミディ、ミディアムに相当します。
セッティングについて深く解説した記事もあります。
ダーツボードが原因
ダーツが刺さらない原因として、ダーツボードが悪いパターンもあります。
ダーツボードが悪いパターンには、2つの原因が考えられます。
- セグメントが劣化、古くなっている
- ダーツボードに折れたチップが刺さっている
それぞれ解説します。
セグメントが劣化、古くなっている
ダーツボードの盤面(セグメント)が、劣化している、古くなっているとダーツが弾かれやすくなります。
特に、投げ放題を実施しているゲームセンターや、ネットカフェは特に消耗が激しいです。
整備できていないダーツマシンは、全く刺さらないので、気にする必要はありません。
いつもは刺さっているのに、今日は弾かれるなぁ…。
そんな日は、ダーツボードの劣化を疑ってみてくださいね。
ダーツボードに折れたチップが刺さっている
ダーツボードに折れたチップの先端が刺さっているパターンもあります。
折れたチップが埋まっている穴にダーツが当たると弾かれてしまいます。
チップが埋まっている場合は、ペンチや専用のリムーバーという道具が必要です。
お店に言えば、チップを取り除いてくれたり、台を交換してくれるはずです。
ダーツの投げ方が原因
ダーツに問題がなく、ダーツボードにも問題がなければ、投げ方に原因があるでしょう。
悪い投げ方にも、いろいろなパターンがあります。
その中でも、ダーツが刺さらない原因は3つに分類できます。
- 投げる力が弱すぎる
- ダーツの入射角が急すぎる
- ダーツの軌道が「ぐちゃぐちゃ」
それぞれ解説します。
投げる力が弱すぎる
投げる力が弱すぎると、ダーツが刺さらずに弾かれることがあります。
特に初心者の女性は、ダーツに上手く力を乗せることができずに、フラフラとした軌道になりがちです。
また、力を抜くことを意識するあまり、ダーツが刺さらない人もいます。
解決策:ダーツに力を乗せる
ダーツスローには大きな力は必要ありませんが、全く力が必要ないわけではありません。
フラフラした軌道の場合は、少しだけ力を加えたり、ダーツに力を乗せる意識を持ちましょう。
ダーツの入射角が急すぎる
ダーツの入射角が急すぎると、ダーツボードに刺さらないことがあります。
大きく「山なり」に投げている人は入射角が急になりやすく、刺さらない原因なることも。
山なりダーツが悪いわけではありませんが、少し直線的なイメージを持つと改善されるかもしれません。
解決策:ハードダーツボードを使う
入射角の確認は、ハードダーツボードを使うとわかりやすいです。
ハードダーツボードとは、麻で出来た昔ながらのダーツボードです。
ダーツの刺さった角度がはっきりと分かる特徴があります。
入射角が心配…という人は、ハードダーツボードが投げられるお店を探して意味てください。
また、ハードダーツボードは音が静かなので、家でダーツ練習をするのにも最適です。
ダーツの軌道がぐちゃぐちゃ
ダーツの軌道があまりにも「ぐちゃぐちゃ」だと、ダーツは刺さりません。
ダーツバーで働いていた時は、ダーツがボードに対して真横に入っている人がいました。
なぜそうなるのか…?という感じですが、真横に入っては刺さるわけがないのです。
この場合は、投げ方の根本から間違っている可能性があります。
解決策:投げ方を強制する
まずは、自分のダーツフォームの動画を撮ることをオススメします。
真正面、真横、後ろと、様々な角度を撮影します。
そして、自分の投げている姿と、ダーツプロの投げ方を見比べてみましょう。
絶対に変なところがあるはずです。
真横にダーツが入っていた方は、異常な手首のスナップを使っていました。ダーツ上級者に見てもらうのも効果的ですね。
その他の原因
色々とダーツが刺さらない原因を紹介してきました。
しかし、中には全く予期しないことが原因になっていることも。
偶然というか、ダーツとは別のことが悪さをしているパターンですね。
- 体調、コンディションが悪い
- 照明、空間が苦手
- 過度に緊張している
- 筋肉痛が残っている
このような可能性もあります。
いつもは刺さっているのに、突然刺さらなくなった人は、焦る必要はありません。
ゆっくりと休んで、後日投げてみると、普通に戻っていることがよくあります。
むしろ、変にフォームをいじって、投げ方が行方不明になる方が問題です。
時には「様子を見る」という選択肢もとってくださいね。
まとめ:ダーツが刺さらない原因
以上、今回はダーツが刺さらない原因について解説しました。
ダーツを投げても、ボトボトとダーツが弾かれるのは、気分が悪いですよね。
今回の内容を一つずつ試していけば、必ずあなたのダーツは刺さるようになります。
あきらめずに挑戦してみてくださいね。
最後に今回の内容をまとめます。
- ダーツが刺さらないのは、ダーツの角度が悪いから
- 道具が悪いことが多い
- ダーツボードが整備されているか確認する
- 投げ方に問題がないかも確認する
ダーツの投げ方が心配な方は、投げ方を徹底解説した記事も用意しています。
興味があれば、こちらもご覧ください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!